見出し画像

【交換日記】手のひらに宇宙

「お前なあ、これは、ただのモノなんだぞ?わかってるか?」
これは、わたしが高校生の時、担任に心底あきれた顔で言われたセリフ。
もう20年近く前の話だ。その時わたしは、情けなくべそべそ泣いていた。

「これ」というのは、携帯電話のこと。スマホではない。パカパカだ。
なぜそうなったのかはもうさっぱり覚えていないのだが、わたしは「携帯を先生に没収される」という実に高校生らしいイベントにぶち当たった際、人目もはばからず泣いて許しを請うほどに携帯電話に、インターネットに依存していた。

20年が経って、わたしの携帯≒インターネットへの依存はもう、「普通」になった。と思う。
昔は、何か知りたいことがあった時に「ネットで検索」しただけで、なにか小ばかにしたような言われ方をしたものだし、
ブログを1日に何回も投稿したり、ネットで知り合った友達がいる、というだけで「キモイ」と言われていた。
今は誰でもSNSに画像をばんばん上げるし、ネットでの出会いなんて珍しくない。検索は、必須スキルぐらいの勢いだ。

もちろんわたしも、あの頃からずっとインターネットと一緒だ。
もう、肌のように、わたしの周りにはりついている。
わたしのようなオタク気質の人間にとっては、インターネットは生きやすくなるとてもありがたいものだけれど、最近のいろいろなトラブルをみていると、ちょっと辟易することもある。

何が書きたかったのかというと、最近ちょっとインターネットに疲れてしまったのだ。
先月あたりからにわかに巻き起こったTwitter(15年やっている)の崩壊騒動から、いろんなSNSに新しく手を出してみたりしたのだけれど、
いつもなにか手の届かないものに向かって背伸びをしているような感覚に陥るようになってしまって、これはいわゆるSNS疲れというやつなのかもしれないと思っている。

ちょっと、離れてみようかなあ。
でも、怖いなあ。インターネットがないわたし、もうわからない。

という気持ち。7月13日。

【お題】ママ友となにしゃべる?

じゃむさんからのお題!

ちょうどいいことに(?)先日、
子供の保育園時代のママさんたちが集まる会に行ったのだ。
卒園児の親のひとりが居酒屋を経営していて、久しぶりに、ということでそこに集まることになった。

けれど、わたしはその日友達とラブホのパーティルームでジャニーズを観るという大事な約束があったので、夫に子供を連れて行ってもらった。
大勢の人と話さなければいけない機会がめちゃくちゃ苦手なので、回避できたぜ…と思っていたのだが、
くそでかプロジェクターでお酒をぱかぱか飲みながらジャニーズを堪能したあと、夫に連絡すると、なんと会は盛り上がり、まだ続いていた。

こうなると顔を出さないわけにはいかないと思ってしまうのが酔っ払いである。
勢いで店に行き、駆け付け一杯でレモンサワーを飲み干した後は、
ニコニコして(たぶん)座っていた。
がんばった。
つかれた。
やっぱり苦手だ。

保育園のママ友のなかで、一緒に出掛けたことのある人がひとりだけいる。
卒園式のあとの打ち上げで、たまたま初めて話したら「実は離婚調停中なんです」と明かしてくれた、同じクラスの男の子のママさんだ。
年齢も同じで意気投合して、次の週に隣の駅の有名な神社にふたりで厄払いに行った。
それはすごく楽しかった。
子供の話ももちろんしたけれど、仕事の話や、家庭の悩みなども話した。
そのあとはあまり頻繁に連絡を取っているわけではないけど、家も近いし、何かあったら頼れるかもな、と思えるくらいにはなった。

「ママ友」って難しい関係だ。
普通の友達にはなかなかなれない。なぜなら、子供の関係性が絡んでくるから。
前述のママ友も、親しくなれたのは卒園した後だったからかもしれないなと思う。

大勢の会でうまく立ち回れるようになりたいな…

おしまい。

遅れてごーめんね!!!!(ふたたび)










この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?