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哲学の坂道

竹田城に行きました。戦国時代に領内の監視のために建てられた城です。城主は平常時は根小屋と呼ばれる山の麓の屋敷に住んで、非常時に籠城や監視所として利用したようです。
現在では雲海やSNSに上げるフォト・スポットして有名です。

役立たずだからこそ生き残った。今では多数の観光客が立ち寄り、写真がSNSにアップされています。荘子か列子にこんな寓話がありました。

若者が古老に質問をした。
「森の中にある大樹はなぜ切り倒されなかったのですか?」
「あれは役立たずで、使い道が無い。だからこそ、切り倒されずにずに大きく育ったのだ。」と老爺は若者に教えた。

役立たずだからこそ、生き延びる事ができた。踏み付けられながら、観光客を集めて、大切に保存されている。現在の竹田城は思索を深めながら、歩くには良いところでした。
駅から徒歩で約80分の道はそれなりに踏みごたえのある道でした。その道を「哲学の坂道」と命名することを提案したいと思います。
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