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あたらしい社会へ①

「私たちが生活している社会では、お金を稼ぐことや成功することがとても大切だと色んな場面でおしえられる。でも、それって本当にそうなのかな。」


たいせつな時間



社会では、人はたくさんのことを頑張って成功しようとするよね。それは私たちが住んでいるこの社会が資本主義という仕組みで動かされているからなんだよ。

資本主義では、競争したり働くこと(お金を稼ぐこと)が大切だとされる。だから人は頭を使って、たくさんのことをできるようになりたい、お金を稼いでたくさんの物やサービスを手に入れたりしたいとがんばるんだ。

でもその中で、生産性の低い人たちに対して時に排除(邪魔者扱いする事)しようとする考え方が生まれてしまう事もあるんだ。


生産って


“生産性“っていうのは、人が何かを作ったり、労働(何かとか誰かの役立つこと)をして、何か(多くの場合お金やサービス)を生み出す事のことだよ。例えば、お母さんが料理を作って家族みんなに美味しいごはんを提供するのも、生産性の一つなんだ。でも、今の社会ではお母さんがやる様な労働はお金を稼ぐ事ではないとされてる。だから実際にはお金は稼げない。生産性ってなんだろうね。


大切なおしごと



それから、人はみんながみんな同じように労働したりがんばることが難しい事があるんだ。例えば一部の人はあまりがんばっていない様に見えるかもしれないけど、それはその人が怠けていたり、得をしようとしたりしてるのではなく、みんな生まれつき出来ることや考え方が違うからなんだ。人はみんな違う能力や考え方を持っていて、それがこの世界を豊かにしているんだ。そんな風に見えないって思うかもしれないけど、もし君が“あの子は怠けててずるい“って腹が立つたとしたら、それはその子が怠けている事が問題なんじゃなくて、君が本当はやりたくない事を無理やりやらされていて、それを“がんばっていること“だと思い込まされているからかもしれない。大人たちが君に対して何かを強制(無理やりにさせる)してしまうことがあるからね。でも君にとって大切なのは、“自分自身が何を本当にやりたいのか、どんな夢や目標を持っているのか“を見つけることなんだ。他の人たちと比べる必要はないんだよ。みんなが同じように同じ事をがんばるのは難しいし、そんな必要もない。君が本当にやりたい事、自分にしか出来ない目標を決めて自分のペースでそれに向かって成長していけば君の心は本当に喜ぶと思うんだ。


がんばれないときもあるよ



そうやって自分の心が喜ぶ事をしながら、私たちはお互いに尊重(大切に思う事)して、違いを認めながら(そうなんだねと思う事)力を合わせて働いたり、助け合ったりすることが大切なんだと思う。


人が怠けている様に見えるのが許せないという気持ちは、“人が怠けたら、その分他の人たちががんばらなきゃならなくなる…それは迷惑をかけることなんだ“と思い込んでいるから。

もしそう思ったままだったら、それを解決しようとその“怠けている様に見える、生産性のない“と思われる人たちを仲間から外そうとすることも起こるんだよ。それは恐ろしい問題だよね。だって誰もがちょっとでも“がんばっていない"状態になれば、いつでも仲間から排除(邪魔者扱いする事)される危険性があるから。でも人間だって地球上で、自然の中にいて、病気になったりケガをしたり、心を病んで動けなくなる事だってあるじゃない?そんな時にまで人はがんばれるんだろうか。

だから、私たちはいつだってお互いさまの気持ちで互いに助け合いながら、どんな人もどんな時も幸せに暮らせる方法を考えるべきなんだよ。


ささえあうことで見えること

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