ド素人学生が3ヶ月でフォトグラファーデビューした話
はじめまして!学生インターンの富谷です。
初めてのフォトグラファーインターン登場です。
学生フォトインターンて何ができるの?アシスタントだけ?
いいえ、違います。
3ヶ月でプロのフォトグラファーとして現場に立ち、撮影します。
必要なのは3つだけ。
「強い想い」「素直に学ぶ姿勢」「写真が好きだという気持ち」
さ私富谷はJBAでフォトインターンを始めて、4ヶ月が経とうとしています。
この間、念願のフォトグラファーデビューを果たしてきたので、その時のお話をしたいと思います。
本当に3ヶ月でフォトグラファーデビュー?
ど素人学生が3ヶ月でフォトグラファーデビューなんて、本当にできるの?
て、そう思いました、、よね?
できたのです。
JBAではインターンの意義目的を毎回、再確認させてくれる。本気で向き合って、伴走してくれる。あなたの芽を育てるための環境を与えてくれます。
本気でやれば道は開けます。
ど素人で全く知識が無くても。
だって、私がそうだったから。
デビュー前日、不安と緊張で押し潰された私を救ったのは、、、?
インターンを始めて3ヶ月経った頃、ある大手不動産会社の社員撮影の案件が巡ってきました。
3ヶ月間の経験がやっと成果に繋がる、価値が出せるチャンス。
やった、、、やっとだ、、、!!
前日、胸の奥の不安と緊張の塊がどんどん大きくなっていく心を落ち着かせながらオフィスに向かいました。
最終テスト撮影を始めると、さっきまでの緊張は嘘のように消えてアドレナリンに変わりました。もうやるしかない!エラーはここでもう全部出してしまおう。
私が中西さん(師匠)を撮る。同じ場所で中西さんが私を撮る。
違いを見つける。
私が撮った写真は閉鎖的で暗い背景を選びがちだったので被写体も暗く見えて全体的にフラットな印象に。それに比べて中西さんは同じ場所でも上手く奥行きのある明るい背景を狙い写真に抜け感を出す。どうしても背景が暗い場合は、シャッタースピードを下げて自然光を取り入れる。
「もう言いたい事分かるやろ?」と、一面暗い壁の通路に立ってポージングする中西さん。
カメラを構え、上手く奥行きのある背景を使い、暗い背景も自然光を取り入れ明るくし、ストロボと上手く光をブレンドする。
「違いはコレだったのか」
この気づきが自信に変わっていくのです。課題を分析して、すぐにそれを克服し頭と身体に落とし込む。これの繰り返し。
練習不足から生まれる「自信不足」。さっきまでその不安に押し潰されていた私はもういませんでした。それが解消されたらもう「楽しみ」しかありませんでした。
カメラマンは写真を撮るだけが仕事じゃない
当日オフィス到着。
アシスタントの時は自分の荷物はメモ帳と養生テープとペンのみ。
でも今日は私がカメラマン、当事者。
カメラバッグにカメラとレンズ、ストロボセット、PC、充電器、よし、準備完璧。責任は全部自分だからしっかりと確認。
アシスタントの時は重たいスタンドセットやバック紙、バウンス板や脚立を両肩にぶら下げて、両手で残りを持つ。
だけど今日は違う。自分だけのカメラバッグを背負ってウキウキ。
今日は私がカメラマンなので、タクシーも張り切って私がつかまえる。
、、、いや全然来ない。
「住所わかる?」
「はい!」
いや待って、分かってた(つもり)だけど、あれ、、、
中西さんの背後で一生懸命探す。
「〇〇〇ですよね?」
「事前準備がいかに大事かよね」
撮影内容、住所、時間全ての必要な情報が記入されている携帯の画面を見せて中西さんは言う。
カメラマンは写真を撮るだけが仕事ではない。お客さんの世界観を深く理解し分析し表現する。どんな課題を抱えていて誰のためにどんなアプローチで解決したいのか。そのためにはどんな写真が必要か。
そういう意識がこういった細かい準備段階に形になって現れてくるのです。
早過ぎたGOサイン
タクシーの中で、恒例の意義目的共有と作戦会議。
今日の撮影内容は、社内SNS用の社員さんのプロフィール写真を撮ること。10時から17時までの間に来てもらった社員さんを一人ひとりに合った背景を選んで撮る。大体60〜70人来るだろう。この撮影案件は3日間に渡るのでまず初日は5人撮る、それが私の目標でした。
20分前に現場入り。
準備をしてテスト撮影。
開始早々、若い男性2人がやってきました。
私が案内をして中西さんがその男性に向かってカメラを構えた時、女性2人が来ました。その2人を案内しようとすると、中西さんが
「富谷さん、撮って。」
あまりにも早すぎたGOサイン。
嬉しかった。2、3人の撮影の流れを見てからという話だったのですが、何度も練習をしてきてるのを見ていたので富谷に任せられる、と思ってくれたのでしょう。(思い上がりだったらごめんなさい(笑))やっと私のデビュー。緊張よりも断然期待でした。
最高の瞬間と笑顔、お届けします。
さっきまで手を繋いで渡っていた細い橋を1人で渡っている感覚。
あらゆるアンテナを張り巡らせ、これまでやってきた練習通り進める。
背景とストロボを調整する。
自分の武器であるコミュニケーション能力で、
待っているという感覚を持たせずに。
カメラを構える。
自分の言葉で、笑顔を引き出す。
カシャ、カシャ、カシャカシャッ
「わあ〜!こんなに綺麗に撮ってもらえるんですね!」
カメラに写る自分の顔を見て、パァッと表情が明るくなる瞬間。
これだ。
3ヶ月間ずっと求めていた、目標にしていた表情。
私の10年後の目標だった「自分の写真の力で人を幸せにしたい」が3ヶ月で達成できた瞬間だった。目の前にいる人の最大限を引き出したい。その人がまだ知らない、最高の姿を撮りたい。自分をもっともっと好きになって欲しい。
そこから私のフォトグラファースイッチが入り、その日撮影したのは目標の7倍の35名。
3日間合計で120名。
失敗を恐れた「怖い」という不安はもう無く、目の前のお客さんを最大限素敵に撮るのはどうしたらいいか、どう言葉をかければこの人の良い表情が引き出せるか、どうポーズを誘導したら綺麗に、カッコよく見えるのかの楽しい試行錯誤の連続でした。
それを一瞬で考え、誘導し、カメラを構え、表情を引き出す。自分の中で「撮れた」という瞬間までシャッターを押す。それを見せるとお客さんの顔が明るくなる。
JBAで撮るお客さんはほとんどが写真に慣れていない方々。
だからカメラを向けられたらもちろん緊張するし、自分の顔を普段見る機会が無いから写真が苦手だと言う方は本当に多い。
それを覆すのが私たちフォトグラファーの仕事。
「撮りに来てよかった」
「楽しかったわ」
「綺麗に撮ってくれてありがとう」
「こんなに綺麗に撮ってもらえるなら、また来てもいい?」
「宝物にします」
私が撮影した方々にかけてもらった、沢山の嬉しい言葉。
綺麗な写真を撮ることが目的なら誰でもできる。
私は楽しい時間、体験も同時に提供したい。
「感情にアクセスできるフォトグラファー」
それが誰でも綺麗な写真を撮れるようになった時代以降も活躍できるフォトグラファーだと教えてもらったし、私がなりたいフォトグラファーです。
初めてのプロのフォトグラファーとして立った現場、自分が撮った写真でお客さんから直接喜ばれるのが本当に嬉しかったです。3ヶ月間の経験全てが繋がり、成果を出せました。もちろん課題は撮るたびボロボロ出てきます。でもそれは新しい階段。私は自分で見つけた階段をどんどん登って、新たなステージへ進んでいきます。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
今回お伝えしたかったのは、スキルも経験も無いド素人学生でも、想いと覚悟があれば3ヶ月でフォトグラファーデビューができる環境がJBAにはあるということです。プロからの指導の出し惜しみは一切無く、全力で伴走してくれます。皆んなが本気です。あなたの可能性の芽を育てませんか。
JBAに興味を持たれた方は、こちらから採用説明会にご参加いただけます!