【コロナ期】クレド/経営理念の文言①
コロナ禍で経済が変わり、私たちマネジメントに携わる者に大きな変化を求めていることは、多くの有識者が喧伝しているので言うまでもありません。
その中にあって、企業理念やクレドをアップグレード(改訂)することが 社員や外部ステークホルダーにインパクトを与えることも疑いがないことでしょう。
つまり「いま」は企業理念やクレドを変更する絶好のチャンスでもあるのです。
では、このコロナ禍において、どのような文言を追加/変更すべきなのでしょうか? 3つの点に言及したいと思います。
①「社外でも通用する」従業員の実力養成
社内で通用する人材の育成は当然ですし、いまある企業理念やクレドにも 言及されていることでしょう。しかし今後はそれだけでは人材の活性化や優秀な人材の獲得は難しい局面にあると思います。
ここは、さらに踏み込んで「社外」でも通用する人材育成の姿勢があることを掲げ、理念に明文化するべきだと考えるのです。そのインパクトは強烈なメッセージを社内外に与えます。
意識の高い優秀や社員であるほど、自身の市場価値を高める企業で働けることに関心があります。そのようなメッセージは当然心に響くはずです。
例えば、文章としては、
人材育成の項目に「どんな組織でも通用するリーダーシップやスキルを従業員に獲得させキャリアを支援します」
という内容が追加されるべきでしょう。当然、企業理念やクレドに記したからには、育成システムや教育体系も変更させねばなりませんが、いまからそれを準備して行って欲しいのです。そのためにもまずは企業理念の改訂をお願いしたいのです。
次号では2番目、ステークホルダー価値の向上(「つながり」の醸成)の文言化を考えます。
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