MRIの結果はあまり良くなくてショック#012 〜入院5週間目〜

化学療法+放射線治療の途中経過を見ようとのことで、撮影したMRIですが、家族と一緒に見たところ、造影剤を通して見える範囲は広がっているとのショッキングな発表が。

主治医が言うには、「腫瘍が小さくなる時にこうやって一時的に広がることもある」と言っていましたが、ポジティブに治療に向き合ってケトン食などの食事療法をやっていた僕としては大ショック。
「今までやったことは意味のないものだった、、、?」というレベルで主治医の言うことが右から左に抜けて行くという感じ。

家族は小さくなっている気がするなどといって励ましてくれますが、本人としてみてはどうなんだろうなと言う気持ちでいっぱいでした。

結局そんな日でもテモダールと放射線治療はするわけで、毛も抜けるは便秘だわでなんとも言えない微妙な日々は続くわけです。

「このまま死ぬかもしれない」というネガティブすぎる気持ちになってしまうのは良くないと思い、「こんなところで死んでたまるか。生きてやる」と強引に思考を切り替えることにしました。

そりゃそうです。何も成し遂げてない。子供もいない。何もないんですよ。僕には。

そんな中途半端にアラサーになっただけの男が落ち込んでいるヒマなんてないんです。
なんとしてでも生きなきゃ。シクシク泣いて何かが変わるわけでもないのでね。
自分ができることをやらなきゃなんです。

長かった入院生活も5週間。
入院も5週間目になるとかなり終わりが見えてきているので気は少し楽ですからね。
メシは相変わらず楽しくないけど、放射線の脱毛もかなり落ち着いてきたのでセーフセーフという感じ。

しかし、気になることといえば、いつ退院させてくれるのかということです。

42日目で僕は退院する気まんまんでしたが、隊員する時にまたMRIを撮るとのことですので、それの日にちがいつになるのか次第で退院の日にちも変わるわけです。

結局5週間目には何もわからず、最終週まで退院の日にちはわからず、、、

恐らく最後の病院での土日だろうという気持ちで最後(仮)の土日を過ごしたのでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?