しおりで楽しむ読書時間
こんにちは。Jessie -ジェシー- です。
本そのものを楽しむのが読書ですが、本の周辺アイテムにこだわるのも、また読書の楽しみではないでしょうか。
私の場合それは、しおりです。
しおりの思い出
私が最初にしおりにこだわることを覚えたのは、小学校2年生の時。
7歳で転校(帰国)してきた日本の小学校では、月に1度、図書館司書の先生が「おはなし会」を開催していました。
業間休みに音楽室が解放され、そこに司書の先生と、自主的な子どもたちが集まり、先生の読み聞かせを聞くのです。
読み聞かせが終わると、しおりをもらって帰ることができました。
このしおりがまた可愛くて、確か先生の手作りだったはず。
カラフルな厚紙に、紙製の季節のアイテムが書かれているやつ。
夏ならスイカにうちわ、冬なら雪だるまやクリスマスツリー。
行くたびに違うしおりがもらえるという特典につられて、収集癖のある私は出来る限り「おはなし会」に参加していたのでした。
厚紙で作られたしおりは私が数々の本にはさんでいるうちに柔らかくなり、今はひとつも手元に残っていませんが、「かわいかった」「楽しかった」という思い出と一緒に、記憶の中にしまわれています。
「しおり」へのこだわり
雑貨も置くようなおしゃれな本屋さんが周りに増えてくると、様々なしおりが市販されていることに気づきました。
しおりは「おはなし会」でもらったり、旅先で買ったりするだけのものではなかったのです。
しかし私は、自分でそれらのしおりを買ったことがありません。
旅先で・人からもらって、いろいろなしおりを使ううちに、私の中に「私のしおり観」とでも呼ぶべきこだわりができてきたのです。その価値観に合うしおりが、お店ではなかなか見つからないのでした。
私が大切にしている価値観は大きく2つ。「厚さ」と「手触り」です。
しおりの厚さについて
旅先で買ってきたお気に入りのしおりがありました。
デザインはすごく気に入っていたためにヘビーユーズしていましたが、問題点がひとつ。
しおりそれ自体がすごく分厚い。
どこまで読んだかは一目瞭然ですが、本にクセがついてしまうのです。
私は、本を綺麗に、できるだけ書き込み、折れ、クセをつけずに読みたいタイプ。だから自分が使っているしおりのせいでどこかのページが開きやすくなってしまうことに、申し訳なさを感じていました。
厚すぎると本に跡がつくし、薄すぎるとどこまで読んだか見つけづらい。
ちょうどいいしおりがどこかにないものでしょうか。
しおりの手触りについて
しおりに限らず、私たちは手触りを大切に考えています。
その素材「っぽい」手触りがすることが大事です。
たとえば金属製のしおりなら、金属「っぽく」光沢があり、つるつるしていてほしい。
木製のしおりなら、木目が美しくあってほしい。
布製のしおりなら、布っぽい独特のざらざら感があってほしい……。
ただし、金属・木製・布製のしおりは、厚さの面で私には不本意に感じられました。
ちょうどいいしおりがどこかにないものでしょうか。
私のお気に入りの「しおり」
試行錯誤しているうちに見つけたもの。意外なところにありました。
それは、百均の柄モノ折り紙!
最近の百均て、かわいい折り紙の宝箱ですよね。
よくラインナップが変わるので、「これは!」と思うものがあったらできる限り手にするようにしています。あとから悔やみたくありませんもの。
折り紙をしおりとして使う方法は簡単です。半分に折るだけ。
A5サイズの単行本にちょうど良く、文庫からはほんの少し頭がはみ出るサイズになります。
厚さ、紙らしい手触りともにちょうど良く、本を開くたびに柄もかわいい。
私にとっては最高のしおりです。
複数の本をとっかえひっかえしながら同時進行で読み進めていったりするので、「しおりが足りない」と思った時にも簡単に増やせます。
ストックの中から好きな柄を選んで、半分に折ればいいのです。
そもそも私が柄モノ折り紙をしおりとして使うようになったのは、「このかわいい柄をもっと活かしたい!」と熱烈に思ったからでした。
せっかくかわいい柄に惹かれて買ったのに、それまで出番を作ってあげられずにいたのです。
購入し、家に持ち帰り、満足して引き出しにしまう。終わり。
私は折り紙が苦手だし、かわいい柄に折り目をたくさんつけるのもなんだか気が引ける……。
でも、せっかく柄に惹かれて買ったんだから、引き出しにしまいこむのはもったいない。
そんな時に、ただ半分に折るだけの、シンプルなしおりにすることを思いついたのでした。
本はよく読むし、しおりはいつも足りません。
柄がいろいろあれば、その時の気分によって使うしおりを選べるし、読書のたびにお気に入りの柄が目に入るのもうれしい。最高!
かくして私のしおりコレクションには、どんどん二つ折りの折り紙が増えていくのでした。
折り紙をしおりにするときの注意点
最後にひとつだけ、マイルールとして気を付けていることを書いておきますね。
それは色の濃い折り紙はしおりとして使わないということです。
和柄の折り紙を買ったりすると、留袖のような、黒字にお花が描かれたあでやかな一枚が入っていたりします。
折り紙のデザイン自体は大好きで、むしろお気に入りだったりするのですが、私はこういう色のものはしおりとしては使いません。
ページに黒色が移ったら困るからです。
しおりに使うものは色・キラキラが移りそうなものは避けて、他の柄の中から気に入ったものを選ぶようにしています。
本と自分、双方にとってうれしい方が、きっとハッピーだと思ったからです。
かわいいしおりを手軽に手に入れたい!と思っている方。
百均の折り紙売り場に繰り出してみませんか?(*´▽`*)
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