〜第6プロセス[励起]、閉じゆく膜と継承〜
※以下はフラット理論における存在の励起化(湯気)を印象的記述により行ったものである。
発生への到達といずれ来る非発生性
星の上に我々が立つように、星の上に地表が流動するように、細胞の上にラフトがあるように、シャポンの上を溶液が滑るように、仮説であるが情報がブラックホールの表面に記されるように、存在は表面に独立して立つ。
そして、あらゆる泡に存在する膜が生まれた瞬間に、形成されたものがもう一つある。
膜を明確に完成させたものは何か
存在が顕現することによってこれは起きる、
しかしこの顕現はそもそも継承を意味する。
どう言うことか、
膜とはそもそも、各世界においての自己組織化、自己促進化を促すために生成された翻訳機構。
しかしこれは単純に独立して運用されるものでもない、
真理がコトを下ろすために適応された機構、真理そのものの蠢きが継承さる事を前提として行われる。
つまり全ての存在物が真理により必ず束縛された状態で発生したと言ってもいい。
かと言って、分離型の内部形成式の世界である以上、
意識や、認識、価値観、感覚全てにおいて、我々が持ち得るのは現状分解済みの形状であって、我々が言う被存在である対象もその情報も膜上の情報そのものでは無いし、全てでもない。
実存の本当の意味
実存としての本当の意味は、あくまでも膜上に存在するものであって、内部にいる私たちが所有する情報は真実ではない。
これは何も人間だけに言えた話ではない。
泡内部に存在する全ての存在に対し、これは言えることである。
故に、仮に宇宙人がいるという事が当たり前になったとしても、神という存在が証明されたとしても、
それらが実存の全てを握るわけではない。
実存とはあくまでも確実に存在したものである。