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今すぐ使える広報活動Tips 基礎〜発展まで

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10年以上広報畑一筋。大企業からスタートアップまで様々な企業で広報・ブランディングをしてきた経験をもとに、いろんな方に「今日から生かせそう」と思っていただけるような内容をお届けし…
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#ジェイード

Instagram始めました♪  ネコ🐈と学ぶ戦略広報

遅ればせながら、私が経営する戦略広報ジェイードにて、Instagramを開始いたしました。 全編マンガ仕立てにして、可愛い&楽しく デキる広報を目指すような内容です。 始めたばかりでコンテンツもスカスカでお恥ずかしいですが、これからどんどんコンテンツ充実させてまいります! フォローいただけたらとっても嬉しいです😂💛 ユーザー名:nekokoho ↓なぜか画像が表示されず、変な漢字が表示されて怪しく見えますが  直接ネコ広報のページに飛びます♪ これから1〜1週間半くらい

そのプレスリリースに愛はありますか?

仕事柄、年間で100本以上のリリースを書いています。 営業日で考えると2日に1本は書いているのですが、PCのタイピングのしすぎで時折手が腱鞘炎ぎみになるのもうなずけます(涙) リリースを書く上で一番重要なポイント今でも時折、ご依頼をいただいてプレスリリースの書き方講座などをさせていただくのですが、中でも私が一番大事だと思っているのは「中学生が読んでもわかるか」ということです。 もちろん、プレスリリースの書き方には色々細かくポイントはあるのですが、「1個だけ選べ!」と言われ

広報対応、電話口の声は「ラ〜♪」の音が鉄則

私が広報として大事にしているコミュニケーションとして「電話」があります。 最近ではメールで完結してしまう取材もありますが、やはり広報の仕事をしている以上、コミュニケーションは一番大事。どんなに小さな取材でも、1回は直接電話で話すことをおすすめします。 メールだけだと全然人となりも分かりませんし、電話でのふとした話から次の取材に繋がることだってありますから! その電話の際、私が注意していることは「声のトーン」 広報の仕事をしている以上、言いづらいことを言うために記者に連

メディアも読者も無敵のスーパーマンの話なんて聞きたくない

広報として「人」を売り込みたい時に私がメディア向けにやっている方法は、その人の人生の底辺と頂点を対照的に見せる、ということをやっています。 すごくすごく売り出したい時、よく私はペライチで人物紹介シートを作ってメディアに売り込みをするのですが、そこに欠かさず入れるのが「人生の浮き沈みグラフ」です。 よく、「しくじり先生」とかで出てくる、 ・2000年:結婚して最高に幸せに ・2005年:会社が破産して急に貧乏生活に ・2006年:多くの仲間に助けられ再起業 …みたいな感じで

記者が記事化しやすいメールとは 4つのポイントをおさえて記事化率アップ

記者は忙しいので基本リリースのメールなどはスルーする、と何度かお伝えしてきました。ですが、スルーするというのは読まない、ということではありません。記者さんは結構メールもきちんと読んでいます。 ですが、時間をかけてはくれませんので、メールを開いて5秒くらいで「おっ?」と思ってもらえなくては結局スルーされてしまいます。 Title:件名には「そのまま記事のタイトルにできる一文」 件名で「新規リリース:大卒新卒社員の業務量調査について」と書いてあるのと「コロナ影響?大卒新卒社員の

マスコミ人脈は「数」より「関係の深さ」がずっと重要

広報という仕事をしていると、時々パンパンに詰まった記者の名刺ファイルや、数えきれないほどのメディア記者が登録された名刺管理ツールを眺めて、しばし悦に浸ってしまうことがあります。たくさん活動をしてきた証なので、ぜひぜひ大事にしたいところです。 しかし実際は、マスコミ人脈で最も大事なのは「関係の深さ」です。100人の関係の薄い記者よりも、1人の関係の深い記者です。 広報の仕事を一年も続ければ見えてきますが、マスコミ関係の方はしょっちゅうこちらからの情報提供を「スルー」します笑。

競合他社の広報と絶対繋がっておくべき3つの理由

どの企業にも競合と言える企業があると思います。 どの業界においても、それぞれの企業は熾烈な競争をしていますし、「競合と繋がるなんてとんでもない!」と思う方も多いのではないでしょうか。繋がればすぐにでもノウハウを盗まれるんじゃないか、人材を取られるんじゃないか、などいろいろ心配もあるかと思います。しかし、競合の広報と繋がることにはとてつもないメリットがあります。本日は主なメリットを3つ、お伝えしたいと思います。 1つめのメリット 業界全体で危機に対応することができる 例えば数

取材を受ける時の注意点 テレビ編 〜テレビ取材を受ける時の広報の心得〜

取材を受ける時の注意点7つ 初級〜上級まで 新聞編で先日、新聞の取材を受ける際の注意点について書かせていただきました。その後個別でご連絡を頂戴し、テレビ取材を受ける際の広報の動き方についても知りたいとの声をいただきましたのでテレビ編も書きたいと思います。 テレビは今まで何百回と取材現場に立ち合いましたが、恥ずかしながらいまだに毎回反省点があります。テレビ取材はそのくらい難しいと感じます。そんな私の経験をもとに書きましたので、広報を始めたばかりの方もベテランの方も、何かへぇ〜ち

記者クラブとは?記者クラブを通じて広報をする方法

本日は、記者クラブを通じて広報活動をしていく方法についてお伝えできればと思います。 記者クラブの種類は大きく3つ 記者クラブの種類は大きく分けて3つです。 ①中央省庁:霞ヶ関の庁舎の中にあります。厚労省、文科省、等々それぞれの省庁の建物の中に記者クラブの部屋があって、そこにマスコミ各社が1-2名ずつくらいつめています ②地方自治体:各都道府県や市区町村(大きなところ)の庁舎の中にあります。 ③業界団体:兜クラブ(東京証券取引所内)・東商記者クラブ(東京商工会議所内)など そ

1社リークを上手に使ってメディア露出する方法

1社リークという言葉を、広報にかかわったことのある方は聞いたことがあるかもしれません。初めて聞く方に向けて少し解説します。 1社リークとは 1社リークというのは1つのメディアに対して、「あなたのメディアだけに、とっておきの情報を教えてあげるから、記事にしてほしいです。なるべくならちょっと大きめに扱って欲しいです!」 と交渉を持ちかけて記事にしてもらうことです。「みんなと同じ情報」よりも「うちのメディアしか持っていない情報」を欲しいのはメディアの特性なので、上手くリークという

取材を受ける時の注意点7つ 初級〜上級まで 新聞編

発散活動を続けていると、新聞社からの取材の申し込みなども来るようになります。今日は、 ■取材申し込みパターン ネットニュースに何度か載る ↓ そのうちの1つのニュースがYahooニュースに転載されて突然に会社やサービスへのアクセスが増える ↓ 単発ニュース取材としてテレビから取材が来る ↓ 業界全体のまとめ記事を書くとして新聞社から取材が来る 新聞社は、大企業だと、企業の担当の記者などがいますが、ベンチャー・スタートアップだと、業界全体を横断で見ている記者などが連絡してく

リリースの書き方は”秒でわかる”がポイント

様々な企業でリリースを書いてきた経験を基にすると、表題のとおり、最も大事なポイントは”秒でわかる”ことです。 もちろん、内容として”面白いリリースかどうか”なども大事なのですが、メディア側が受け取るリリースの数は1日100〜多い日には300とも言われています。 その中でいかにリリースを手にとった瞬間に「面白そうだな」と思ってもらうか、が大事になります。 次から次へとメール、電話、投げ込み、Faxなどで送られてくる山のような情報の中で、どんなに面白い内容のリリースであっても

社内で広報発信ネタを集める最適な方法

広報活動は情報の鮮度が命です。リリースのタイミングが遅れて時期に見合わない発信をすると、メディアから興味を持ってもらえないばかりか、古臭い情報を平気で発信する会社、などのようにネガティブな印象をもたれかねません。(ただし、創業から間も無く、広報を始めたばかりの企業はまずは発信することが大事なので、あんまりネタの鮮度などにとらわれずにどんどん発信しましょう) タイムリーな情報発信をするにあたって必要不可欠となってくる社内からのネタ集め。多くの広報がやっている広報ネタ集めのための

企業フェーズ別 戦略的広報活動

スタートアップから大企業まで、様々な規模の会社さんとお話しする中で、時々あれ?とおもうことがあります。それぞれの企業のフェーズに沿った広報活動をできていない時です。 例えば、まだ創業して間も無く、サービス名・企業名・社長さんのお名前ともに世の中に知れ渡ってはいない状況で「企業ブランド」に偏重した発信をしていたり、もうすでに企業自体が世の中からの注目を集めるような状況になっているのに、まだ小さなサービス改善だけについてのみリリースをしていたり…。 それぞれ、企業のフェーズごと