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原点回帰へ

大学院の入試(ドイツ文学専攻)を受けることにしました。

トビタテ留学JAPANの出発期限が2022年3月に延期され、それまでの期間何をするか模索した。

現在が2020年の8月だから、あと1年半くらいある。
大学4年生である自分は、もうこれ以上単位を取る必要がない。
そのため、その留学まで休学をしてアルバイトをするという選択肢もあった。

ただ、この状況をゼミの先生に相談したところ、

「1年半休学してやりたいことをするのはいい。
しかし履歴書上は約2年の留年になる」

という趣旨のメールをもらった。
そして、先生からの提案は

「大学院の試験を受けたらどうか。
そうすれば一番吸収できる歳で、学べることはもっと増える。」

というアドバイスを受けた。

そのちょっと前にも、トークンハウスのトビタテ10期でカンボジアに行った先輩からも院進学を選択肢として勧められていた。

確かに、学部生として休学をして起業とか長期インターンをする選択肢もあった。
ただ、それらをするため、価値のある休学になるかは正直微妙だった。
というのも、このコロナ禍では世の中の流れが一気に変わり、長期インターンができるかすらわからなかったからだ。
そしていくら価値のあることをしていたとしても、留年には変わりないということがどこか引っかかっていた。

それなら、両親にお願いをして、奨学金ももらい、アルバイトをするという前提のもと大学院へ進学を目指す方が自分にとって一番価値があるのではないかと考えた。

じゃあ一体何を研究するのか。
原点回帰とタイトルにもつけた理由がここにはある。

思い返せば、高校入学の時から大学ではドイツ語を学びたいという理由から、ドイツに関する学部しか受験しか考えなかった。
そして結果的に入学したのが今の大学であった。

ただ、大学に入るともっと世界が広がり、大学1年生の春休みに行ったCBBのスタツアで東南アジアに魅了され学生時代をほぼ全てカンボジアに費やしたと言っても過言ではない。
それもあり、トビタテの留学先もカンボジアとなった。

もっとカンボジアや途上国、ASEANについて勉強したい、研究したいと思っても、専門知識がないため、大学院の進学はハードルが高いのが現実。
そんな中ゼミの先生から


「ドイツとカンボジアを関連づければいいのでは」

とアドバイスをもらった。

4年間やってきたドイツ語の勉強、ドイツに知識を無駄にする必要はない、そう言われた自分は、ドイツ文学専攻の進学を目指すことにした。
そして、去年の今頃フランクフルトでインターンをして、自分の語学力の欠如と、さらなるモチベーションを高めてくれたのはドイツであった。

この意味で、原点回帰ということになる。
じゃあ一体何をテーマにするか。

先生からは、ドイツの途上国支援や、教育系を勧められた。
ただ、自分は将来、支援を職にするつもりはなく、もっと興味の引かれるテーマはないかと考えた。

すると、一つだけ浮かんだ。

ライン川である。
幼少期をデュッセルドルフで過ごした自分は、ライン川をよく目にしながら育った。

そしてカンボジアにも大きな川が流れている。
そう、メコン川だ。

この国際河川がもたらす交通と物流の様子と、それが与える国民の生活文化の変化を研究することにした。

これをもとに、研究計画書を書いた。
3週間しか時間がなかったが、一応自分で満足のいく計画書はできた。


あとは、試験。

試験は9月の第1週目。
8月に院進学を決め、勉強している自分は正直合格の可能性は低い。

ただ、自分を信じてチャレンジしてみる。
いい結果が報告できるように挑戦あるのみ。

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