自分の言葉を増やす旅
偶然、2人の人から同じ発言を聞きました。
1人目は
「あんなふうに立場が偉くなると、誰からも指摘されなくなるから怖いよね…」
2人目は
「こうやって立場だけが偉くなっちゃうとさ…誰からも指摘してもらえないから怖いよ…。」
こう言っていました。
発言からわかるとおり、後者(2人目)がいわゆる立場がエライ人です。
この2人の発言を聞いて感じたのは、
同じ内容の発言をしているのに
後者のほうが、言葉の内容がよく心に響くということ。
なぜ、こんな違いがあるのかを考えてみました。
人は経験したことしか話せない?
後者は、実際に偉くなった人で、
そのせいで指摘してくれる人が少なくなって
困った思いをしたことがあるのだと思います。
一方で前者は、そんな困った状況になった人を見聞きしたことがある、ということでしょう。
どちらもボキャブラリーは大差ないし
具体的な話をしたわけじゃない。
でも、後者には、哀愁(と言ってしまっていいのかわかりませんが)が漂っている気がしてます。
それは、自分が経験したことについて、
自然と自分の言葉で語っているからだと思うのです。
「哀愁」だけでなく
「ユーモア」とか「謙虚さ」「寛大さ」など
そんな「雰囲気」が現れるのは
実際に経験したことを語るときだけなのかもしれません。
この記事が参加している募集
サポートして頂けると嬉しいです!皆さんにとって素敵な時間になりますように!