私の人生の責任を取ってくれるのは
ある日、社内の隅で書類をコピーしていた。
なんとなく顔を上げ、社内全体を見渡した。
社員全員、何かに取り憑かれたかのようにパソコンに向かって黙々と作業している。
周りの先輩も毎日ため息をつきながら仕事をしている。
「しんどい。」「辞めたい。」
そんな言葉が響き渡る。
私もその一員なのだと思うと怖くなった。
こんな環境にいて幸せになれるわけがない。
だったらここから抜け出して、自分の居心地が良い場所で、楽しく夢中になれる仕事をするのが自分のためではないのか。
でも今、せっかく正社員で雇ってもらえていて、給料も安定だし、有給も好きなときに取れる。年2回ボーナスがちゃんと入る。
こんな安定した職に就けていることで親を安心させられる。
フリーランスになるなんてきっと反対されるだろう。周りにもバカにされるだろう。
そう思って何も行動できずにいた。
「誰があなたの人生の責任を取ってくれるのですか。」
どこで聞いた言葉か思い出せないけど、
これを聞いたとき、込み上げてくるものがあった。
自分の人生を生きるのは他の誰でもない自分だ。自分だけだ。
自分の人生の責任は自分しか取れない。
私のやりたいことに対して反対意見、文句など言ってきた人がいたとしても、
その人は私の人生の責任など取ってくれない。
そんな人は無視して、自分を貫けばいい。
雑音には耳をふさいで、応援してくれる人の声援だけ聞けばいい。
考える前に行動。
やってみないとわからない。
なにか手をつけないと始まらない。
なんの取り柄もない私はとりあえず文書を書く練習をと思い、noteを始めた。
まだまだ初心者とも呼べないほどだけど。
地道に頑張っていくと決めた。