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41歳独身女・今より自分が楽しい場を求めて【4】

ついに申し出てしまった。
退職します、って。


【3.を書いてから1か月弱でギブアップ】

つまりは、【3】を書いた時点で既に結構追い詰められてはいた。
季節は4月。会社では、期初の目標設定が行われたり、各事業部の方針発表などが行われる。正直、毎年「期初の目標設定」の時期は憂鬱だ。優秀とはいえない私にとって憂鬱なだけかと思っていたが、どんなにシゴデキな人でもやっぱり憂鬱らしいと知ったのは、結構最近のことだ。
今から半年間のことを話すのに、きっとその終わりまで自分が持たないだろうと思ったままシレっとこの場を乗り切り、よきタイミングで退職を伝えるというのが難しかった。やったほうがいいと思うことはあるにはあるけれど、私がやりたいとは少しも思っていないのだ。

【今の仕事に関心がなくなったみたいだ】

去年までは、いや昨季(23年10月)まではまだ、私としてはこれはやるべきだよなあと感じる業務の何かがあったような気がする。「この事業部に対しては●●や■■という業務をしておいたほうがいいだろうな」と思っていたし、それをやるのは私なわけで、「しゃーないやるか(めんどうだけど)」というくらいの何かは、たぶんあった。と、思う。
どういうことだ今シーズンは。もう、誰かやってくれという気持ちしか起きない。やったほうがいいことは考えられるけど、自分としてはどうでもいい。これはもう私にとっては致命的だ。

【興味がないことを仕事だからと割り切るのが苦手】

私は、ものごとに対する興味の有無で100倍くらいアウトプットが違う。多かれ少なかれ誰でもそういうところはあると思うけれども、わたしの場合は「興味ない」となったことの「できなさ」がすごい。成果物のクオリティが低いというレベルではなかった。最近はそもそも着手がとんでもなく遅くなり、この仕事消えないかなーとしか思えなくなっていた。自分でいうのもなんだが、比較的色々なことに興味を持てる体質なので「やらない」となってしまうほどに興味がなくなるものごとはとても少ない。
だが現在、仕事の大半がそうなってしまった。もうこんなの、給料泥棒である。私はそんな自分を自分で許容できない。

【上司に報告】

本当は今季の業務について話し合うはずだった時間を、退職希望の相談にさせてもらってしまった。
上司は転職で当社に来た人なので、人生の目的に合わせて働く場を変えたりそもそも働かなかったりを選ぶことに慣れている(ご自身、無職だったこともあるとのこと)。そして今の仕事も、本来的には一番やりたかったことではないが自分なりに咀嚼して、今の仕事でできることをやっているようだった。素直に、カッコいいと思った。私はたまたま入れた技術部門からの異動をうまいことできて今の仕事をしているが、人生に対して考えたりということはなかった。食っていくために自分にできることが何かないか、を考えただけに過ぎない。そこに人生の選択が無かったかといえば「ないとまではいえない」くらいのものではあるものの、上司のそれは「母親をするために」という自分の人生に必要なものを検討したうえで捨てるものを決め、いま手にしているものを頑張る、というものである。もうなんか、レベルが違う。
そんな感じの上司だから「そりゃ残っててほしいとは思うけど、そのようにあなたが決めたんなら頑張ってとなるし、なんなら私が誘われてる小さい会社の仕事紹介しようか?社長ちょっとスパルタだけど・・・」と、自分としては割と想定外の方向の話になった。

退職を報告した日、スーパーに行くと、普段ほぼ見かけない「うなぎのおすし」が売られていた。ウナギは縁起物だと思って調べたら「縁」とか「人生を切り開く」といった縁起物だった。買った。あまり何も考えずにレジにゆき、お会計をしたらお釣りが7,770円だった。これは運命だ、きっとこちらの方向で正解に違いない、と感じた。

【これから】

直上の上司以外とのお話 (多分機会が設けられるはず)と、引っ越し。

【始めたこと】

ジャーナリングを始めた。ジャーナリングとは別の目的で、毎日ツバメノートに書き物をしていたが、それとは別に大きいサイズのクロッキーブックでジャーナリングを始めた。クロッキーブックはたまたま、昔買って使っていなかったものがあったから使い始めたけど、これ高い。。次からはもっと安いノートにする。

【今回のおわりに】

今日は風が強くて、壁に貼っているいろんな紙がペラペラめくれてくる。風が心地よい。

今、人生でいちばんと言っていいくらい疲れている。
自分で自分の運命を決めるのは実に10年ぶり2度目くらいであるが、1回目は転職なしで社内の異動だったのでこんなに疲れなかった。疲れながら、どうやって稼ごうかを考えつつあるけれど、思ったより自己アピールと英語が書けるまま維持できていたので少しだけホッとしていつつ、何ができるかを前向きに考えること自体は結構楽しいと感じる。

最近気温が高くなってきたのでお風呂はシャワーで済ませることがほとんどなのだが、今日は久しぶりにゆっくり湯舟に浸かろう。


Akko

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