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京都発!コレクタブルNFT「ShikiDeities」第一部・天狗/記念作品『烏天狗✖️冠位十二階』


こんにちは。Shiki Deities のFounderの那知(Nachi)です。


Shiki Deities 第一部 天狗 記念作品

『烏天狗×冠位十二階』
(からすてんぐ×かんいじゅうにかい)を

「Shiki Deities」アニメ塗りアート専属クリエーターの
TALKIE(トーキー)さんに描いていただきました。

『烏天狗×冠位十二階』(全12作品)


『烏天狗×冠位十二階』の名前の由来・簡単な解説

『 鳥天狗(カラス天狗)✖️ 冠位十二階 』〜徳の秩序を広めし神〜

鳥天狗(カラス天狗)とは、
鳥ようなクチバシをもつ顔をしており、背中にある羽根で自由自在に
飛翔することができる、強力な神通力を持つ神様です。

烏天狗や天狗と聞くと、アニメ「妖怪(ようかい)ウォッチ」でも
登場する通り、妖怪のイメージがある方が多いかもしれません。

天狗は”日本の神様”として有名ではありますが
”日本の妖怪”としても有名です。

神様と妖怪の違いはなんでしょう?

結論から言うと

目に見えない” かつ、”神性の性質が高い” 存在を「神様
目に見えない” かつ、”獣性の性質が高い” 存在を「妖怪

と古来から日本の人々はそのように呼んでいるようです。

注)神性とは、「全体主義」という、個人の利益を追求するのではなく全体として上手く回るように考える感性であり、「利他主義」、他我、非我のことであります。またこれらの神性極まる行為の延長線上に、人々が『光』と崇めるものが存在します。

注)獣性とは、個人主義という、自分の生存のために他人をないがしろにする感性であり動物的な欲求のことであり、
利己的主義、エゴとも呼び、キリスト教でいう7つの大罪(色欲、強欲、暴食、怠惰、傲慢、憤怒、嫉妬)の欲望のことであります。
またこれらの欲望による行為の延長線上に、人々が『闇』と呼ぶものが存在します。

” 人間 " という同じ種族・属性でも「神性・光」と「獣性・闇」のバランスが人それぞれ違うように、神様・妖怪と呼ばれる存在も、その " 存在 " ごとに様々です。

"神性・光" が強い天狗を人々は、「天狗神」とあがめ
"獣性・闇" が神性を上回る天狗を人々は、「妖怪」と呼んでいるようです。

烏天狗ですが、京都の鞍馬山ではもちろん、東京都八王子市の高尾山や
神奈川県鎌倉市の山ノ内を中心に日本各地で、お目にかかる、視ることができます。そして、祀られている場所によりご利益は様々です。

烏天狗像(鎌倉市建長寺半僧坊)

烏天狗について詳しくはこちら↓


「冠位十二階」の概要について

ここで、冠位十二階について解説します。

『冠位十二階』とは、日本で603年に制定された制度です。

役人の位を12段階に分け、
位(くらい)に応じて冠(かんむり)の色を分ける仕組みで
個人の能力に応じて、役人に取り立てようと定められた制度です。

当時の日本では、職業や地位は親から子に受け継がれていたため
父親が役人であれば、子供も役人になる


これでは能力の低い人でも、偉い父親の子供というだけで
役人になり、権力を振りかざすことができる

反対に、どんなに優秀な役人であっても父親以上の役職に就くことはできませんでした。

そんな腐敗した政治を変えるべく、聖徳太子『冠位十二階』を制定して、個人の能力や手柄によって地位が与えられるようになり、昇進が可能になりました。


聖徳太子を徹底解説!冠位十二階の色は?なぜお札になったの?
画像 ホトカミより引用

位階は、上から「大徳・小徳・大仁・小仁・大礼・小礼・大信・小信・ 大義・小義・大智・小智」の合わせて12の位階が設けられました。

色は順番に『濃紫・淡紫・濃青・淡青・濃赤・淡赤・濃黄・淡黄・濃白・淡白・濃黒・淡黒』

位階それぞれに頭につける冠の色が与えられ、役人の被り物を見れば
その役人の地位がすぐにわかるようになりました。

聖徳太子の制定した「冠位十二階」のおかげで人々の能力に応じて、昇進が可能になったため、個人の能力・努力が評価される重要な仕組みができた画期的な出来事だったと推察できます。

今の時代では当然のことですが、当時の身分と家柄に抗えなかったこの時代の人々にとっては”平等な世の中”のための、”自由”のための第一歩として
努力している人にとっては救われる制度だったとうかがえます。


聖徳太子
唐本御影の木版複製

 京都発!コレクタブルNFT
 「烏天狗×冠位十二階」作品の一部紹介🇯🇵

冠位十二階は、日本最古のユニフォーム・制服であり、色が12色もありとてもファッショナブルな観点からも私はとても好きです。


『烏天狗×冠位十二階』
(からすてんぐ×かんいじゅうにかい)


「Shiki Deities」専属クリエーターの
TALKIE(トーキー)さんに描いていただきました。

烏天狗・冠位十二階 小智
冠位十二階の服を着せられてムスっとしている表情がなんとも愛らしい烏天狗🐦👺
聖徳太子と同じように冠を被り、手に尺を持っています。
本来、「小智」は淡い黒色の衣装ですが、カラフルに描いています。

烏天狗・冠位十二階 大徳 濃紫
烏天狗・冠位十二階
 本来の冠位十二階は、位によって高い順から序列になっていますが、これから来るweb3時代中央集権型ではなく、平等分散型がテーマであるため、配置を上記のようにしています笑

聖徳太子の目指した人々の能力・人間性による平等だけでなく、きたるweb3時代の分散型による新しい仕組みによる真の平等が訪れる未来になることを願う意味も込めています。


「冠位十二階」に秘められた聖徳太子の念い(おもい)


そして、私が冠位十二階を描いた理由ですが
冠位十二階の服のファッショナブルさだけではなく

『冠位十二階』に秘められた聖徳太子の念い(おもい)に
私は、非常に感銘を受けたこともあり
これをNFTアートを通じて、世界に広めたいと思い描きました。

聖徳太子が冠位十二階に込めた念いは以下です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

人間が持つべき『 5つの徳 』

冠位十二階の衣装には、「儒教の五徳」という思想が込められていました。

「儒教の五徳」とは、儒教が定めた人として正しい行いや振舞い、考え方、道徳のことです。

「智」・・・ 人や物事の善悪を正しく判断する知恵のこと。

「義」・・・ 私利私欲にとらわれず、人として正しい行いを   
       する生き方。

「信」・・・心と言葉、行いが一致して嘘がないことで得られ 
      る信頼。約束を守り、常に誠実であること。

「礼」・・・礼儀礼節を尽くすこと。
      自分を謙遜し、相手に敬意を持つこと。

「仁」・・・愛情、思いやり、慈愛を持って人と接すること。

これらを常に実践しているものに、「徳」が備わる。

『冠位十二階』からは、飛鳥時代当時の聖徳太子の
「より良い日本を創りたい」という強い念いが伝わります。

聖徳太子は、「冠位十二階」という制度と『衣装』を通じて
役人たちの「道徳」を統制していたこともわかります。

こちらの動画は非常にわかりやすく冠位十二階について解説されています。

【聖徳太子】から学ぶ日本の心 十七条憲法 冠位十二階
小坂達也の古事記に学ぶ帝王学チャンネルより引用


「六角堂」 紫雲山 頂法寺



聖徳太子が創建された有名なお寺に「六角堂」紫雲山 頂法寺があります。

六角堂の正式名称は紫雲山頂法寺で、天台系の単立寺院です。

本堂の形が六角形であることから、古くより「六角堂」の通称で知られ親しまれています。
聖徳太子が用明天皇2年(587)に創建したと伝え、本尊如意輪観音像が人々の信仰を集めてきました。

「六角堂」 紫雲山 頂法寺 について詳しくはこちら↓




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