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初めてのリアルイベント「DATA COMMUNITY DAY」主催・運営体験記

こんにちは。日本データ取引所です。私たちは先日、自社が運営するデータマーケットプレイス「JDEX」の会員様を対象に、初めてのリアルイベント「DATA COMMUNITY DAY」を開催しました。

カンファレンスと交流会で構成された今回のイベントには、さまざまな業種から多くの方々が参加してくださり、当日の会場は大いに盛り上がりました。イベントのコンセプトや名前を考えるところから始まった今回のプロジェクト、その振り返りレポートを書いてみようと思います。


開催のきっかけ:コミュニティをつくろう!

私たちが運営するデータマーケットプレイス「JDEX」には、260の企業や行政・研究組織が会員登録されています(2024年2月28日現在)。

データ出品のお手伝いやマッチングサポートの過程で会員様のお話をお聞きするうちに、業種や企業規模・お持ちのデータは違えど、データ取引についてのお困りごとには共通するものが多いと気づきました。

「データ取引」は日本ではまだ新しいビジネス概念であるがゆえに、そのノウハウやを得られる場もほとんどありません。そこで、JDEX会員の方々を中心に、各社内のナレッジやお悩みをみんなで共有していけるような「データ利活用のコミュニティ」をつくれたらいいな、という話になりました。

どんなコミュニティにする?

コミュニティづくりにはいろいろな方法がありますが、今回は「対面でのコミュニケーション」を軸に考えました。その理由は2つ。

1つめは、データ取引からの協業においては「対面ならではのちょっとした雑談」が鍵になると考えたからです。弊社では全員がフルリモートで働いていますが、だからこそ、リアルコミュニケーションの強さを実感しています。いったん対面で打ち解けたら、そのあとのコミュニケーション手段がどのような形態であっても、深い信頼関係が築けるという経験がありました。

2つめの理由は、データ取引の「本音」を語り合える場をつくりたかった、というもの。たとえば、JDEXに自社データ製品をご出品された企業様が口々におっしゃるのは「社内稟議が一番大変だった」というお話です。社内のデータを外に出すことで面白い新規事業がつくれる、そうは言ってもなかなかクリアが難しい課題もある……そんな部分も含めて、共有できる場にしたかったのです。

ネーミング、ロゴデザイン

実施が決まってまずやったのは、ネーミングです。企画の根幹にある「コミュニティをつくりたい」という想いから、イベントの名前は「DATA COMMUNITY DAY」としました。

そして、いつもお世話になっている社外パートナーのデザイナーさんにイベントの目的と達成したいこと、目指したい雰囲気を伝えて、ロゴとキービジュアルを制作していただきました。

新たに制作したロゴ・キービジュアル

会場を決める

リアルイベントならではの重要タスク、それが「会場を押さえること」。今回私たちが開催するのは、ただのカンファレンスではありません。ビジネスコミュニティが生まれる場、コミュニケーションの場をつくろうとしています。そのため「ビジネスにふさわしく、かつ親しみやすい雰囲気」がある会場が理想的でした。

カンファレンス用の設備がしっかり整っていて、十分な人数が収容でき、交流会用にケータリングの手配も可能で、自然に会話がはずむようなくつろぎ感がある……これらの条件が揃う会場をいくつもめぐり、実際の雰囲気を確かめました。結果として採用したのは、丸の内のJPタワーにある兼松株式会社 東京本社のセミナールーム&カフェスペースです。

東京駅から近くアクセス良好、すべての条件を満たしている上に、「JDEX」の共同運営者である兼松株式会社さんのオフィスということでサポートも得やすいのが決め手でした。

参加者の方からも「普通の会議室だと思っていたらこんなに素敵な会場で、驚きでした」というお声をいただき、嬉しかったです。

登壇者の方々へのお声掛け、参加者募集

今回のイベントでは、当社のパートナー企業であるQuollio Technologiesさんと、JDEXにデータ製品を出品いただいている各企業の方々にご登壇いただきました。

前例のないイベントということもあってご登壇いただけるか不安でしたが、皆様お忙しい中、快諾してくださいました。登壇者リストに豪華な顔ぶれが揃っていくのを見て、運営チームのSlackでは「バンザイ」が飛び交う日々。とても嬉しかったです。

登壇企業一覧

そして、参加者募集も始めました。Peatixで申し込みページをつくって会員様にご案内すると、みるみるうちにたくさんのお申し込みが。ここにきて、イベントを開催するんだ、という実感が湧いてきました。

ディスプレイやグッズの制作、ケータリングの手配

当日に向けて「JDEX」に出品されているデータ製品の紹介POPオリジナルのミネラルウォーターとステッカー、そしてオリジナルチョコレート(バレンタインの時期に合わせて)など、さまざまなディスプレイとグッズを制作しました。

もちろん、円滑なコミュニケーションのお供になるフードとドリンクも、しっかり予約しました。

いよいよ当日! 現場の様子は……

あっという間にイベント当日がやってきました。平日の夕方というと差し込みのお仕事が入る可能性がある時間で、来られなくなってしまう方も多いかな……と思っていましたが、受付をオープンしてみると驚異の来場率! たくさんの方が集まってくださって、感激でした。

満員の会場の中で始まったカンファレンス。

基調講演も、データ提供者によるライトニングピッチもたいへん盛り上がり……

「もっと話が聞きたい!」という熱いムードの中で交流会がスタートしました。

終始、参加者の方々どうしの会話が途切れない状況。事前の打ち合わせでは「社員が様子を見てコミュニケーションの仲介をしましょう」と話していましたが、その必要がないほどの盛り上がりでした。

そしてあっという間に閉会の時間。会場の大きなスクリーンに、今日のイベントを振り返るエンドムービーが映し出されました。

講演やピッチ、交流会の一コマをみんなで懐かしみつつ、これからのデータビジネス共創に胸を膨らませ、最後は満場の拍手でおひらきとなりました。

うれしかったこと

今回のイベントをきっかけに、会員様どうしの新たなデータ取引計画や、異業種間での協業プランが生まれています。当社と各社様とのお打ち合わせの中でもどんどん面白そうなプロジェクトが企画されていて、議事録を眺めるだけでもわくわくします。また、イベントを機にJDEXに会員登録してくださった方も多く、新たにデータ製品の出品も増えました。

総合的に見て、今回のイベントの目標であった「コミュニティ形成」は達成できたと思います。そしてこれからは、今回生まれたコミュニティをより魅力的なものにしていけるよう、いろいろな施策を考えていきたいと思っています。

あなたも、JDEXコミュニティに参加しませんか?

データマーケットプレイス「JDEX」では、新たな会員様を受付中です。会員登録は無料、データ製品は初期費用0円で出品できます。

日本最大級のデータマーケットプレイスであるJDEXには、大企業からスタートアップ、そして行政機関まで、多様な組織が集まっています。あなたも、私たちのデータコミュニティの一員になりませんか? ぜひお気軽にご登録ください!

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