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母子の海外単身赴任 子供の英語力上達法

母子で始めたシンガポールでの生活ですが、6歳の息子は最初ほとんど英語が話せませんでした。
家で英語の本を読み聞かせしたり、英語のプリスクールに通わせてみたり、家庭内で少し英語で会話をしてみたり…色々試していましたが、どれもあまり効果はありませんでした。そりゃ、両親共々日本人で、日本語で会話してればそうですよね。

幼稚園の友達と充分コミュニケーションが取れるようになったな、と感じたのはシンガポールに渡ってからちょうど半年くらいのことでした。やはり子供の脳はまるでスポンジです。本当に自然に、机に向かって勉強をしたりすることもなく話せるようになってしまいました。大人になってから苦労して喋れるようになった私からすると本当に羨ましいかぎり…涙

やったのはとにかく徹底して「聞かせること・喋らせること」。

・シンガポールの自宅での会話を全て英語に切り替えて、お互い言いたい事が伝わるまで絶対諦めない (話す親も大変ですが、わからないことは辞書を引いたり、インターネットの画像検索なども駆使して徹底して英語を話す)

が、家庭でやったことです。
放り込んだ(?)幼稚園では最初、全然みんなが何を話しているのかわからなかったそうですが、遊んでいるうちに先生やお友達とだんだんコミュニケーションが取れるようになっていったらしいです。

特に小学校低学年までくらいの子は、本当に新しい言語を習得する力が強くて柔軟です。持論ですが、「いつか喋れるようになるかな」と学校任せにしてしまうと、理解できない・理解してもらえない期間が長くなってしまって、なかなかお友達も増えずに話す機会は自ずと少なくなり、本人の劣等感みたいなものが醸成されてしまいコミュニケーションを取る事に消極的になってしまいます。

経験上、一刻も早く英語に慣れさせるコツは「最初に頑張る!」でした。

学校などでも英語をきちんと習ったことのない息子は、語彙もなければ文法の知識もありません。そんな息子に、英語でわかるように説明するのは本当に至難の技…涙。また、子供が何かを伝えようとしているものの、何を言いたいのか1時間近く聞いても分からず、仕事にも追われていてイライラ…なんてことも日常茶飯事でした。息子ももちろん、ちっとも伝わらないし、日本語を使えば「Speak in English!」なんて言われるし、分からない単語があってもそれをどうやって聞くかも分からない…もう八方塞がりで「も〜やだ〜」とふてくされることもしばしば。

つい、「日本語で言うと〜」「もう日本語でいいよ」と言ってしまいそうになるのをグッとこらえ、とにかく英語を徹底して聞かせ、喋らせる、ということは、最初に集中的にやってよかったと思っています。
けんかしながらでも、なんでもとにかく最初にガツっとやってしまったらあとが楽になるんです。


家庭内で一切日本語を使わない状況から、ある程度日本語も使用するようになったのは、シンガポールに渡ってから9ヶ月くらいの頃です。この時期になってくるともう息子の英語も相当上達しており、だんだん日本語が出てこなくなってきていました。そうなると怖いのが「母国語が怪しくなる」ということ。6歳だと元々日本語も完成していないので、簡単に後から来た言語に乗っ取られてしまうのです。

母国語が怪しくなるほど英語が上達する、なんて私からしたら羨ましい限りw。ですが、幼稚園から大学の途中までずっと英国に住んでいた日本人の友人が、「私はイギリス人じゃない。かと言ってちゃんと日本語を話せない自分を見ると日本人という実感もない」というアイデンティティのはざまで苦しんでいるのを見たことがあったので、やはりそういった苦労をかけさせたくない、という思いがありました。

なので、9ヶ月以降は家庭の言語は英語と日本語半々くらい。
そして、最初はブロークンでも話せればいいや、とおもっていた英語ですが、この頃を境に文法や単語を間違えた時は容赦なく指摘するように。また、間違いではないけれどより的確な単語を追加で教えたりもしました。

海外に暮らし始めた際の英語上達のポイント
・最初が肝心
・とにかく英語を聞かせる・喋らせる
・日本語を徹底して使わない
・親も子も苦しいけれど、根気よく頑張る!

でした。ありきたりですが、そこを忠実にやれば確実に、飛躍的に上達します。特に子供は、親が面白いくらいに上達します^^



(過去に別のブログで公開していた記事を再編集して載せたりするため、時系列など、ちょっとバラバラすることをお許しください涙)

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