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テレワと出社のハイブリット生活2カ月

3月の半ば過ぎから、従来よりもハイペースでテレワークを使うようになって、テレワークと出社のハイブリット生活も2カ月を超えました。世の中には完全テレワーク生活の人もいるかと思いますが、人数的にはなんだかんだハイブリットの人の方が多いのではないかと思います。現在は、テレワークに重点を置いたハイブリットですが、徐々に出社に重点を置いたハイブリットに移行してくるでしょう。でも、たぶんハイブリットが定着することになるんだと思います。もちろん、いくつかの職場では完全テレワークが定着するかもしれませんが、それはやはり少数ではないかと思います。で、ハイブリッド生活2カ月の今の時点での備忘録です。

● 家庭環境との相関関数が大きい。これ、物理的な意味と、心理的な意味があります。物理的な意味は、家庭内オフィス環境。WIFIやパソコン環境、書斎の有無、机の椅子の品質、などなどですね。子供もオンライン授業なんか始まると、家庭内パソコン争奪戦になります。結構、投資をしている人もいますね。個人的にはこの夏の電力供給が心配です。後者の心理的な意味はまた複雑です。たまたま不登校支援をされている人に、不登校とステイホームの話を聴きましたが、不登校の子は平時からステイホームしているので大手を振ってひきこもれる今は気持ちの安定にプラスだという家庭と、両親もステイホームをしているので両親との関係性が微妙な子は自宅すらひきこもれる安住の地でなくなってしまい、気持ちの安定にマイナスになっている家庭とがあるという話でした。確かにそうでしょうね。それと同じように、心理的な家庭環境の話は千差万別で複雑です。家族と過ごす時間が増えていることは間違いないですが、それが必ずしもプラスにならないケースもあるということですね。まあ、息抜きできないですからね。ただ、プラスになっているケースの方が私のまわりでは多いような感じがします。

● テレワークに向いている仕事って何だろうと思ってましたが、意外と会議とか面談ってテレワ―ク向きでした。最初のうちは重要な会議は出社日になんて感覚でしたが、これはまるで逆。参加者全員がテレワークの日の方が結構、やりやすいです。会議のポイントは絞れるし、無駄な発言や脱線も減ります。事前資料送付もきちんとやりますしね。あと、面談は意外とやりやすい。それから会議室予約のハードルがないので、下手をすると会議が増えます。移動時間もないので、会議会議でへとへとになる日もあります。テレワ―クの人は夕方には私は喉ががらがらになります。1日、しゃべり続けているわけです。しかも、なぜかテレワークだと声の音量が大きくなり、喉の負担が大きいです。会議が増えるというのは営業の商談も同様で、普段でしたら移動時間を見込むと1日に4商談しかいれられないところが、8商談とか平気で入れることが可能になっています。いかに移動時間が私たちの生活ペースを整える役割をしていたのかを痛感します。あと、会議の参加人数は自然と絞るようになります。何となく呼んでおこうということは減ってるように思います。発言しないということがリアル会議以上に目立ちます。その逆のような話ですが、どうでもいい(?)会議に呼ばれた際には、回線が重いふりをして画像を落として会議をBGMにして公然とさわやかに内職ができます。そして、最近気づいた凄いことは、2つの会議に同時に出られます。結構、疲れますが、上手にミュートを切り分けると、何とかこれが可能です自分が主催しているときはきついですが…。同様にセミナーに同時に2つでるんなてのも可能になりました。セミナーも移動時間がないので、気楽に参加できます。そして、申し訳ないですがあまりに期待外れのセミナーは途中退席も可能です。もちろんちゃんと礼儀を尽くす必要はありますが。

● テレワークで注意が必要なのは、情報収集ですね。これはかなり意図的に意識しないと、出社時よりも劣ります。何の気なしの会話の中に重要な話があるってことは多々あります。メンバーの机の上に置かれている書類からも、いろいろな情報が得られます。エレベーターや廊下で会った他部署の人との最近の現場の会話、たまたま会ったときに聞かされる仕事の愚痴、これらはなかなか貴重な情報です。特に自部署のメンバーとは意図的に個別ミーティングを入れたり、気になるメンバーと出社日をあわせてみたりなどの対応は必要です。

● 私の職場の場合、今月はだいたい3~4割程度の出社率です。週に1~2日出社しているという感じです。ここでもう1つ大切なのは、出社日のモチベーションの持ち方です。ランチにも外出しにくいし、帰りに呑みにも寄れないという状況で、感染リスクを感じながら通勤電車に乗るモチベーションを保つのはなかなか大変です。特に個人的にはスタバが休業してからモチベーションが急落しました。自宅の近くにはスタバがないので。その意味では、スタバの持ち帰り専門での復活は本当に嬉しかったです。つい、2日続けて出社してしまいました。あと、ランチも普段なら並んでもなかなか入れない店がテイクアウトやってたり、席数限定で入れたりというのがあり、そのあたりを狙うとモチベーションを維持できます。あと、ささやかだけど、青空をバックにして東京タワーの雄姿を朝にみるのは、やる気を後押ししてくれます。このあたりいずれも、出社日のモチベーションを仕事や職場そのものに求めていないというのがポイントです。仕事や職場そのものに求めてしまうタイプの人には、テレワークはしんどいかもしれません。ここはもう少し深く考えてみると面白そうです。


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