色が何の役に立つの? ファッション編
「色を知るとどうなるの?」「なんの役に立つの?」と問われます。
色が何の役に立つの? シリーズ1ファッション編
毎シーズンファッショントレンドカラーが発表されます。厳密にはトレンドにしたい色をアパレル業界が提案するんですが、その傾向をみて一気にトレンドカラーがメディアに取り上げられ、雑誌、ネットで拡散されます。単なる流行の色とは言え、色による購買意欲への刺激はかなり強いですね。色は電磁波なので影響力は強く、行動や思考にも色だけで変容させることが出来ます。
色のイメージ調査を実施すると次のような結果が出ます。
ピンク 可愛い 優しい 女性らしい
黒 カッコいい クール スマート
グリーン 個性的 穏やか ナチュラル系
このようなイメージを多くの日本人が持っています。とすると、
例えば、女性がピンクの服を着ているだけで第一印象は可愛い?優しい?女性らしい?そう、そうなんですす。意外に簡単にそのイメージが作られます。ピンクを着ている人の性格は関係なく、一瞬でイメージが決まります。それはこれまでの経験や知識、遺伝子の記憶から引っ張り出されてものだと言えます。
ピンクの服を着ていた同じ女性が黒の服を着たらどうでしょう。カッコいい?クール?マート??となります。
このイメージの変化は誰にとっても、きっとそんなに大きくは違わないはずです。そこには来ている人の声や考えを(話している内容)を入れたわけではなく、パット見の印象だからです。パット見た色で、わずか数秒で人は多くのことを想像し、イメージを作り上げてしまいます。つまり、自分の第一印象は色によってこちらが操作できる要素が存分に詰まっているのです。
第一印象での服の色によるイメージ操作はかなり簡単ですし、色は同じでも形や素材の違いでイメージが変わることあります。
例えば、男性ファッションにおいて、シャツのピンクはオシャレで良いけれど、スーツがピンクだとちょっと引く。
ダウンジャケットの黄色はアクティブに見えて良いのに、ネクタイの黄色はチャラいとか・・・。同じ色でも形、アイテムで印象は変わってしまいます。
謝罪会見などを放映する際、ナレーションに必ず服の色が取り上げられます。「黒のスーツに身を包み、お辞儀」「濃紺のスーツで謝罪」など。 つまり、服の色に謝罪に対する当事者の思いが入っていると誰もが判断しているのです。
「黄色のスーツに身を包み、お辞儀」「ピンクのスーツで謝罪」なんて言おうもんなら講義の電話が殺到???「あいつは反省していない」「世間を舐めてるとか」
でも、抗議する人たちの層って、推測ですが「色なんて関係ない、たかが色だろ」と普段言っているのでは?今、話題のブラック校則も同じです。「人間は見た目じゃない中身だ」と言いながら、生徒の茶色い髪を黒に染めさせる。いや、見た目じゃないって言ったよね~~~~~ってツッコミ入れたくなります。
色が何の役に立つの?
色は人間が一瞬にしてイメージを作り上げるほど影響力のあるものです。今、この時、自分が何色を着たらよいのか、何色を着ると相手に想いが伝わるのかを叶えてくれる、その要素として色は想像以上に大きいのです。言葉を尽くすより、色で見せる方が伝わるスピードの速さも記憶の刻まれ方も違います。
色を知ること、色のイメージや影響力を知ることは、あなたの伝達力、表現力をアップすることに必ず繋がります。かつてアメリカン大統領選挙で赤いネクタイが使われたように、色による誘引、人を行動へ駆り立てる力はかなり強いものです。
明日、誰に会いますか?どこで会いますか?何を伝えますか?あなたの背景はその色で良いですか?服の色を邪魔していませんか?
服の色から想像される、あなたのメッセージは言葉より強い、声より強い。色のことを知っているのと、知らないのとでは、人生を大きく分けるポイントになると私は思っています。
色のそれぞれの意味、効果、影響力、知っていた方が絶対イイ!イイに決まっています!
色を知って得すること
1 イメージを自分で作れる
2 伝えたい事が伝わりやすい
3 言葉以外の表現力がアップする
色をもっと知って欲しい!
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