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醸し出すもの

ホンブダイゴです。

長野の南、いわゆる南信州というところで飲食店の店長をしています。
市内の駅近くにあるお酒を提供する飲み屋さんでして、たくさんの方がいらっしゃいます。そんなお店の出来事を書いていきます。

回るお店。
接客や所作に関わるスタッフが醸し出す雰囲気はお店の空気と言って良いものです。
スムーズに流れるようにすべての作業が進んでいく。
たまには流れが悪くなることもあるかもしれませんが、そこは店舗責任者である店長が流れを上手く作って行くものです。というのは理想の形。

なかなか流れるようにお店を運営するのは大変なことです。
基準高く店舗運営したくともスタッフたちがなかなか動いてくれない。
結局目を光らせて、できていないことを指摘しガミガミと叱ってしまう。
そんな流れになっていたらちょっと一呼吸。

叱られて、嫌味を言われてスッキリと仕事をデキる人はなかなかいません。
そういう雰囲気はスタッフを通じてお客様にも伝わるものです。

「叱る。相手のことを思って。」となるのなら失敗を予め回避できるようにきちんと期待を伝えたほうが生産的です。

偉大な料理人や先人たちの知恵は膨大なデータとなっていますが、それをどう使うようにするのかレクチャーできるのはその店の責任者である店長です。
締め付けるだけの人を慕ってくれる人はいません。上司部下の関係がなくなれば何もなくなります。

良い雰囲気で店が回るのならそんなに良いことはないのです。
来店される方もお客様ですが、働いているスタッフも内なるお客様なのです。

店構え、しつらえ、メニュー、全て大事な要素ですが、スタッフときちんとした関係を構築していい雰囲気を醸し出す店にしましょう。

醸し出す空気は店の大事なスパイスです。

自戒を込めて。


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