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【お仕事図鑑 file5】上林由延さん【社会保険労務士】

キャリアのもやもやを整理整頓する
キャリアカウンセリングをしている
社労士のかなやなおこです。

いろんな人のお仕事内容や仕事を通じた考え方などを知ることで
仕事へのやりがいやキャリアのつみあげ方など
皆さんの仕事理解や人生のヒントにつなげることをコンセプトに立ち上げた「なおこのおしごとずかん」。

第5回目の今日は【社会保険労務士】についてご紹介します。
前回に引き続き
ハルカゼ社労士事務所代表の上林由延さんにお伺いしました!

▼上林さんの社会保険労務士のお話はこちら▼

プロフィール

お名前:上林由延(カンバヤシ ヨシノブ)
ハルカゼ社労士事務所の代表として活動されている上林由延さん。ホテルの支配人として16年働いたのち、社労士法人へ転職。
2023年1月1日に、兵庫県三木市にてハルカゼ社労士事務所を開業。


どんなお仕事?

社労士の仕事は、幅が広い。
それは、社労士が働くこと全般に関する専門家だからといえます。

上林さんは、企業と顧問契約を結び
人事労務の面をサポートしているそうです。

具体的な仕事内容は

  • 入社する従業員や退職する従業員の手続き

  • 労働保険に関する手続き

  • 給与計算

  • 就業規則の作成

  • 相談業務(主に経営者の方のお悩みを聞く)

5~7月初旬まで
社労士にとって、最も忙しい時期。

労働保険の年度更新と算定基礎届の提出が
7月初旬までとなっているから。

労働保険の年度更新とは…
労災や雇用保険の保険料を払う手続きのこと。
毎年4月1日から翌年3月31日までの
1年間を単位として計算します。
保険料の納付の手続きは、
毎年6月1日から7月10日までの間に行います。

算定基礎届の提出とは…
4月から6月の従業員の報酬金額をもとに
1年間の社会保険料を決定する手続きのこと。
よく「4~6月に残業すると保険料が高くなる!」
と言われるのは、このため。
算定基礎届の提出期限は、
令和6年度では7月10日となっています。



お仕事に就いたきっかけは?

ホテルの支配人として16年のキャリアを持つ上林さん。
社労士になろうと思ったきっかけをお聞きしたところ
「マネジメントをする上で、法律的な知識を身につけないといけない」と思い、社労士試験に挑戦。

合格後は、現場でのマネジメント経験を活かし、法律知識を学ぶことによってさらにステップアップしたいとの思い、社労士法人への転職を決意されたそうです。


お仕事のメリットは?

お仕事をしていてのメリットは?とお伺いしたところ
開業についてのお話をしていただきました。

「士業の開業は、初期投資はいらないという点ですね。借金をして始める必要はなく、自宅でもできます」

例えば、ラーメン屋を開業するときは
店舗が必要となります。

新たに店舗を借りる場合は
新規契約のためにまとまったお金が必要となりますし
毎月賃料も発生します。

お客様をお迎えするため
テーブルやイスなどの購入費用なども発生する可能性も。

社労士の場合、自宅で開業することも可能。
実店舗を構える業種に比べた場合
初期投資は各段に安く済むことがメリットといえますね。

また「ライフスタイルに合わせて仕事ができることもメリット」と上林さん。

「お客様のアポイント時間以外は店舗にいなければいけないという制約はありません。生活スタイルに合わせて、仕事時間を合わせることもできます」とおっしゃっていました。


お仕事のデメリットは?

「見た目以上に労働集約型なので、思ったより効率できないところです」と言葉にする上林さん。

「ビジネスホテルの時代は商品が決まっていました」

例えば、温泉ホテルでは提供できるメニューが
あらかじめ決まっています。
お客様から「フランス料理が食べたい!」と要望があっても
ホテル側からできないと断ることができます。

それが社労士の場合。

「言われたらなんとかせなあかん!」
ついつい頑張ってしまうところを
デメリットとしてあげていらっしゃいました。

お客様の要望に「なんとかせなあかん」
頑張ってしまう背景には
「断ったら、次の仕事がもらえなくなるのでは」
という不安があるからなのかもしれません。

「独立して分かることですね」
と言葉にされていました。


情報発信力をあげて、ビジネスへ。

「開業当初からSNSを使って自己表現をしっかりしていきたい」と語る上林さん。

上林さんはSNSを使い
ぬりえ大会を募集したり
ひまわりの種をプレゼントするなどの活動を行ったことで
士業やお客様との交流が増えたそう。
ますます情報発信力が求められる時代だと実感したそうです。

上林さんご自身の経験から
情報発信力をアップすることで
中小企業のビジネスに良い影響を与える

確信している上林さん。

まず士業向けに
「ハルカゼ情報発信局」という勉強会を立ち上げ
情報発信力アップを図るセミナーを実施。

7月からは
中小企業向けの長期講座
ソーシャルリクルーティング塾を実施する予定。

▼ソーシャルリクルーティング塾について▼


こちらソーシャルリクルーティング塾では
企業の採用力を高めることを重視しています。

「企業が一番抱えているテーマは人手不足です。人を取るためには、情報発信力を高める以外にないと思っています」

どういう会社なのか
どんな人が欲しいのか
どんなキャリアが積めるのか


徹底した情報発信力を高める必要がある

そう熱く語る上林さん。

ホテルの中だけで終わらせたくない。

その思いから社労士としてのスタートを切った上林さんの熱い活動が、日本の中小企業を支える取り組みになると感じました。

情報発信に力を入れた活動を
精力的に続けてきた上林さんだからこそ
伝えられる情報発信力の大切さ。

士業の方々も、中小企業の経営者の方々も
上林さんの情報をチェックしてみてくださいね!

▼上林由延さんのリットリンク▼

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