そのプレスリリースに愛はありますか?
仕事柄、年間で100本以上のリリースを書いています。
営業日で考えると2日に1本は書いているのですが、PCのタイピングのしすぎで時折手が腱鞘炎ぎみになるのもうなずけます(涙)
リリースを書く上で一番重要なポイント
今でも時折、ご依頼をいただいてプレスリリースの書き方講座などをさせていただくのですが、中でも私が一番大事だと思っているのは「中学生が読んでもわかるか」ということです。
もちろん、プレスリリースの書き方には色々細かくポイントはあるのですが、「1個だけ選べ!」と言われたら挙げるのがこれです。
専門用語、難解な表現、漢字を使わない、ということはぜひ徹底したいポイントです。
特に注意が必要な業界
特に、大学や研究所、医歯薬業界、IT業界は要注意です。
その業界にいる人に伝えるための論文であれば、別にわかりやすくある必要はありません。
ですがプレスリリースである以上、「記者」とその先にいる「読者」に伝えることが使命のはず。
例えば、(超適当にリリース群の中から拾ってちょっと加工したものですが)
-----
「ADM R-DD™ RVOP 6200 を搭載したトリプルファン採用モデル、サービス開始」
-----
なんて書いてあるリリースを見て、記者は何を思うでしょうか。
「なんじゃこりゃ!?」ですよね。
愛のないリリース
こんなリリースを見た時に私が思うことは
「このリリース、愛がないなぁ…」
ということ。
記者は基本忙しい人です。毎日数百本ものニュースやリリース送付、売り込みがあります。
そんな忙しい記者に、愛情を示せるようなリリースを作らなければ即座にボツ!です。
では、愛のあるリリースとはどんなものか…?
タイトルを見ただけで、秒でポイントがわかり、記事のイメージが湧く。
それこそが、愛のあるリリースだと思います。
どんなに難解な説明が必要な業界であろうとも、リリースのタイトルだけでもぜひ工夫してみれば、全然違うはずです。
中学生の子に
「僕すごくあなたの会社に興味があるんですけど、このニュースってどんなものなんですか?」
と聞かれたらなんて答えますか?
「まぁ、その業界にいないと理解は難しいよ〜」
なんてドヤ顔で言う大人なんて、ちょっと嫌ですよね。
リリースを書く時は常に、記者への愛を忘れずに、中学生が読んでもわかるかどうかを意識して、リリースを書いてみられたらと思います。
モジモジリリースもNG
文字ばかり、漢字ばかりのモジモジ(=文字だらけ)リリースも、目がチカチカしちゃいますね。
いくら活字になれている記者とはいえ、さすがに文字で埋め尽くされたリリースばかりを読むのは嫌になってしまいます。
写真、図、箇条書きを駆使して、パッと3秒眺めたら大体どんなことを言っているのかわかるレベルを目指せたら、と思います。
気に入っていただけたら、スキ!やフォローで応援くださったら幸いです!
戦略広報のジェイード
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?