わたし、じつは関西で働かせてもろてます🐙
マネーフォワード関西開発拠点でデザインマネージャーをしているジーラムこと村治です。
ここ数年はオンラインでのコミュニケーションが広がって、場所に関わらずいろんな方とつながることができました。一方、自分があまり地方色を出していないのか、オンラインイベントやTwitterなどで関西に住んでいることを話すとビックリされます。
私、関西に住んでます。
楽しいですよ〜関西。暮らしやすいし。
オフラインでの活動や催しも増える昨今、地方での暮らしはどうなのか?何がどこまでいけるのか?知ってほしいな、と思いました。完全主観でゆるりと書いてみますので、ぜひゆるりとご覧くださいませ😆
なぜ大阪へ?
大阪には今から10年ほど前、結婚と転職を機に引っ越してきました。それまでは名古屋に住みながら、名古屋と東京、少し大阪の仕事に関わっていました。
今でこそリモートワークで場所の良し悪しは大きく変わっていますが、当時はまだまだ場所と仕事はセット。環境を変えて、挑戦したい気持ちが強くありました。
しかし東京には住むつもりはなかったため、東京に本社を持つ制作会社の大阪拠点でお世話になりました。そう思うと、当時からリモート志向だったのかもしれません。
大阪はどう?
大阪の北部、北摂(ほくせつ)と言われる地域に暮らしています。
北摂は外からみた大阪っぽさが薄めです。ニュータウン寄りな地域の生活圏には、公園もお店もまとまっていてスマートに暮らせます。お店に入れば柔らかな訛り言葉が聞こえてきます。
そんな感じなので、良くも悪くもガッツリコッテコテな大阪のコミュニティに入っている感覚がありません。コッテコテでもいいんですけどね、慣れたらまぁ楽なもので。
週末は都心や大きな公園で何かしらイベントをしています。
関西は私鉄王国で、いざお出かけしようと思ったら、移動もスイスイとスムーズです。
こんな感じであまり退屈することもありません。週末は家族で楽しく過ごせます。
民度の高さを感じる
田舎から出てきている自分の主観で、関西を一括りでうまく言える自信はないのですが、癖はあるけど「民度」を感じます。
自分の住む辺りから大阪市内にかけてどことなく上方文化のおしとやかさを感じます。温かくて、適度な距離感で話してくださる方の多い印象。テレビで観る芸人さんっぽい方はそんなに見かけません。そして地元愛を感じます。
子育てしやすい
田舎者としては人が多くて競争社会っぽさも感じますが、子育てしやすいほうなんだと思います。
その特徴のひとつとして、公園の数が多いです。子供との追い公園、たまの公園3次会もザラです。
そして、令和の今でも “地域で子供をみてる感じ” があります。まちなかに人がいて、なんとなく他人を気にしていて(都会からすると窮屈かもしれないけど)どこか血の通った人のいる安心感があります。
そのため、子供たちも自然と地域に馴染んでいく感覚もあります。最近では、まだあまり喋れない娘が、保育園で覚えてきた “大阪うまいもんのうた” を唐突に歌い始めるようになりました。(ご存じですか?)
この動画の再生スピードの0.75倍速ぐらいで歌います。とてつもなくかわいいと同時に「この子はネイティブなのか」とうらやましく感じます。
食べ物がおいしい
この流れで言わざるをえないのですが、食べ物がおいしいです。
関西のダシ料理は本当においしい。
ジャンキーなローカルフードはもちろん、地の野菜も本当においしい。お腹の空いたタイミングでみられたらすいません。表現しきれないので、ぜひ食べにきてくださいね。
仕事はどう?
自分はマネーフォワードの関西開発拠点(京都と大阪)で働いています。
入社時に配属を考えてもらったのですが、結果的に住んでいる関西で働かせていただき良かったと感じています。
なぜか?
個人的に良いと思っていることを書いてみます。
開発がむしろ強い
拠点と聞くと、中央と地方という二項から主従なイメージをされるかもしれませんが、むしろ強いです。
マネーフォワードはスモールチームで権限移譲しながら、スピーディな意思決定や実行を促しています。これは地方においても変わらず、関西開発拠点は「強いチームが強いプロダクトをつくる」を地でいく拠点のひとつだと感じています。
開発組織としてスクラムを組んでチームが一体になりながら、集中してプロダクト開発に取り組むことができます。
エンジニアメンバーの先導が多く、メンバーが内容を理解して率先してユーザーストーリーや要件検討がなされ、良いものを作ろう!という場があると感じます。
もちろん採用やイベントは東京のほうが多いです。しかし地方だから諦めることより、エンジニア中心にむしろ関西から広げていこう、という動きも珍しくありません。
そんなチームで働き、たった1年ではありますが、自分にもボトムアップな意欲が沸いています。今年から領域のデザインマネジメントを任せていただき、地方にいながら、場所に関係なくデザイン組織に貢献できるように日々がんばっています。
京都と大阪のどちらに出てもOK
弊社2022年末時点で出社は週1回なのですが、関西開発拠点は京都と大阪、どちらのオフィスに出社してもOKということになっています。
これはちょっと楽しいです。オフィスの色が違ったりして、単純に気分転換になります。
生活とのバランスは?
自称ですが、子供がいるわりにできているほうだと思います。
夫婦共働きで小さな子供がいるとレベルが桁違いに上がります。特に夕方17時のお迎えから炊事、掃除、洗濯、お風呂、寝かしつけ(22時ぐらい)まで暇がありません。
しかし、そんな状態でも暮らしにフィットした働き方をさせてもらえています。その秘訣を2点お伝えします。
保育園送迎+出社チャレンジ
毎日自転車で保育園(2箇所)を往復しています。出社は週1日だけですが、出社する日も送迎ができるよう努めています。
さらに、子供を保育園に送ったあとどこまでいけるか?という特に誰も喜ばないチャレンジをしてきました(笑)
□保育園送迎しつつ10km離れた大阪オフィス(淀屋橋)に出社
⭕️⭕️⭕️これは余裕!
□保育園送迎しつつ40km離れた京都オフィス(三条河原町)に出社
⭕️⭕️まぁできる!
大阪京都間の電車はJR私鉄ともブッ飛ばす区間で有名なんです。
□保育園送迎しつつ180km離れた名古屋オフィス(名古屋駅)に出社
⭕️時間は短いけどぜんぜんできる!
□保育園送迎しつつ500km離れた東京本社(田町)に出社
❌さすがに送り迎えはできない
が、大阪で送ってから2時間で東京出社できた実績は何度かあります。空港付近に住んでるからこその技です。
今後も鍛錬を重ねて、新たな目標を目指し…ではなく、出社があっても周囲の理解もいただき、保育園送迎しながら働くことができています。
裁量労働と生活がフィットする
地方とは関係ないですが、上に関連して大事なので書きます。
弊社の開発職は裁量労働制をとっています。裁量労働と聞くと、過去には過重労働で問題になったこともありましたが、弊社では柔軟に無理なく働かせてもらっています。
そんな制度は特に育児で助かるのです。17時のお迎えから22時頃まで余裕のないなかで、朝早く起きてたり夜にできなかった作業ができる。これは自分にとって生命線といってもいいぐらい嬉しいことです。
という感じで、あくまで自称ですが、生活のなかで家事育児と仕事を両立することができていると思います。バランスは必死に取っていますが、両方ともできるってことはありがたい話です。また拠点やデザイナーに親世代も多く、近い距離で話せるだけでも報われます。
地方のデザインを前へ
僕にとって大阪での暮らしなくして、できないことがたくさんありました。今後も地方で暮らしながら、いろいろな挑戦をしていきたいなと思っています。
盛り上がっていこう
最近オフラインイベントが戻ってきて活気付いていますよね。つい先日Spectrum Tokyo Design Fest 2022に登壇させていただき、リアルの魅力を存分に感じさせていただきました。
盛り上がりはやっぱりオフラインだなぁ…と感じつつ、事業の取り組みに場所の壁は無い、と思いました。
来年は関西やつながりのある名古屋で、何かしらの催しがしたい、関わりたいと考えています。地方には地方の魅力があります。首都圏に住む人がうらやましくなるような、催しや盛り上げがしたい。もちろん一助できるなら東京でもどこでも気軽に誘ってください。
中心になってリードしよう
自分は、デザインやものづくりに中央も地方もないんじゃないかと思っています。現に関西開発拠点での会話は、ものづくりをリードするような話が積極的に交わされています。
中心は常にココにある。そう思いながら、今後も大阪で暮らしつつ、業界を先導するぐらいの気持ちでやっていきたいと思っています。
他の地域でもリモートで暮らしつつ、価値発揮されている方々をたくさん知っています。ありがたいことに、オンラインでつながり知ることができました。本当にたくさんの刺激をいただきありがとうございます。
どこにいても、それぞれの人生をリードしながら共に盛り上げていきましょう!今後もよろしくお願いいたします。
マネーフォワードでは、一緒に働ける仲間を募集しています!ぜひお声がけください。