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意外と知られていないけどマンションに住んでいる人や民泊の部屋は防炎カーテンを採用しないとだめって話。

インテリコーディネーターのMIYAKE RIKAです。

建物にはさまざまな法規がくっついています。
建築基準法や消防法などがそれなんですが、
基準にもとづいた適切な構造、仕様、内装にする必要があります。

「防炎カーテン」って聞いたことありますか?


意外と知られていないのだけれど
防炎加工したカーテンじゃないとだめなんだよ!
って決められている部屋があるんです。
簡単に言うと

不特定多数の人が集まるところと高層建造物は
問答無用で「防炎カーテン」にしないといけないのだ。


身近なものに限って具体的には
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■31m(11階建)以上の高さのマンション
■ホテル、ゲストハウスや民泊などの宿泊施設
■ネイルサロンやマッサージサロンなど(店舗でも自宅サロンでも)
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・・・のお部屋に使う布製品

★カーテン
★のれん(間仕切り)
★じゅうたん


・・・は、防炎加工品であることが消防法で定められています。


何も気にせずに買ってきた非防炎カーテンや
ご自分で縫い合わせたカーテンをぶら下げている人もあるかもしれませんが
厳密にいえば、それ、ダメなんです!
自宅の一部屋をつかってネイルサロンを♪なんて人も
ちゃんと防炎カーテンをぶらさげないといけません。


防炎カーテンを手に入れるためには

■「防炎カーテン」を買う
■防炎加工がされている生地を使ってオーダーカーテンを作る
■普通の生地だけど後防炎加工を追加してオーダーカーテンを作る

※後防炎加工ができる布は限られます
※後防炎加工の場合は、洗濯するごとに必ず専門業者の手で「防炎加工」をやり直さないといけません。

というやり方があります。
きちんと防炎加工されたものには防炎ラベルがついています。

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防炎ラベルをつけることができるのは消防庁長官によって
「登録表示者」として登録を受けた者に限られているので
誰でも勝手につけていいわけではありません。

ラベルには必ず登録者番号が記載されているので、
番号をおえばどこの縫製業者が縫製したカーテンか
わかるようになっています。

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防炎ラベルのアルファベットの「E」は縫製業者を意味します。
A 製造業者(生地そのものを作る)
B 製造業者又は防炎処理業者
C 防炎処理業者
D 防炎処理業者(吹き付け)
E 裁断・施工・縫製業
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防炎カーテンって実際どうなの?
燃えるの?燃えないの?
実験動画をどうぞご覧ください。


ご覧いただきどうもありがとう!





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