台湾在住ライターのまおまおさんは〇〇〇が強い!【インタビュー】
「台湾について詳しく書けるライターさんはいないだろうか?」
「台湾に住みながら働くって、どんな感じなんだろう?」
そのような疑問をお持ちの方に向けて、僕も所属しているオンラインコミュニティ「ライター組合」のまおまおさんにインタビューさせていただきました!
台湾在住ライターまおまおさん、基本情報
・ライターネーム:猫猫(まおまお)
・プロフィール(Twitterより)
語学オタクな編集・校正・ライター・オンライン秘書|ドイツに住むはずが台湾(桃園)在住11年目|かわいい2ニャンとの生活|秋は愛するシャインマスカットのために一時帰国|実家はイチゴ農家|台湾猫カフェ情報気まぐれ更新中|ライ組1期 秘書部1期
・ブログ「Life in Taoyuan:台湾・桃園生活情報ブログ」
・note
・インスタグラム
日本語教師からライター・校正・秘書へ
ーまおまおさんはもともと、日本語教師として台湾に赴任されたのですか?
そうなんです。2011年に台湾の日本語学校で働き始めました。台湾の学生さんは、私のことを「先生、先生」ってすごく慕ってくれて。
そのことはとても嬉しかったのですが、拘束時間が長かったり、夜型の生活にならざるを得なかったりしたので、「職を変えよう」と決心したんです。
ーご自身がより、働きやすい働き方を探したんですね。
それで2015年10月から、クラウドソーシングでお仕事を探すようになって。とにかく最初は数をこなそうと思い、500字くらいの短めのライティング案件をしていました。他にも通販サイトの商品登録のような、ライティング以外のお仕事もしていましたよ。
もともとインドア派の性格だったので、在宅での仕事も特に辛いということはなかったですね。
ー最近ではライティング以外にも挑戦されています。
そうですね。2020年1月から、やはりクラウドソーシングで見つけた、校正のお仕事を始めました。
主な内容は、①見出しを修正する、②より読みやすい文章にする、③誤字脱字チェックです。
私は日本語教師をしていたころから、文のねじれ(※)や誤字脱字が気になる方だったので、校正に挑戦してみました。
表記のルールに沿った日本語表現を心がけるようにしているので、『記者ハンドブック』を何度も何度も読み返しています。
生涯で一番再読した本は、もしかしたら『記者ハンドブック』かもしれません。
ーわずか一年で、そんなに読み返したんですね!
さらに2020年11月からは、お仕事の幅を広げるためにオンライン秘書も始めました。
現在は某ディレクターさんとライターさん、お二人の秘書をしています。自分自身のライター経験を活かせるのがとても良いと感じていますね。
ーお仕事をする上で、海外在住であることのデメリットはありますか?
デメリットとしては日本にいる人に直接お会いしたり、現場を直接取材できなかったりすることが挙げられます。当たり前といえば当たり前なのですが……。
ライターとして「決めつけで書かない」
ーまおまおさんはスキルアップために、普段どんなことをされていますか?
基本的には、一つでも多くの案件をこなすことですね。
それ以外ですと、本を読むことでしょうか。夜だと疲れているので、朝起きたらすぐに読書するようにしています。最近読んで特に参考になったのは、松尾茂起さんの『沈黙のWebライティング』です。
ー本は紙派ですか?それとも電子書籍派ですか?
今はほとんど電子書籍で読んでいます。台湾ではあまり、ライティングに関する日本語の本がないので、電子書籍の方が読みたい本を買いやすいからです。それに、かさばらないですしね。
ー読書以外には、どのようなことをされていますか?
有料講座を受講していますね。例えば沖ケイタさんたちが講師をされている、「Writing Hacks(ライティングハックス)」です。それまでは独学だったんですけど、この講座で見出しの書き方などを体系的に学んだんですよ。
あとは株式会社YOSCA(ヨスカ)さんが開講されている、「あなたのライターキャリア講座」も受講しました。
最近はオンラインの講座が増えてきているので、とても助かります。
ーたしかに、海外にいながらでも受講できて便利ですね!次に、お仕事をされる上でまおまおさんが気をつけていることを教えてください。
一番気をつけているのは、「決めつけで書かない」ことです。
例えば、「近年交通事故が増えています」や「A型の女性はマメです」のようなことを、無根拠に書かないように気をつけています。
ー主張を裏付けるデータを必ず持ってくるんですね。
そうです。例えば「テレワークに移行する企業が増えています」と主張したいとします。
その場合はテレワークに関するアンケート調査などを探して、「テレワークが増えたと回答した方は○%」とか、実際に増加していることを裏付けるデータを持ってくるようにしているんですよ。
またその時、数字の近くに出典を示すようにしています。
というのも私が校正をしていて、出典を探すのに時間が取られるケースが意外と多くて…。なので自分が書く時には、この点を意識しているというわけです。
ー校正のお仕事がライティングに活きた好例ですね!
あとは、言わずもがなですが誤字脱字や、文のねじれにも気をつけていますね。
ーまおまおさんは写真撮影もされていますが、何か気をつけている点はありますか?
保険のためにたくさん撮っておくようにしていますね。ケース・バイ・ケースですが一つのお店につき、「少なくとも30枚、多いと50枚くらい」は撮影しています。
台湾在住ということで、以前に写真だけのお仕事をいただいたことがあったんです。その時は最終的に3枚くらいしか使われない予定だったんですけど、実際には100枚近く撮ってました笑。
それなりの金額をいただいてましたし、写真のプロではないですが、少しでもいいものを撮ろうと考えたからです。
思い出は「台湾とハチミツ」
ー今までで、一番印象的なお仕事はなんですか?
日本にあるハチミツ会社さんの会報誌に寄稿させていただいたことです。
台湾におけるハチミツの使われ方について書いたのですが、現地に住んでいるからこそ知れるハチミツを使った商品やハチミツを扱うお店を紹介しました。
私が10年間台湾で過ごしてきたことが活かせたように感じたので、とても印象に残っています。
ーその時はライティングだけだったんでしょうか?
それだけじゃなくて、写真も私の方で用意したんですよ。ハチミツを使ったドリンクや化粧品等の商品の写真とか。
ハチミツを使った豆花(トウファ)というスイーツを自宅で作り、写真に撮ったりしました。
納期まで一週間しかなかったんですけど、取材させていただく予定のお店がちょうど改装中だったりして(汗)。急遽、別のお店を探したことも、色々な意味で良い思い出です笑。
台湾在住ライターとして挑戦したいこと
ー今後はどういったことに、挑戦していきたいですか?
そうですね。方向性としては、お仕事の分野を広げるよりも、今あるお仕事をバランスよくこなしていきたいと思っています。
ライターに限ると、挑戦したいことは2つあります。
まず猫カフェの記事を、たくさん書きたいですね。
私は名前(まおまお:猫猫)の通り猫が大好きなんですけど、日本と台湾の猫カフェって、「基本料金制」か「飲食料金だけ」みたいに色々な点が違ってて面白いですよ。
さらに台湾には保護猫カフェというのがあって、気に入った猫を自宅にお迎えできるカフェまであるんです!
ーそんな猫カフェがあるんですね!もしよかったら、台湾のオススメの猫カフェを教えてくださいm(_ _)m
台北にある「極簡」が、なんと言っても一押しです!
台湾の猫カフェの元祖ともいわれているお店で、ネコの数が多く、清潔感もあり、飲食メニューも一通り揃っています。なので初めての方でも、入りやすいですよ!
話を戻しますが、ライターとしてインタビュー記事にも挑戦していきたいですね。中国語で店主さんに取材させていただいて、お店に込める想いを詳しく聞いてみたいです。
とはいえ現状ではなかなかお店に足を運べないので、しばらくは台湾生活に関するブログ記事を増やしていこうと思います。
ーまおまおさんはnoteで、「ブログ管理者のプロフィールを見るのが好き」と書かれていたり、猫猫年表のような詳しいご自身の年表を書いていらっしゃいます。きっと人の生き方に、強い興味をお持ちなんですね!最後に、読者の方へ一言お願いします。
お仕事は、責任を持ってがんばります!
ーありがとうございました!
台湾在住、猫好きでマルチな才能を持つまおまおさん
今回の記事では、台湾在住ライターのまおまおさんのインタビューをさせていただきました。
ライティングから校正、オンライン秘書までをこなし、「決めつけで書かないこと」をモットーにされているまおまおさん。
10年以上に及ぶ台湾での生活経験を活かして発信される、猫カフェやスイーツなどの魅力的な情報にこれからも目が離せません!
まおまおさんをさらに詳しく知りたい方は、ぜひTwitterやブログもチェックしてみてください!!
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人に言われたことを真に受けやすい、何でも馬鹿真面目に考えてしまう、そんなボクのように不器用な人でも楽しく生きられるような情報を発信していきます。まだnoteでアウトプットを始めたばかりですが、がんばります!サポート、よろしくお願いします(^o^)