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Artists’ English Series #1:人の心を掴むバイオグラフィー Part1

こんにちは、JCATアドバイザーのMANAです。

JCATでは7月と8月にニューヨークのチェルシーで展示会 Made in Japan が開催されます!🗽

海外のクライアントに向けてご自身のアートを発信する上で欠かせないのが、
英文のアーティストバイオグラフィーです。

実は最近、JCAT Director ARISAの著書『学校では教えてくれないアーティストのなり方』の英語版の出版に向け、翻訳作業を進めております❗️

改めて本の内容を読み直すと、JCATアーティストの皆さまのみならず海外でアーティスト活動を展開されたいと思われている全ての方に知っていただきたい情報が盛り沢山です。

その中から今回、皆さんにご紹介したいのは
「一文目から読み手の心を掴むバイオグラフィーの作り方」です✨

🌟アーティストバイオグラフィーって?🌟

アーティストバイオグラフィーとは、
「自分がアーティストとして何者かを表す文章」
「あなただけのストーリー」です。

アーティストバイオグラフィーを読むとわかることには、以下のようなことがあります。

・アーティストがどのような人生を過ごしてきたか
・どのような作品を作っているか
・どのようなことに情熱を注いでいるか
・作品を通して伝えたいこと
・これまでの実績や参加した展示会  など

アーティストバイオグラフィーは、アーティストの歩んできた道のりが、
学歴、展示や受賞歴などだけではなく、
アーティストの心が動いた瞬間、好きなもの、人生の転機となった出来事などを通じて
見えてくるようなものであるべきです。

🌟アーティストバイオは1文目が肝心!!!🌟

例えば個性あふれるアーティストで溢れる街NYには、
自慢の経歴や独自の作風などのアピールポイントが詰まったバイオが星の数ほどあり、
月並みのバイオグラフィーでは埋もれてしまいます。

そこで大事なのが、バイオグラフィーの <導入> の部分です。
いくら中盤に素晴らしい名言が詰まっていても、1文目が compelling (人の心を掴んで離さない) ようなものではないと、そこまで読み続けてもらえません。

では、具体的に効果的なバイオグラフィ―の始め方の例として、
本場NYで活躍するアーティストJosh Goldsteinさんのバイオを見てみましょう!

Joshさんは、このようにTIMES SQUAREにドーンと表示された広告を手掛けたアーティストです。


Born in 1971 with both Jewish and Mexican root, Josh Goldstein has long reveled in walking the line between divergent worlds.”

(Josh Goldsteinは、1971 年にユダヤ人とメキシコ人のルーツを持って生まれ、異なる世界の境界線を歩くことに喜びを感じてきた。)

Joshさんのバイオグラフィ―は1文目からアーティスト何者かが分かるだけではなく、
彼の価値観が分かるような内容になっています。

その理由は主に
🌟アーティストの創作活動の根底にあるものがわかるから
🌟もっと読み続けたいと思える独特の表現が含まれているから かと思います。

英語では特に一文目に thesis (中心となるテーマや主張) が含まれる文章が好まれます。また、上手い英文=導入部分でいかにお話しの「フレーム」を作れるかが肝心となります。つまり、これから展開する話の内容を要約したものであると効果的です。

また、Joshさんのバイオにある「異なる世界の境界線を歩くこと」のように、
すこし抽象的で謎めいた表現が含まれているのも、「なになに?」「どういうこと?」と読み手の関心を惹きつけるのに効果的です!

最後に、バイオグラフィ―作成時にやってみてほしい
✨簡単なエクササイズ✨をご紹介します!

→「アーティストとしての自分=○○」に当てはまる言葉を考えてみてください。
ご自身の個性を表すようなキーワードを3つ思い浮かべてみましょう。

例えば… 多層的・人間味・不完全さ・自然

「自分=○○」が難しければ、まずは「自分の作品=○○」からはじめてみるのもアリです!

その3つの単語を並べてみて、アーティストバイオグラフィーの一文目には、
是非その3つの要素を含んでみてください。

🌟アーティストのための英語が学べる耳より情報🌟

JCATでは、このように言語やコミュニケーションの面でアーティストの皆さまの海外での活動をサポートしております。


現在、海外で展示会に参加したい方・参加予定の方向けの英会話講座
「駆け込みアーティスト英会話」の講座へのお申込みを受け付けております!

本講座は英語を使って展示会で ①挨拶 ②自己紹介 ③作品紹介 ④質問への回答
ができるようになるための基礎講座です。

オリジナルテキスト+ビデオレクチャー+3回のZoomセッションと、
どこからでもご参加いただけるプログラムとなっています。

海外の展示会にご参加された際に、すぐに使える表現をたっぷり伝授いたします!
この機会に是非、英語でご自身の自己紹介・作品紹介ができるようになってみませんか?🍎

🌟お申込みはPeatixより🌟:https://peatix.com/event/3250053/view

次回もお楽しみに~!

JCATアドバイザー
MANA


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🗽JCATは、海外で活動したい!というアーティストをサポートする
NYベースのアーティストチームです💛

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