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【創作する人のためのライフハック】私の創作スイッチ

こんにちは。Jessie -ジェシー- です。

何かを書く、作ることから一度遠ざかると、元の場所まで戻ってくるのに時間がかかることがあります。

前回、途中まで書いた文章の続きに何を書こうか思い出せなかったり。

できれば毎日コツコツ書くのが望ましいんだろうけど、仕事・体調・テンションetc…いろんな事情で理想通りにいかないこともあるものです。

そんな時に私の気分を上げ、一気に創作意欲を高めて「前にいた場所」を思い出させてくれるものを、私は「創作スイッチ」と呼んでいます。

創作スイッチは作品ごとに違う

創作スイッチがあれば、ある程度期間が空いてしまってから創作に戻っても、以前のテンションを簡単に思い出すことができます。

スイッチについてひとつポイントとなるのは、取り組んでいる作品によってスイッチとなるものが違うこと。

ある小説を書いている時、私にとっての創作スイッチはでした。
心の中で、小説のテーマソングのように位置付けており、その曲を聞けば作品のトーンや結末、どう描いていきたいかを思い出すことができたのです。

またある時は、他の小説を読むことが創作スイッチになりました。
自分とは違う書き方、見せ方、知識量に触れて圧倒され、「すごい!私もこんな作品が書きたい!」と触発されることがエネルギーになります。

noteにアップしている長編小説『蜃気楼的世界観』を執筆している時は、心のテーマソングとともに画像もイメージの助けになりました。

https://note.com/noel_story/m/m923737718452

一貫した世界観のイメージを持ち続けるためにネットでイメージ画像を集め、それを手掛かりにして描写を考えたり、設定を膨らませたりしていたのです。めちゃくちゃ助かりました。

今は別の作品を執筆していますが、今はまた曲がスイッチの働きをしています。いまだかつてないほどに。

都合で2週間ほどはなかなか創作時間が取れなかったのですが、特定の曲を3周くらいしたら、もうその作品の中に入りこめていました。軸として圧倒的に強いです。

毎回創作スイッチを探しておく

創作スイッチはありとあらゆる場面で役に立つので、作品ごとにスイッチを見つけておくと役に立つと思います。

例えば前述の通り、なかなか時間が取れず、久しぶりに原稿の前に座った時に。
リリースされた曲は変わることがありません。
仮にあなたが2週間の空白を抱えていたとしても。
変わらない「曲」というスイッチが、空白を埋めて前回までの創作やテンションを思い出させてくれるでしょう。

例えば世界観が膨らまなくなって、刺激になるイメージを、当初のアイデアから離れすぎず発想したい時に。
「書く」だけが創作ではないと感じています。
世界観を「考える」ことも、どういう作品を作りたいか「構想する」ことも。
創作という言葉が含む作業内容は無限です。
思いつこうと思えば、地に足着いたものから突飛なアイデアまで出てくるから。
創作スイッチとなる何かを軸にして、作りたいものの世界観に沿ったアイデアだけを掴み取ることができます。
創作スイッチが、プロットの根源みたいな役割を果たしてくれるわけです。

例えば創作のやる気が湧かなくなって、でも「何か作りたい」という気持ちだけはある時に。
本も、曲も、画像(あるいは写真)も、他の誰かの創作物。
他者の作り出した芸術品から心揺さぶられるほどの大きな感動を得ることが、停滞気味のこちら側までを触発してくれることがあります。
創作スイッチに触れるからといって、必ず「創作を進めなきゃ」と気負わずに。
イヤホンを耳につけて、曲の中で折り重なる音のひとつひとつを拾うように聞いてみる。作った人のセンスや曲の作りに感動してみる。
世界観に没入できるような本を開いて、しばらくそこに滞在してみる。
「どうしてそんなこと思いつくんだろう!」
「どうやったらここまで深く描ききれるんだろう!」
読み終えた時に思わず虚空を見上げて呆然としてしまう瞬間が、一転して創作のエンジンをつけてくれることもあります。

エンジンがかかったらペンを執ろう!

エンジンて、発火して動き出しますよね。

心揺さぶられることを「感動」と言いますが、この「感情」が「動」いた時に摩擦が起きて、創作に対するエンジンがかかるんじゃないかなぁと感じる時があるんです。

だから心動かされるものを見つけて没入していると、ふっとこちらの心にまで火がついてくる。
居ても立っても居られないくらい大きくなることもある。

それがきっと創り時。

紙とペンを用意して、あるいはスマホのメモ機能を開いて、浮かんできた手がかりを、名フレーズを、消えないうちに書き留めましょう。

アイデアが机に座っている時にやってくるとは限りませんから。


燃え上がった創作への情熱を方向づけ、軸となり、完成までを一貫して支えてくれる「創作スイッチ」。

あなたも見つけてみてはいかがでしょうか。


画像はPixabayからお借りしています。

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