ギャルになって文学フリマ大阪で出店してみたレポ
皆さん、こんにちは&こんばんは!
茉莉花しろと申します。
今回は2023年9月10日に開催された文学フリマ大阪11に出店してきたレポを書こうと思います!
ちょっと気になる内容があると思いますが、一旦スルーでお願いします。
文学フリマとは?
文学フリマとは、学作品展示即売会。 出店者が自ら作った作品を自ら手売りするフリーマーケット形式のイベントである。 全国各地で開催されており、開催当日は出店者自身が制作した小説、詩、短歌、俳句、批評、ノンフィクション、エッセイ、絵本、紙芝居のほか、写真集、ZINE、漫画など幅広いジャンルの作品が出品される。
……とまぁ、小説メインの同人誌即売会のことです。
コミケと聞くと知っている方は多いでしょうが、小説メインの同人誌即売会は知らない人が多いと思います。
そもそも小説を読む人が少なくなってきていると言われていますが、それでも多くの人がこのイベントに参加しています。
仲間がいると思うと心強いですよね。
そんなイベントに参加した今回のまとめを書いていきます。
まず先に結果!結果でしょ!
この記事を見ている人は恐らく出店する側の人が多いのではないでしょうか。
もちろん、ただ興味を持って読んでくれている人もいると思います。
ですが、参加するとどれくらい売れるのだろう?と言うのはみんなが気になるところですよね。
と言うことで、お先にまだ参加して二回目の私がどれくらい売れたのかを書いていきます。
『マボロシお宿の宿泊帳』(値段:600円)……7冊/10冊中
『絡まった糸をほどいて』(値段:600円)……3冊/10冊中
とまぁ、こんな感じでしょうか。
「あれ、思ってたより少ないんだ」と思った方。
そうなんです。特段SNS上で有名ではない私のようなアマチュア作家は大体これくらいではないでしょうか。
一応、今回も完売を目標にしていたのですが、なかなか道のりが長いですね(泣)
ちなみに今回は二冊の新刊と二冊の既刊を持っていきました。
既刊は一切売れることはありませんでしたが、私がごり押ししていた『マボロシお宿の宿泊帳』の売れ行きは良かったです。(私の最大の推しである歯車壱式さんをモデルに書かせてもらいました!)
無料配布としてこの小説の一部を載せたのも大きかったのではないかと考えています。今回は前回の反省をしっかり生かすことができましたよ!
売っている最中はどんな感じ?
上のような結果となりましたが、「え、そんなに興味持たれないの?」と思うかもしれません。まぁ冊数的にそう考えるのが普通なのでしょう。
私が肌で感じた感覚としては、「ちょっとは興味を持ってくれる人がそこそこいるかな」って感じです。
今回の文学フリマでは、仲良くしてくれているフォロワーさんや前回の文学フリマで私の作品を気に入っていただいた方々が来てくださいました。
新刊を二冊とも買っていただいたこともあり、前回よりも苦戦することはなかったんです。
でも、他のお客さんたちは「まぁとりあえず見てみるか」の人と「興味ないジャンルはなぁ」との人がほとんどだったと思います。
思わぬところに好みの小説が転がっていることもありますが、大体のお客さんはある程度見当をつけて探しているようでした。
私も何回か一般参加したことがありますが、正直気持ちはよーーーく分かります。
あまり好きではないジャンルだと、どうしてもスルーしてしまうんですよね。
目が滑ると言うのでしょうか。不思議と違うところに目が行ってしまうのかなぁと思ったり。
そんなこんなでオープンしてからたくさんの人に声をかけて、本をご購入していただきました。興味がなくても無料配布を読んで戻ってきてくれる人がいたりするんですよね。めちゃくちゃ嬉しかったです。
お客さんとの交流
文学フリマの良いところは、作り手とお客さんの距離が近いところです。
近いからこそ、好きなものについてお話しできたり、交流をすることができると私は思っています。
今回のイベントではその良さがかなり出ており、差し入れをもらったり、サインを求められることもありました!
本当に嬉しくて嬉しくて、サインした後は友達と一緒に新しいサインを考えたくらいには舞い上がっていました。
あ、ちなみに考えたサインはこれです↓
一人は以前からSNS上で仲良くしてるフォロワーさんで、新刊二冊とも買っていただきました。
買ってから少し時間が経った後に戻ってきて、「サイン書いてもらってもいいですか?」と言われた時には本当にびっくりして友達とアワアワしていました(笑)
二人目の方は、初めてイベントに参加して買った一冊目が私の本だったとおっしゃっていました。
実はフォロワーさんよりも先にいらっしゃって、「他のブースでサインを書いてもらってるのを見て来たんです」と言われた時にはもうほんっっっっとうに嬉しかったです。
むしろ、私で良かったのかなぁと思いましたが、喜んでもらえるならいくらでもサインはしますよ!
ちなみにこの方は私が声をかけた方で、「見本誌もあるので、そちらで読んでみてください!」とお話しをしたら読んで戻って来てくれたんです。
正直どこに惹かれたのか気になっていたのですが、きっと何かが面白いと思ってくれたのだと信じています。めっちゃ信じています。
他にもまだまだ交流したお客さんはたくさんいますよ!
私と同じ異形頭が好きな方がお二人ほどいらっしゃいました。
一人は某SNSで『文学フリマ 異形頭』と調べて出てきた私の投稿を見てくれたようです!
途中で迷子になっていたそうなのですが、無事に私のブースに辿り着いてもらえて良かった……!ちなみにこの方も私が声をかけたのですが、本当偶然見つけたようです。運が良すぎないか????
二人目は同じく異形頭が好きな女性。
この方はあの映画泥棒が好きで小説を書いているとのこと。めちゃくちゃ気になっているので読みます。絶対読みます(迫真)
そんなお仲間でしたが、お話ししている間に『マボロシお宿の宿泊帳』の分厚さを見て「某作家さんほどではないけど、めちゃくちゃ分厚い!」と笑っていましたね。その後、好きなものはどれくらいの文字数で書けるかとお話をしていたんですけど、私は今回15万文字を書いていたので「あ、愛が重いっ」とまた笑っていました。
無事ご購入を決めていただいたのですが、今回は購入していただいた方限定で私の推しをモチーフにした栞をお渡ししていたので、当然その方にも渡しました。もちろん、説明付きで。
すると、「こ、ここまでするとは!愛が凄い〜!」と終始笑っていただけたので私個人は大満足でございます(ニッコリ)
こんな感じで本当にたくさんの人とお話をし、私の作品をご購入していただきました。お迎えしてくださった方、本当にありがとうございます。少しでも私の世界観を楽しめるよう願っております。
ところで、ギャルって何?
はい、では皆さんがタイトルで気になっているであろうこのこと↑
まぁ色々理由があって今回はギャルになって文学フリマに参加しようと思ったんです。
私、学生の時は大してギャルが好きじゃなかったんですよね。
いや、むしろ嫌いな部類だったと思います。
しかし、大学生の時に出会った人によって「あれ、思ったよりギャルって怖くないんじゃない?」となり今に至ります。
彼女たちのマインドに憧れがあるんですよねぇ。
かっこよくないですか? ギャルって。
え? そうでもない?
うーん、人それぞれですよね、好みって。へへ
まぁそんな感じで憧れ半分で今回は元ギャルの友達の力を全面的に借りてメイクやら服装やら準備しました!
(その過程はまた詳しく書きますね!)
準備段階で大変だったんですけど、ちょっと強めの格好していると変な人に絡まれる確率が低くなるから便利ですよね。
数年前に髪をターコイズブルーに染めた時にも感じましたが、目立つ格好や強そうな格好をしていると変な人(特に男性)から絡まれる確率が格段に下がっていると私は思います。個人的にはギャルをおすすめしますよ!
あと、一応もう一つ理由があるんです。
それは、来年小説の公募に出そうとしている小説の主人公がギャルだから!
出ました、出ましたよ。茉莉花しろ特有の好奇心を発揮しましたよ!
理由の七割くらいがこれです。
実際にギャルになってみないと何が大変なのか、何であんな行動をするのか、なぜよく目を触っているのかなど、分からないんですよね。実際、その通りでした。
彼女たちは目立つ服装をして楽しんでいるんだと思っていたんです。
でも実際にやってみると、めちゃくちゃ楽しいですね、コレ!!!!!!!
何だろう、不思議な自信が湧いてきます。どこから来るのだろうか。
こんな感じで文学フリマという場所でギャルをやってみましたが、友達からの評価は「まだまだ!精進あるのみ」だそうです。
ギャルって難しい。
で、文学フリマの感想は?
色々書きましたが、結局言いたいことは文学フリマめちゃくちゃ楽しいよ!ってことです。これに尽きます。
売る側も買う側も、その人の世界観を見ることにより楽しむことができるんですよね。
それって、素敵なことだと思うんです。
せっかく自分の手で作り出した物語をそのままにするのではなく、誰かに読んでもらうことによってより深く繋がったり、何かしら良いきっかけをもたらすのではないでしょうか。
きっと読み手書き手の人々の中には物語に救われた人は多いと思います。
物語は、本は、最後の心の拠り所として存在し続けてほしいと切に願っています。
なんせ私も、物語に救われた側の人間ですからね!
最後に
長々と書いてしまいましたが、文学フリマの楽しさは伝わったでしょうか?
今回は前回のバンジージャンプと違ってあまり面白くはないかもしれませんが、これをきっかけに「出店してみようかなぁ」とか「また参加したいなぁ」と思ってくれると嬉しいです。
こんな変なことを考えている人もいるので、本当に面白いですよ。
最後に、今回私の作品をご購入してくださった方、はたまた私のSNSアカウントをフォローしてくださった方、改めてありがとうございます。
全くの無名からはじめてまだ二回目の文学フリマでしたが、こうして私の作品を好きだと言ってくれる方がいるのが本当に嬉しいです。心の支えになります。
これからも日々精進し、さらに面白い作品を書けるように頑張りますので今後もよろしくお願いします!
こんな私で良ければ仲良くしてくださーーーーーーーーーーーい!!!!!
茉莉花しろ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?