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【社員座談会】技術よりもまず大事なこと。役割を全うするための向き合い方とは?

ブランディングエージェントとして企業価値の向上をクリエイティブの力で支援するジェイスリーでは、共に想いを持ってブランディングに挑戦する仲間を募集中。今回はプロジェクトでチームを組んだデザイナーの河内康将、佐藤渚紗、フロントエンドエンジニアの佐藤豪の3人にプロジェクトを振り返ってもらい、それぞれが役割を果たすためにどんなことを考えプロジェクトに臨んでいるのかを語ってもらいました。


河内康将/デザイナー
大学でグラフィックデザインを学んだ後、2020年ジェイスリー入社。現在は紙媒体に限らずJALPAK、JALUXなどのWebデザイン、コーディングにも携わっている。イラストも得意としており、社内のインバウンドパンフレットやJALPAKの冊子などに採用される。美し国三重県出身のAB型。趣味は映画鑑賞。


佐藤渚紗/デザイナー
専門学校にてエディトリアルデザインを専攻。主に紙媒体のデザインを学び、2023年ジェイスリーに入社。神奈川県出身。趣味はピアスを作ることとカメラ。8月生まれ。秋の過ごしやすさをしみじみ感じる夏好き。「おいしい東北パッケージデザイン展 2021」コンペ入選、「第6回 想いを伝えるカードデザイン大賞」コンペ大賞。


佐藤豪/フロントエンドエンジニア
大学卒業後、システムエンジニアとして独立系SIerに入社。大手情報誌製本システムの開発・運用・保守や大規模ECサイトの構築を経験。業務を進める中でWebデザイン分野に興味を抱き、よりデザインに近い分野で働きたいという思いからフロントエンドエンジニアへの挑戦を決意。2023年ジェイスリーに入社。好きな食べ物は家系ラーメン。

動きのあるデザインに挑んだLP制作

河内:某航空会社のグループである旅行会社の周年に向けたWEBサイトでこのチームを組みました。クライアント側でスペシャル企画などが実施予定だったので、そうした紹介も兼ねて1年間運用するWEBサイトの制作でしたね。コンペでジェイスリーのデザインを採用してもらいましたが、11月に案を練り12月上旬には提案という実質3週間程度でのデザイン案提出、そこから一気に進んでいくという感じで大変でしたよね(笑)。

佐藤(渚):クライアントには「未来を想像できるようなデザイン」「人のつながりといったものが見えるサイトにしたい」という想いがあって、動きやギミックを使ってにぎやかなサイトにしたいという要望があったので、それぞれ違うテーマで2案出しましたね。私は「新生◯◯」をテーマに旅先の写真やタイポグラフィーを組み合わせて、旅のリアリティを見せるデザイン案にしました。

河内:僕の案は「つながり」をメインテーマに人と人、人と地域などを意識したデザインで、ページをスクロールしていくと一筆書きのように紙飛行機のイラストや曲線が下へとつながっていくアニメーションを入れて「つながり」を表現しました。結果的にこの案でGOサインを出してくれましたが、ジェイスリーとしては確かやったことのないアニメーションになりましたよね。

佐藤(豪):当初、案を見て「まじかー」と思いましたよ(笑)。ひとつのポータルサイトにいろんな動きが入っていて、多くの場合、動きを統一するためにひとつのアニメーションに対して複数ページで同じアニメーションを採用することが多いのですが、今回は飛行機が飛んでいるものやスライドバーデザイン、カーソルを合わせると絵柄が反転するといった動きがたくさんあったので、その検証をするのに時間を要しましたね。飛行機を飛ばすアニメーションが1番大変でした。途中、デザイン変更もあって実質2週間くらいしかコーディング作業ができない状態になって。最後は「気合い」でしたね(笑)。

制作の一つひとつに意味を持たせること

河内:今回のプロジェクトでつよし(佐藤)はコーディングスキルがめちゃくちゃ高いなっていうことがよくわかりましたね。僕はコーディングも少しできますが、デザイナーとしてかなり無茶なお願いもしましたし、僕なら難しいと思う部分や複雑すぎてやるのを躊躇しちゃう部分も取り組んでくれて、心強かったです。

佐藤(渚):本当にそう思います。デザイナーの意見を反映させようとしてくれた上で、コーディング側の目線でプラスアルファの提案をしてくれてたのはとても助けになりました。

佐藤(豪):そう言ってもらえると、嬉しいですね(笑)。前職ではSEとしてバックエンドの仕事をしてたのですが、ジェイスリーに入社してからフロントエンドで実装を担当するようになって、知識でなんとか乗り越えられたところも大きいですが……。僕が作業をしなければカタチにならない、それに時間は限られている。そんな状況があったからこそ主体的に動けたように思います。

佐藤(渚):私は経験が浅い中でチームメンバーにアサインされて、試行錯誤していました。最初はデザインの技術以上に、メンバーのメンタル面とかコミュニケーション面でどうすればチームにとってプラスに作用できるかを考えて行動していました。誰か1人が話したらいろんな人が話し始めることってあると思うんですが、空気を変えられるような存在でありたいって意識して動くようにしていましたね。

河内:デザインの大部分を任せていた中で、率先してディレクターに聞きにきたり、社内で関わりのある人に聞きにいったりと、入社1年目とは思えない立ち回りのうまさに驚かされました。相談ができるっていうのは実はすごいことだなと思うんですよね。ジェイスリーはプロジェクト毎にチームに3人から5人くらいで進めていくので、誰かが止まっていたり、サボると納期に間に合わなくなっちゃうわけで、みんなが当事者意識を持って動いているなって思いますよね。

佐藤(渚):私は河内さんのデザイナーかつディレクターとして、先を見据えた考え方や進行を間近で見ていて、「そんなところまで!」と深く思考している姿勢が勉強になりました。

河内:それは先輩から学んだのが大きかったなと思います。学生時代にグラフィックデザインを勉強しましたが、どちらかというとアーティスト気質な状態で入社したので、自分がいいと思ったデザインに先輩から「これどういう意図?」って聞かれて、初めて「答えられねえ……」っていう経験をして。そこでデザインが独りよがりだったと気付かされたんですよね。それに先輩たちはロゴ制作ひとつも、コンセプトと共に資料でていねいに提案していて、口頭とか箇条書き程度じゃ提案する相手に失礼だなと思って資料づくりにも力を入れるようになりました。言語化した時に「これじゃ伝わらないな」とか当初の考えから矛盾しているぞって気づけるし、社内でのコミュニケーションもとりやすくなります。

佐藤(豪):河内さんの言う通り、意図を持って作業をするというのは実装でも言えることで、僕自身もそこは意識していました。今の時代はネット検索でコードを見つけられるし、それをコピペして実装できるような情報はたくさんあります。でもなぜ実装したのかという自分の思いも込めていないと、クライアントにとっても自分にとっても納得できるよいものを作れたと言えないなと思うので。先輩たちはみんな社内のチャットツールでのやりとり一つひとつも、意図を持って発言しているから、そういうところはいつも学んでますね。

思考を巡らせ、コミュニケーションを大切に次のステップへ

佐藤(渚):ジェイスリーの人たちは、やるときはやる、喋る時はわーっと喋る感じでメリハリがありますよね。どんな人とチームを組んでも似たような雰囲気になる。そもそも私がジェイスリーに入社したのは、人数が多くないからこそ一人一人と密に関わって仕事ができると思ったからなんですけど。部署に関係なくいろんな人の話を聞きやすい環境はいいなと思っていて。みんな優しくていつでも快く相談にのってくれるのでありがたいです。

佐藤(豪):僕は2020年に新卒で前の会社に入社して、ちょうどコロナ禍だったのもありフルリモートで働いていました。ジェイスリーに入社して、社内で直接会ってやりとりできるのはとても新鮮な気持ちです(笑)。

河内:デザイナー目線で言うならば、ジェイスリーでの仕事ってデザインがうまいことだけが重要ではないなって思いますね。コミュニケーションをとろうとする人、考える力を持っているかどうかが大切だと思います。

佐藤(渚):私はデザイン案を提案する時が一番苦しかった時期でしたが、やりたいことも多すぎて本当に自分のデザインは再現性があるのかと、毎日不安にもなりながら進めていたのですが……。そんな時にいろんな人たちから「大丈夫だよ」って背中を押してもらって。このプロジェクトに挑戦して苦労を乗り越えた達成感や自信が得られて、次の案件でも「あの時やりきれたから大丈夫」って思えるようになりました。技術面だけでなく諦めない心はその後のプロジェクトにもつながっているなと実感しています。

河内:今後の目標として2人は何か考えていますか? 僕はAdobe After Effectsなどのソフトウェアを駆使して、より動画加工やアニメーションを作れるようにしていきたいですね。動画制作は積極的に手がけ、デザイナーとしての可能性を広げていきたいと思っています。

佐藤(渚):アニメーションは私も関心が高いです。あとは技術面の武器を増やすだけでなく、もっとクライアントと話せるデザイナーになっていきたいです。デザインができるのはもちろん、クライアントの想いを引き出してプロジェクトを推進していけるようになるのが目標です。そうすれば一つひとつのプロジェクトに最初から最後までずっと携われるので、クライアントにもじっくり向き合えるなって思っています。

佐藤(豪):私もそうですね。今はWEBサイト制作が中心ですが、WEBアプリケーションの制作について知識を深めていきたいし、それが作れるようになると会社としてもサービスの幅もさらに広がるので、社内で積極的に働きかけていきたいです。

ジェイスリーでは以下の職種でメンバーを募集しています。
・Webディレクター
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・フロントエンジニア
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