情報の非対称性を意識したコミュニケーション(金子)2023/08/28
自分の頭の中にある見積もりを、まわりの人へ客観的な事実とともに説明し、納得・安心してもらうこと
これはディレクターにとって、非常に大切な能力であり、意識だと思う。
最近の私はここへの配慮が足りておらず、深く反省した。
「自分の頭の中にある見積もり」をもう少し具体的に書くと、例えばWebサイト納品までのスケジュールの見通しがそう。
私は納品に必要なページ数、ページの内容を誰よりも把握している。担当ディレクターなので当たり前だ。
ゆえに納品日までのスケジュールから逆算し、この数と内容であれば問題ないだろうという判断ができる。
ただ、まわりの人はそうではない。
基本的に把握できるのは"納品まで残り〜ヶ月"という情報だけで、細かなページ数や中身まで把握しきれない。
なので私がどれだけ「大丈夫です」「行けます」と言ったところで、第三者は本当に大丈夫なのかを判断し得ない。私とその人との間では情報に非対称性があり、なぜ大丈夫だと思うのかを説明する義務が私にはある。
そして、その説明には客観的な事実が必要。
私だけでなく、プロジェクトメンバー全員が大丈夫だと判断している。
クライアントとも合意がとれている。
万が一のときのバッファーを確保している。などなど。
よっぽどの実績や信頼を勝ち得ていたら別かもしれない。
ただ、自分の独りよがりで自分しか知り得ない情報をもとに定めた見積もりだけをまわりの人に提示するのは、ディレクターとしてイケてない。
キチンと説明義務を果たし、意見と事実を分けて話し、納得してもらえた上でまわりの人が安心してプロジェクトを任せられる。そんなディレクターでありたいものです。
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