#人事の仕事【キャリコンサロン編集部】
「キャリコンサロン編集部」活動、木曜日担当のじゃれっと・きむです。
67回目の投稿となりました🎶👏🤗
11月も後半戦です。なんとなく慌ただしくなってきている今日この頃ですけど日に日に冬の気配が近づいて来ていますが、秋冬の季節が好きな私にとっては、体調も万全に過ごせております。
文章を書くことが苦手な私。自分の意見を文字にして伝えることも苦手な私。そんな53歳に「思考の整理」と「文章を書く」という反復練習の場を与えてくれる「キャリコンサロン編集部」に感謝です。
ブログの内容の方は、いつもの如く、気ままに、思うがままに、好きに書いておりますけど、今回もご覧いただき、誠にありがとうございます😊
🍀はじめに
今回のテーマは「#人事の仕事」です。私は、社会人人生として、公務員しか経験がありません。その中で、この人事という組織に対しては、いろんな感情が芽生えます。
憧れ、苦しみ、嫌悪、怒りといった感情が34年間の中で移り変わる。
今でこそ、人事の仕事の重要性に気づかされていますが、当時はあんな部署は糞くらえ、現場のことも知らないくせに・・・。
まあ、この世界は嫌いでした。
🍀エリートしか配属されない「人事部人事課」
人事の仕事。社会人になって数年してのこと。人事の職員が私の職場にやってきたとき、職場の職員、課長以下、みんな「へこへこ」した態度で接しているように見えました。
上司や先輩曰く「人事課に行けば出世コースだ」と、そんなことをよく聞かされていたように思います。確かに人事課には、大卒(しかも地元の九大卒)の上級職採用の職員が集まっているのは確か。特に人事課の中でも職員の異動を牛耳っている係は特にね。
人事課には給与などの庶務を扱う仕事もありましたが、そこには、かろうじて高卒も配属されている、そんな感じです。私は、高卒で学歴も経験もない職員でしたから、そんなエリートコースの線路に乗っている訳でもなく、34年間の公務員人生のうち31年はアウトローな世界を渡り歩きました。当然ながら、そのエリートの皆さんとは全く離れたところにおりました。前述したとおり、「人事の仕事など糞くらえ」「現場のことも知らないくせに」と考えていましたから、エリート(つまりキャリア組)ではない私にとって、全く関心のない部署でした。
🍀人事の仕事とは何か①
人事課がどんな仕事をしているのか、そう聞かれれば、私は迷いなく、「トップ、あるいは一部の権力者の意見を踏まえ、働き手をあたかも将棋の駒のように動かし配属先を決める作業をしている部署」と答えるでしょう。
多分、人事課で働く皆さんからは、猛反撃を受けそうですが、実際に追う思うのだから仕方ない。現に、役所で働く34年間の間、入庁した時から、早期退職するときまで、人事の仕事への認識は変わりませんでしたし、実際に代わっていないと思います。
「あたかも将棋の駒のように動かし配属先を決める作業」といいましたが、人事の人間はそれは違うと口を揃えて言います。しかし一方で、職員が勤務評定として毎年記入しているシートすべてに目を通しているのかといえばそうではない。結果的には将棋の駒を動かすだけで、その駒の中身をしっかり吟味しない。「歩」として生きる道を決められれば、いつしか「と」になれることを地道に期待するしかない。たいていの場合、「歩」は「歩」と食い合いすることになることが殆どであり「と」になれる数はごく僅かですから。どうせなら、一生「歩」で働け、と言われたほうが、いつか「と」になれるから頑張れと言われるよりいいかな。
いまでいう「キャリアパス」など、そんな概念は全くなく、それは今も続いています。「キャリアパス」があるとしたら、それは有望な学歴等があるものだけの世界。飛車角金銀程度であれば王の傍で働ける。残念ながら「歩」にその制度に乗っかる資格はない。
しかし、実は「歩」が一番顧客に近いところにいる。
このことを重要視しない組織は、体裁だけをよく見せているだけで、中身は不満分子がウヨウヨいる組織。その不満分子が口をつぐみ、黙って言うことを聞くのは、公務員の仕事を一生保証され、年を重ねればどんな職員でも高額所得になれるから。役職者ではなくとも、恒常的な残業部署にでも異動すれば、年収1000万なんてざらにいる。「歩」として、上手に生き抜けば、それはそれで天国なのかもしれない。
そんな好き勝手に動いている「歩」の扱いも放置している人事部門の役割ってなんなんのでしょう。
🍀人事の仕事とは何か②
民間企業の人事。普段、どんなことをしているのか。先日も受けたばかりであるが、いまテーマとして賑わっている「人的資本経営」を目指して人材を人財として、その在り方を研究し、従業員にとっても会社にとっても双方が幸せとなるような仕事をしているのだろうか。
キャリアコンサルタントの知り合いに人事部門で働く方は多い。キャリコン資格者が人事部門で仕事をすることで、どんな変化が人事に、会社に、そして従業員に、どのような効果が発生しているのだろうか。
民間企業は公務員と異なり、人事部門はエリート街道ではないと、昔、某メガバンクに勤める同級生から聞いたことがある。
利潤追求のために活動する民間企業だからこそ、利益に直結する部門が一目置かれるというのは分かりやすい。
改めて、人事の仕事とは一体、何なんだろうか。
従業員にとっても会社にとっても双方が幸せとなるために・・・・
そう、黒子的な存在。人事の仕事って、黒子的な存在ではないか。縁の下の力持ちといった感じが私にはぴったり嵌る。縁の下の力持ちとして、外には見えないけれども、組織が円滑に活動できる体制づくりの影の立役者なのだ。
こう考えてみると、私が組織で見てきた「公務員の人事の仕事」って、それとは真逆で、単なるエリート意識に凝り固まり、「縁の下の力持ち」としての存在からは程遠い、本当に残念な組織だと改めて思う。
🍀さいごに
人事の仕事に対して、とやかく言えるだけの知識も経験もない中、自分の偏った経験と憶測だけで書きなぐってみたけれども、自分の中にあったもやもやをここに可視化してみると、それはそれで頭が整理されてよかったように思う。
果たして、私の認識って、全く異なった認識なんだろうか。
であるとしたら、それはそれで、未来は明るい訳だから。
人事部門がエリート街道であり続ける公務員の世界は、明るい未来が来るまでにまだまだ相当の時間が掛かるような気がする。私は公務員のキャリア形成にはあまり興味がない。そもそも働き方を変えるつもりがない世界。公務員で働く=一生安泰(形として)。黙って居れば、国が給料を上げてくれる。また上がるみたいだしね。成績不振で解雇されることもないし、民間企業のように倒産することは絶対にない(財政再建団体になることはあるけど)。
危機感はない世界といっても過言ではない。民間と比べることがナンセンスか。真に変わろうとする意識が持てないだろうし、そんなことができる職員は、公務員の世界から、さっさと抜け出すだろうと思うから。
私は早期に抜け出した一人ではあるが、公務員のぬるま湯人生に浸ってしまった事実は消えないし、そんな悲しい社会人経験だから、外に出てみるといろんなことに厳しさを感じる。それでもそんな恐ろしい組織から抜け出して良かった。なぜならば、自分の職業人生を一介の人事課の人間に決められてしまい、そして大事な職業経験、自分らしい人生を失ってしまうというのは残念で仕方なかったから。世の中の公務員で、単なる駒扱いをされていると感じ、それが苦しい、辛いと感じているとしたら、一人で抱えず、人事のことについてお話をお聴きします。自分のモヤモヤを言語化することで、次の道が開けると思いますよ。
고맙습니다〜😊
じゃれっと・きむ🍀
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