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男があって、女があって、それ以外にも色々あって

「女優」と言う言葉がめっきり姿を消してしまった。男だから、女だから、男たるもの、女たるもの、みたいな事を言い切ることが憚られる世の中になって来てしまって、バラエティー番組に番宣でやって来た女性の役者の名前には、もうどこを見ても「俳優」の文字が添えられている。本人の意向を反映しての場合もあるだろうし、多分その場合はその言葉を選んだ本人のしっかりとした意思がそこにある。性別が理由で降りかかる理不尽や不幸は男だろうが女だろうが決して有ってはならないけど、言葉に対する意思も何もない所で、ジェンダーレスだとか、ジェンダーフリーだとか、そう言う「時代の流れだから」と言う理由だけで言葉が片っ端から平らに均されていってしまうのは、いやはや何とも、何ともいやはや。

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