自分をリセットするために寝るということ
ども。翔です。
うつの時は、何も考えないで済むように(あと休息できるように)とにかく寝なさいとか。
風水では、運気を転換するために3日間寝て見なさいとか。
「寝る」ことが何かを切り替えるための手段として語られることがある。
俺も切り替えるための睡眠に効果を感じている人のひとりだ。
今日は俺たちが気持ちを切り替える手段として、睡眠を取り入れられるようになった経緯とか効果なんかを話していければと思う。
「とりあえず寝る!」ことの効果
今俺たちは、いろんな理由で昼寝を取り入れている。
疲れた
誰かと過剰にブレンド化している
憂鬱な気分から抜け出すのが難しい
軽躁状態っぽくなって収拾がつかない
などなど。
日によって15から30分くらいのタイマーをかけ、半ば強制的に身体を横たえること数分。
夢を見るほど眠ることも、変性意識的な状態でふわふわしていることもある。
タイマーが鳴り、目が覚める。
世界がまるで違って見える。
はやっていたはずの気持ちは落ち着いて、憂鬱なパーツは奥へ引っ込むことができ、落ち着いて1日の残りを過ごせる人が主導権を握り直せる。
「とりあえず寝る!」には、確かに効果があるみたいだ。
寝られるようになるまでの道のり
昼寝は悪いこと?
そうは言っても、俺たちは最初から「とりあえず寝る!」が実行できていたわけじゃない。
最初の頃は、そもそも「寝る」という選択肢を実行するまでに長い葛藤があった。
完璧主義の「監理者」にはある固定された考えがあって。
睡眠は夜とるもので、昼寝をするのは体力がないことの、弱々しいことの証なんじゃないかって。
俺たちには過去のいろんな経験から「弱いのは悪いこと」「大人かくあるべし」みたいな思い込みがあってなかなか外せない。
そして「かくあるべし」の中に「昼寝をする」は入っていなかった。
まる1日きっちり活動して、夜にしっかり眠る。それまでは活動時間。(で、あるべきだ)
そんなふうに考えていた。
疲労を過小評価するクセ
あとは、自分の体の感覚が薄かったのもあった。
自分が「疲れた」とか「つらい」「痛い」って感じても、見ず知らずの概念的な他人と比べちゃって、大したことないと思いこもうとしていたっていうか。
「でも、世界には俺より大変な人いっぱいいるし」
「こんなことで疲れてたら生きていけねえよ」
みたいな。実際あのままのやり方じゃ生きていけなかったと思う。
この奇妙で、でも聖人君子めいて見える考え方を変えることも、堂々と昼寝できるようになるまでには必要だった。
能率が下がることを認める
何度か疲労に負けて昼寝をするうちに、思い切って「寝る!」を選択すると(というか、引きずられるように眠ると)、ポジティブな効果があることが体感的に理解できるようになっていった。
頭はすっきりするし、寝る前に散らかっていた思考はすっきり棚に収まって整理されている。
なんなら散らばった気持ちまで落ち着いている。
作業の進行も明らかに早い。
だから「監理者」はだんだんと昼寝の効果を認めるようになっていった。
確かに「ちゃんと」できる大人は昼寝しないかもしれない。
俺たちは「ちゃんと」した人になりたい。ならなきゃいけない。
でも確かに、「ちゃんと」にこだわってずるずる起きているよりは、思い切って昼寝した方が能率は上がる。
つまり、効率がいい。
って言う感じで。
「ちゃんとしなきゃ」みたいな思い込みはパーツたちほぼ全員に根付いているので、この「能率が上がるから、昼寝は必要かも」という理解は、パーツごとにいろんな形で理解されていった。
例えば、俺はTRPG(CoC)になぞらえると理解しやすくて、「疲労時はすべての技能の-30%のデバフがかかる」って捉えてる。
-30%ってかなりでかいから、15分~30分寝るだけでそのデバフが取れるなら、寝た方がトクだよねって。
「○○しなきゃ」っていう思いこみが弱まると、比較的すんなり昼寝して、気持ちを切り替えることを実行できるようになった。
時々忘れることはあるけれど
そんなこんなで、だんだん昼寝を実行できるようになってきた俺たち。
今でも時々、あまりにも疲れすぎてる時には忘れちゃって、無理矢理夜まで起きていようとしちゃうこともある。
新しいことを覚えるのに時間がかかるから。
それでも「あっ、そうだ寝れば良いんじゃん」って思い出すまでにかかる時間は少しずつ縮まってて、だいぶ身についてきたかも。
「とにかく休みなさい」とか「寝なさい」って言われてるけど、心の中の「何か」が邪魔してなかなか眠れない人。
この話がちょっとでもあなたの気持ちを軽くして、5分でも10分でも眠れるようになれたらうれしいな。
あと「休む」って必ずしも寝ることを意味するわけではなくて、登山家の人とかは「体を横たえておく」ことを大事にしてたりするらしいよ。
「寝なきゃ」って思うほど寝れなくなることがあるけど、「横になっておくだけでもいいんだ」って気づけたことは、俺たちにとって良かった発見。
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