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【社員インタビュー】お客様の本質を引き出す、WEBディレクターの仕事とは?

WEBディレクターは、WEBサイト構築のプロジェクトで全体の指揮をとる総監督。ブランディングエージェントとして企業価値の向上を上流から支援するジェイスリーでは、プロジェクトを推進するディレクターを募集しています。
今回は、入社13年目でディレクターとして活躍する伊東敬祐さんに、ブランディングに携わる上での向き合い方やディレクターの魅力を聞いてみました。


伊東 敬祐/ディレクター
2011年ジェイスリー入社。Webに関してはほぼ素人の状態からディレクターとしてキャリアをスタート。以後、業務システムの開発やホテル、保険、建機、住宅、観光など幅広い業種のクライアントを担当。

未経験からWEBディレクターに

ー 入社の経緯を教えてください。

私は滋賀県出身で、京都の大学を卒業して2011年に新卒でジェイスリーに入社しました。13年目になりました。学生時代は編集やライターなどの仕事ができるような制作系の会社に就職したいと考えて、編集プロダクションでアルバイトをしていた経験があります。当初、就職活動の軸は主に紙媒体の制作ができる会社でしたが、特に編集プロダクションなどに限定をしていたわけではなかった中で、大学の求人票でジェイスリーを知りました。紙媒体を手がけていますが、どちらかというとWEB制作をしている会社という印象を持ったのを覚えています。
 
当初は紙媒体の制作に携わりたいという思いがあったのですが、入社をして社長から「WEBディレクターをやってみないか」と言われて(笑)。WEBについてほとんど知識も経験もないところからのスタートでした。サーバーとは何か、WEBサイトの制作とは何かという基礎からOJTで学んでいきました。現在は、保険、建設、ホテル、コンサル、運輸・輸送、システムなど9社を担当しています。

ー WEBディレクターはどのようにプロジェクトに関わっているのでしょうか?

お客様のお悩みや課題の最初のヒアリングは、マネージャーや中堅メンバーが行っていることが多いです。その後、ヒアリング内容をうけて企画書の作成やデザインカンプの作成をします。その時にディレクターはデザイナーをアテンドしていきます。当社では、マネージャー、アカウントリーダー、ディレクター(プロジェクトリーダー)、デザイナー1、2名のメンバーでプロジェクトをスタートさせている場合がほとんどです。

僕自身はじっくりと考えてから話すタイプではあるのですが、ブレストの際にはファシリテーションをする役割を担い、話題提供や活発な議論ができるよういつも以上に積極的な発言をするように意識しています。

ー ディレクターとして関わられた中で印象的なエピソードを教えてください。

ホテル事業者様のホームページリニューアルのディレクションをしたのが印象に残っています。コンセプトや打ち出したいことが明確ではなかったので、ヒアリングをしたのちに施設が海沿いという立地特性から女性をターゲットとしたサイトのイメージを提案しました。海を意識した青系統のイメージとやわらかい色味のイメージの2パターンを用意したんです。

ところが、いざ提案をしてみたところお客様の実利部分の課題があるとわかったんです。ホテルの宿泊予約だけでなく、レストランの稼働率を上げる施策を必要としていました。レストランには宿泊者だけでなく、レストランユースの方も訪れます。その点も意識したサイト構成にしていく必要があったので、利用者が予約しやすい設計ができているか、レストランの情報が得られるようになっているか、といったことを熟考しました。レストランユースの方がWEB上でどのような経路をたどってレストランの存在を認知するのか、といったことを調査・分析して、見せ方などを徹底して考えましたね。結果として、レストランの情報発信ができる仕組みをサイト上に設けることを提案し、採用していただきました。

サイトを作ることが目的ではなく、作ったサイトを使ってどのようにしたいのか、利用者にどんなことを届けたいのか、という視点を大事にして取り組み、喜んでいただけたプロジェクトでした。

お客様が「これがいい」と思える選択肢をつくる

ー お客様のイメージを形にするために、日頃からどのような提案の仕方を心がけていますか?

まずは、こちらでカタチにしてみるようにしていますね。制作の具体的なイメージを持っているお客様については、構成やワイヤーフレームを一旦イメージ通りに作成してお見せします。もちろん、イメージ通りで問題なければそのまま進行していきますが、ディレクターとしてお客様のご希望も反映しつつ、ユーザーにとってより見やすいデザインの提案をします。サイト全体のイメージが見えたら、それぞれの要素の中で文字量の調整やユーザーに伝えるためにメインとなる要素を変更したり、といった提案をしています。

一方で、イメージが抽象的な場合には選択肢をつくることを意識しています。AとBのパターンを用意して提示すれば、「こうしたい」というものが見えてくるはずです。仮に提示した選択肢が何か違う、ということになればそれはお客様の中にCが隠れているということになると思うんです。何も思いがなく相談をすることはまずないと思うので、考えに近い選択肢を出して、その中から本当に欲していることなどを引き出すように心がけています。
何よりも「自分たちが思いを持って選ぶ」ということが、制作物への愛着やその後の活用にも生きてくると思うので、非常に重要だと考えてコミュニケーションをとるようにしています。

ー ディレクターの仕事範囲は広いのですね。

私は新卒からジェイスリーにいるので、業界にいる他のディレクターの業務範囲は正直わからないところもありますが、ユーザーの集客、集客のためのすべての構築、運用、分析など、入口からローンチ後もふまえた進行をするので、当社のディレクターは幅広く対応にあたっていると思います。

当社がブランディングパートナーとして全面に打ち出したのは近年のことですが、以前からポスターや冊子、WEBサイトの制作などの制作物が何のために作られているのか、誰に見てもらいたいものなのか、といった本質を引き出す制作をしてきた会社だと思っています。

お客様はシステムに明るい方もいれば、広告集客に詳しい方もいるので、ディレクターはさまざまな知見が必要になります。WEBサイトを見てほしい人たちにどのように届いているか、継続できる状態になっているかといった分析する力も求められます。

あらゆることに興味を持ち、行動する

ー お客様だけでなく社内メンバーとのディスカッションをする上で、大切にしている考えや行動はありますか?

オンラインミーティングでは、参加者の表情を見るようにしています。伝えた内容に対して相手のリアクションが大きいのか、小さいのかといったように、話の内容にどれだけ興味を持って聞いてもらえているのかを意識的に見るようにしています。プレゼンテーションをする場合は、会社に伺うなど直接会って話すようにしていますね。

定例的な打ち合わせはオンラインで行っていることが多いですね。以前よりもオンラインのコミュニケーションツールは進化しているので、やりやすくなったという実感はありますが、一緒に考えてほしい事柄やテキストではこちらの意図や温度感といったものが伝わりづらいと思うことは、直接会ってお話をするなどメリハリをつけるようにしています。

ー ジェイスリーで活躍できるディレクターとはどんな人だと思いますか?

1人のディレクターが複数の案件を担当しているので、いろんなことに興味を持てる人にはいい環境だと思います。今後メンバーが増えて、より専門的に携われる体制になっていけば1社のブランドをじっくりと育てていくような体制もできるかもしれませんが、さまざまな業界に関われることに喜びややりがいを感じられるなら十分に力を発揮できるのではないでしょうか。

ー 今後の目標やWEBディレクターとしてどんな存在になっていきたいと考えていますか?

現場が好きなので、これからもWEBディレクターとしての実績を積んでいきたいという思いはあります。近年は新入社員も増え、私自身、教えることも楽しいと思うようになってきたので、ノウハウの共有や後進の育成という点でも自分自身の役割を果たしていけるようにしたいです。これまで、当社のディレクターは個人商店のような感じで仕事をしていたのですが、今後は小チーム制でプロジェクトを進行していく方針になったので、チームづくりにも貢献していけたらと思います。

大樹生命保険株式会社 様

株式会社JALカーゴサービス 様

株式会社イマギイレ 様


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