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ジュエリー業のウェブマーケティングができること/できないこと

ジャパンジュエリーフェア(JJF)主催のウェブセミナー(2020年7月29日)を聴講しました。

※私なりに捉えた素人の勉強メモであり、多々まちがい等もあるものと思われます。
※○で記したのが講義メモ、→で書いたのが私の私見(あくまで個人的意見)です。

第一部 ”売る”ためのオンラインビジネス徹底解説!今こそ知りたいEコマース&SNS活用法


講師:吉田 定信 様(株式会社アーツアンドクラフツ(ブランド名「ith」))


<EC/オンラインに取り組む意義>

○リスク分散のために店舗だけに頼ると危険なのでECサイトやオンライン接客に力入れるのも大切だけど、店舗を活かす(営業活性化)として戦略を考える

→たしかに、店には行ったことはないけど、コンテンツが面白かったり、「中の人」のこだわりが見えると、「ずっとフォローしていたんですけど、近くに来る用事があったんで来てみました」という来店にもつながるかもしれませんね。

<オンライン化にあたっての指針>


○自社事業の強みと、事業の必要性を軸にオンライン化を進めていく
→オンライン化したからって、自社にないものが降ってわいてくるわけではない、というのは当たり前のことですね。
「会ったら良い接客するのに、その人柄のよさが、来店したことがある人にしか伝わっていない」

<価値・ストーリーを整理して伝える>


○自社の強みやアピールポイントを改めて整理していく。
・自社の歴史や由来、
・社長や社員のパーソナリティ
・自社の商品構成やその特徴
・得意とする仕事
・商圏、立地条件
→たしかに、お店やブランドのサイトを見に行ったとき、一応最低限のころは書いてあるんだけど、「どういう人がやっているのか」が浮かんでこない(顔が見えない)のは、うさんくさいサイトとの区別が付きにくいから積極的に「行ってみたい」とまではならないことが多いですよね。


<生身の人としての顧客像を考える>


○顕在化した顧客増(年齢、性別、嗜好性)

○潜在的な顧客増(世の中の流れやニーズ、具体的にはSDGsの動きや絆消費・意味消費)

<ヴィジュアルと言葉で、ストーリーを表現する>


○ストーリーを定義する、端的なフレーズ
例「アトリエから生まれるふたりだけの指輪」

<広告・SNS運用>


○一貫性をもったコミュニケーションが重要
派手なビジュアルで一時的にトラフィックが増えても、結局サイトにきてみたらちがったら流出してしまい意味がない。

<オンライン接客>


○ビデオ通話で打ち合わせ→試着は来店→納品

○リアルの接客になるべく近くなるように(指輪をつくる楽しみがなるべく減らないように)

○これまでは、来店中に書いてもらっていたアンケートを、来店予約段階でマイページ登録段階で答えてもらう


→その場でゼロからお話いただくより、ある程度メールで概要を教えて頂いていた方が、事前に調べておいた方が良いことなどがわかり時間の節約になりますね。

<店舗の重要性>


○決済の場ではなく、世界かんを分かち合う舞台に変化

○店舗の世界観をウェブに載せていく


第二部 SNS/WEBサイトでより読まれるためのイロハ

講師:講談社ビーシー 塩川雅人様(雑誌ベストカーWeb編集次長)

<情報発信はコツコツやるしかない>


○逆転ホームランなんてない

○狙うと燃える可能性も

○そもそもSNSは自社と個人を結ぶツールである

<まずはツイッターをやってみよう>


○手軽だから(インスタは映える写真撮るのが難しいよね)
①最終的なゴールをしっかり決める
②運営マニュアル/社内での承認体制

○「とりあえずフォロワー1万人を目指す」は間違い→中身がなくてもフォロワーは増える
→たしかに、最終的な購買、その前提としての来店やブランド認知につながらないフォロワーが増えてもあまり意味がないですよね。


<よくあるまちがい>


○新製品のプレスリリースを発信するだけ
→固い文章で、全然面白くない。
 自社の情報を能動的に知りたい消費者が多いのならばそれでいい
 トヨタや村上春樹レベルなら、単なる情報告知でもいいだろうけど・・・

○とりあえず職場の若い者にやらせる
→炎上を引き起こす危険がある
 管理職側とのコミュニケーションエラー(共感をよびファンが増えていたけど、管理職は品行方正な運用を期待していて中止になった)
→「運用ガイドライン」(SNSマニュアル)の整備

○自社のPRよりも、「共感してほしいこと」をまとめてみる。
 宝飾品のスペックだけでなく、「どのようにして作られるか」や奥の奥」が知りたい


<SNSの具体的な書き方>


○ツイッターはなるべく文字数いっぱいに書く
○読者への思いには敬語、自身への思いはため口にする(口調の硬軟をつける)

○話題になっているものに便乗する
→たしかに多部ちゃんのドラマのあと、奥さんがTASAKIのウェブサイト見に行っていたな。これに他社が便乗するってちょっと慎重にならないといけないと思いますが、中傷や比較にならないような方法でうまく便乗して、真珠業界全体で盛り上げていけるといいなと思います。

○自分の想定を常に低めに(あなたが思っている以上に他人はあなたに興味ないし知らない)
○序破急
導入→話題転換→結論

【今日の学び】

先日、インスタグラマーでもあるジュエリーデザイナーの植山さんのセミナーに参加しましたが、インスタグラムとツイッターでは戦略がだいぶちがうなあと思いました。性能や利用者層がかなり異なるので当然かとは思いますが、それぞれに合った文章や画像を工夫する必要があると思いました。

オンラインだ!デジタルだ!と「他社も皆やっているから/上司にやれといわれたから」と受動的にやっていてもあまり効果はでないと思います。

「自分たちがもともと持っている良さを、そのままデジタルで等身大に伝える」という目標を忘れなければ、実態の伴わないバズりを狙って炎上してしまう心配も減らせるかなと思いました。

SNS利用についての相談も増えていますが、誹謗中傷で悩んだ末に相談に来るご担当者が多いようです。

そうなる前に、SNSの運用ガイドライン(マニュアル)を作るところから、できれば外部の法律専門家と協同で取り組むのが良いと今日のセミナーを聞いて改めて思いました。

改めてデジタルマーケティング戦略について頭の中を整理することができました。

講師の方々、ジャパンジュエリーフェア様ありがとうございました。


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人形町のジュエリー弁護士⚖️ ジュエリーコーディネーター(JJA-JC2/GIA-AJP)💍 ウオッチコーディネーター(CWC) パールエキスパート(SA) 法律サービスの面から宝飾文化の発展に貢献する💎 https://jewelryandlaw.com
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