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シンガポールでの産婦人科探し!

実はこんなに長い海外生活は、初めてな私。私よりも海外生活の長い、先輩の夫はいるものの、お互いに仕事があるとおんぶにだっこで頼れない。ましてや、二人とも初めてのことなら、お互い手探り、メインタスクは私の役割。
不安はあったけれども、それでもやはりシンガポールという国は、他の国に比べてとても恵まれていると感じます。
なにせ、日本人クリニックがあるからね。

今回はそんなクリニック事情をまとめていきたいと思います。産婦人科オンリーですけどね。

まず、産婦人科にかかわらず、私のような海外からの在住者にとって、シンガポールでの病院のオプションは大きく分けて3つ、私立クリニック、国立クリニック、そして日本人クリニック。もちろん日本人クリニックは私立になります。
先ほども記載しましたが、比較的医療の水準は高いシンガポール。よっぽどの専門的な病気ではない限り、地元のクリニックに行っても問題はありません。

しかし、専門医となると、大きい医療機関へのかかりつけが必須となり、総合病院での選択となります。
そんな中で今回私が気にしたのは三つのポイント。
①値段
②病院の設備、サービス
③外国籍への対応

シンガポール公立病院

①費用は、約1,000ドルから9,000ドル(全然費用感が見えてこない汗)
というのも、シンガポールは全て課金制度なので、自分がどのような選択をするかにより金額が異なります。

例)経膣分娩 平均5,000ドル
  帝王切開 平均8,500ドル
  無痛分娩 平均800ドル

また、その中でも胎児ドックや、染色体検査によって、金額は変動します。
それに合わせて、シンガポールは、無痛分娩が主流なため、入院期間はとても短い。それでも一泊、10万円はくだらないとか。はぁー高い。
もうこの時点で私たちは、シンガポールでの分娩を半ばあきらめです。
大体日本人の方で、全て国立、公立病院を利用した方は、トータルで100万円前後だったとのこと。

②病院の設備、サービスに関しては、利用をしたことがないので、知り合いの体験談になりますが、設備、サービス自体は特に古くも感じず、病院もきちんとお金が回っており、奇麗だったと。調べてみても国立病院は、人気な病院も多く、設備、サービス、医療レベルにしても日本と比べても同じくらい、もしくは産婦人科に関しては高い部分もあるのではないかという感じでした。
後述もしますが、病院の設備、サービスはさほど、どのタイプの病院も変動はないようです。

が、しかし、そう忘れてはいけないのがシンガポールという海外だということ。
もちろん、日本人の人が常駐するわけではなく、全て現地の言葉。シンガポールは英語と中国語がメインなため、英語に流ちょうな方であれば問題はないでしょう。

なので、③外国籍への対応。こちらはまずまず。特に外国籍に対して何かあるというより、語学面のサポートがなく、現地の方と同じ対応になります。
正直、初めての妊娠、出産、語学に不安がある方には、おすすめしません。
妊娠中、不安な気持ちを、検診の時に解決できないのは、これだけ高いお金を払う意味は感じられませんしね。

シンガポール私立病院

①費用は、約5,000ドルから20,000ドル。高すぎてお話になりませんね。日本円にして約200万円って、車が買えます。

例)経膣分娩:平均S$9,000程度
  帝王切開:平均S$15,000程度

ここまで高いからには、よっぽどの良さがあるに違いないとお思いの皆様、そんなことはありません。まぁ、確かに少しはサポートは違うでしょうが、基本的には、変わらない印象です。
国立、公立病院と違うと感じるのは、パッケージ売りが多い点でしょうか。
国立、公立病院は、比較的自分で何が必要かを選んで行うカスタマイズ型なので、お金をセーブしたいと思えば、少し努力料で変わる部分があります。
ですが、私立病院は、基本的に染色体検査や、胎児ドック、その他の検診などが、出産パックとして一体化されております。

②病院の設備、サービスに関しては、レベルは高いと聞くものの、さほど画期的なものがあるわけでもなく、国立、公立病院だからダメ、私立病院だから良いというのは無さそうです。ただ、入院に関しては、やはり個人部屋の充実度が違ったお話などは聞きますね。ただ、その分入院一日に対する金額も高いので、みんなここでも一泊二日退院が主流だそうで。
(余談ですが、そんなに早く病院追い出されるなんて、産む身としてはちょっと衝撃。もっと休ませてくれ。)

そして、③外国籍への対応。こちらは流石だなという印象。もちろん、メインの医師の方は、基本的にローカルの方で英語、中国語メインとなりますが、不安に応じて通訳が同行するサービスがあるそうです。
検診、検査の説明など、日本語通訳が付いてくれるならという思いもありますが、産婦人科ではなく、精神科で通訳制度を使った方から話を聞くと、通訳のレベルはそこまで高く無いそう。英語が会話で出来るレベルであれば、あまり有難くは感じられなかったとのことでした。タイミングによっても、人によっても違うので、確かなことは分かりませんでしたが、専門用語などは、やはり頼らざる負えないと思うので、こういう対応があるのは嬉しいですね。

思ったよりも、この二つだけでも長くなってしまったので、日本人クリニックについては、次のブログにて書きたいと思います。
結果からお伝えすると、私は日本人クリニックにて通院を始めたので、より詳しく情報をお伝えできると思います。
病院によってもサポート体制が違うので、是非そちらも参考になれば幸いです。


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