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最近のご報告。

お久しぶりです。Jas🌺です。

なかなか研究が忙しく、noteを投稿できなかったのですが、

先日、やっっと論文を完成させました!!!👏👏👏👏

年末年始はほとんどフル稼働で、朝5:40に起きて、ご飯以外はノンストップで10時まで作業していましたが、やっとこ発表まで走り抜けました。お正月太りが長引きましたが、それよりも得られたモノは大きいです。

コロナの関係で思ったような外へ出ていく調査はできませんでしたが、個人的にはほとんど英語文献で研究活動を行ったこと、様々なデータ分析手法を適用してみたり、そのために専門的な英語文献を読みこなせるようになったので、個人な能力としてはかなり向上したかなと思います!これから確実に活かせるスキルなので、楽しみにしたいと思います。

さて、本題ですが、このnoteでは研究をどのように進めればいいのか(良かったのか)、研究から得られたことについてお話したいと思います!私の自戒も込めてです。修士や博士の経験って何の意味があるの?と言われることもあると思います。私は、結果としては行ってよかったと思いますし、海外では修士や博士は分野問わず評価される(ビジネス界でも優秀層がゴロゴロいると聞きます)にも関わらず、国内の修士・博士への当たりが強いのか(少なくとも私は就活でその圧を感じた企業がありました)甚だ疑問でした。そのイメージを払拭するためにも、自分でやってきたことに自信を持って、このnoteを書きたいと思います。

あと、誰かが頑張った痕跡って、何よりも自分のやっていることに自信が持てなかったりした時に、本当に力になるんですよね。なので、もし誰かがこの記事を見て、頑張ろう!と思ってくれたら嬉しいです。私も辛い時が来たら、この記事を読んで自分を鼓舞しようと思います😉

アイデアを図式化したかったのですが、そこまでの余裕はないので、どうか文章から想像していただけると嬉しいです!(泣)また時間に余裕ができたらきれいにまとめたいと思います。

1. 計画性が身につく

「ゴールまでに何が必要なのか」、「そのために今何をすべきか」がわかるという点です。研究テーマ、仮説を決定するところから、正解はありません(研究室によっては教授のテーマをやらされる要員になることもあります)。誰も正解かなんてわかりません。そして、立てた計画にはどれくらいの時間がかかるかなんぞ分からないですし、やってみたらこんなにかかるのか!?と思い、本当に焦ります。

2. 自己の限界を把握し、何ができて何ができないのかが分かる

計画を立てるにもそこには「自分の限界」というのがつきものになります。「自分の限界」とは、残りの時間で自分の能力で何ができるかということです。これまでのどの強みを活かし、新しく何を習得するかという部分です。これは、本当に難しい先読みだと思います。先行文献に基づいた分析手法の内容の部分とも関わってくるものの、どちらが先行してもおそらく良くないだろうと思われます。つまり、自分の能力の習得を進めながら、先行研究を読み進めて、それに対して自分が何ができるかを検討する、というサイクルを何度も繰り返す必要があります。いわば、論文を書く研究する力は、「要素を組み立てる力」「個人のスキルセット」に分けられると思います。もし、このどちらかに偏ってしまうと、極端な話ではプログラミングはできるようになったけれど、先行研究に当てはまるわけではないor先行研究の調査ができていないという話になってしまいます。また、先行研究のみであれば、自分のスキルとしてはこれまで身につけてきた範囲内にとどまることから、理解できる先行研究の範囲が限られてしまうかもしれません。

3. 膨大なデータ構築・管理・処理能力が身につく

分析を行う人でなくても、修論を書くには一つひとつのピースをつなぎ合わせる力が必要です。誰もつなぎ合わせたことのないピースの組み合わせです。そのためには、膨大な既存調査を行い、それらの因果関係を結びつける必要があります。そのために、それらのデータを構築し、管理する能力も必要となります。私は、既存研究の調査を日本語で部分的にまとめたものだけでもA4の70ページほどになりました。また、文章以外の図表データについてや、分からない英語関連の知識、新しい知識はExcelで逐一まとめてました。文中では、正確にそれぞれの要素を引用していく必要があることから、出典は常に意識しながら、研究を進めていく必要があります。長期間にわたって研究をするため、かなり前に調べたことはどうしても忘れてしまいます。そうすると、せっかく時間をかけて調べたとしても、研究として積み上がっていかないので、その都度大事だと思ったところはデータを構築していくことで、サイクルを回していくなかで、そこに当たった時にそのデータの上に積み上げることができるようになると思います。

4. 完全でない状態で前に進めるようになる

研究を進めるにしても、まず自分の分野とベストマッチする文献と出会えるまでに時間がかかります。1、2で挙げた自分の限界性を含めて内容面がクリアされ、自分の研究へとつながる先行研究において優先順位付けで1番になる文献で、自分の研究の説得性を増させる重要な要素になります。よって、目の当たりにする研究で何がわかっているのか、わかっていないのか、また自分の研究にその要素を取り入れるのか取り入れないのかという具体的なアクションが決まっていない状態で、前に進み続ける必要があります。もしかすると、最初からこうなんじゃないか、という前提があって研究を進める場合もあるのかもしれませんが、私はそれは面白くない研究だと思います。何がわかっていないのかを明らかにした上で、切り込むのが研究だと思います(偉そうにすみません)。よって、次のアクションが決まっていない状態で、常に先行文献を読み進めることは、かなり不安感が大きい状態になるかと思います。きっと教授からも、「まだ?」みたいな感じで詰められると思いますし、だけれど、教授も答えがあるわけではないので、自分の力で正しいと思う方向へ進むしかないという状況です。この状況を乗り越えれば、結構あとは作業を進めるのみになるので、楽になれると思います。

5. 限られたリソースで何が言えるのかをひねり出す

散々←先行研究を行ったところで、自分の研究テーマに取り込んで言えることは、思ったよりも限られてます。時間はかかるのに、本当にガックリきますよね。よって、限られたリソースから自分にとってフィットするリソースを紡ぎ出す必要があります。それも説得力のある出典元で、です。「組み立てる能力」でもありますが、こうだからこうでしょ!と反論の余地がない論理を研究の屋台骨として据え置く必要があります。

今回は、研究によって得られたこと、研究の進め方をご紹介しました!偉そうにすみません!私は研究者にはなりませんが、この一連の動作は本当に仕事でも生きると思ってます。ぜひご参考にしてみてくださいね!

Jas🌺

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