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Amazonの経営理念に学ぶ、学びの本質

私がよく書籍を購入しているAmazon。

納品がとにかく早く、熱が冷める前に届くのが何より嬉しいサービスです。

このようなお客様ファーストな精神は、Amazonの経営理念に基づいているそうです。

以下は、経営理念の一部を抜粋したものです。

Amazonは、地球上で最もお客様を大切にする企業、そして地球上で最高の雇用主となり、地球上で最も安全な職場を提供することを目指しています。

https://www.aboutamazon.jp/about-us

実はこの「地球上で最もお客様を大切にする」という理念の元になったエピソードがあるのを、みなさんはご存知でしょうか?



Amazonの創業者であるジェフ・ベゾス氏。

彼は幼少の頃から好奇心が旺盛で、
発明や実験を繰り返して遊んでいたそうです。

ある日、統計ごっこにハマっていた彼は、
祖母がタバコを吸っているのをみて、
『タバコひと吸いで2分の寿命が減る』と書いてあったことを思い出して、祖母に言いました。

「ねえねえおばあちゃん。
タバコひと吸いで2分寿命が縮むから、
もうおばあちゃんは9年寿命が縮んだね。」

もちろんベゾス氏に悪気はなく、
むしろ計算ができる賢さを褒めてもらえると思っていました。

しかし、祖母は驚き泣き出してしまったのです。
そして祖父からこう言われました。

「ジェフ。
賢いことよりも優しいことのほうが難しいんだ
いつかわかるよ。」

ベゾス氏はこの経験によって、
頭の良さと優しさの違いを学んだと言います。

(引用元:マンガでわかる。ジェフ・ベゾスの起業と経営)



実はジェフ・ベゾス氏のこの幼少期の経験が、Amazonを「地球上で最もお客様を大切にする」企業へと成長させたのです。

そして、私たちが学ぶべきことは、
賢いことよりも優しいことのほうが難しい
という言葉だと思います。

現代は様々な情報が出回っています。

スマホを開けばあらゆる情報にアクセスできます。

しかし、どの情報を、いつ、どこで、どのように使うかは、受け手の感性に委ねられています。

幼少期のベゾス氏のように人を傷つけてしまうというのも、決して他人事ではないのです。

つまり、
私たちがなにかを学ぶときに重視すべきなのは、
単に情報を頭に入れることではなく、
頭に入れた情報をどのように使うか

という点なのだと思います。

賢いことよりも優しいことのほうが難しい

賢さをインプット、優しさをアウトプットと捉えるとわかりやすいかもしれません。

アウトプットはその人の持つ道徳感や感性に起因するので、
基本の道徳感がしっかりしていないと、誤ったアウトプットをしてしまうということだと思います。

このように、Amazonの経営理念を紐解くと、知識は人を幸せにするため使うべきという、学びの本質を理解することができると思います。


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