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JAMTA連続オンラインセミナー@2021.10.11

 ご参加いただきありがとうございました。第2回のオンラインセミナー運営は少し向上したかと思いましたが、まだまだのようです。しかしJAMTAはアットホームな団体だということだけはお分かり頂けたかと思います。

 前回に引き続き、わかりやすいグラフィックレコーディングが仕上がりましたのでご覧ください。USANET@さのはるかさん、いつもありがとうございます。第2回は「責任ある宿・旅行者になるためのヒント」と題し、持続可能な観光に向けて日本中の観光地を飛び回っていらっしゃる高山傑さんをお迎えしました。LUXUREARTHのインタビューで「エコツアー、エコツーリズムを広めるために、概念的な話だけではなく、現場を見ながら地元に密着した形で、どうすればより良い形でみんなに恩恵があるかに重点を置いてやっている。その中で一番大切なのは、本当のエコツアーっていうのは何かという事。」とおっしゃっています。エコを概念だけで捉えるのではなく、なぜエコなのか、エコの本質を考えてみる。奥が深い・・・。

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 TMD(10ミニッツ・ディスカッション)コーナーでは、宿泊施設用にもたくさんのエコマークや認証が世の中にたくさん出回っている。「エコマーク」を買えてしまう現状もある。とりあえずエコマークを取得するというのではなく、何のためにエコマークを取得するのかを考えなくてはならないことを再確認しました。大和田先生からは、地方の特産物をまち中民泊で扱うなど農泊と民泊運営者が協力し合い情報の交換や関係人口を増やすー農村と都市をつなぐことを提案してくださいました。

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 JAMTAからの報告者は熊本支部「泊まんなっせ肥後の会」からピダーソン広美さん。ラジオパーソナリティーもしている広美さんは柔らかい声で分かりやすく3つの宿が取り組むSDGsの紹介をしてくれました。まず印象に残ったのはどの民泊もオーナーと旅行者が一緒になって楽しんでらっしゃる。もしかすると民泊オーナーと旅行者の距離が近くなるから旅行者の皆さんは民泊のエコの取組にも理解して実行してくれるのではないのかと思いました。結果的に、旅行者としての責任を果たしている。そして地域のお勧めスポットをむやみにSNSで発信せず、来訪時にお伝えする。それは地域に気を配ってらっしゃることです。素晴らしいですね。すぐ始められることが小規模宿泊施設である民泊の良さ、できることから始めれば良いんですね。

 高山さんが公認講師/選挙委員をなさっているグローバルサスティナブルツーリズム協議会(GSTC)、JAMTAも会員ですが、ここが開講しているGSTC Sustainable Tourism Trainingを今年3月に受講しました。25カ国から約50名が週2日X4週間のオンライントレーニングを受けます。事例の紹介、架空の観光地を題材にして、グループワークで課題の解決策を考える。重要なことは観光産業者(ホテル、土産、ツアーガイド・・)、旅行者、地域住民、行政それぞれの立場に立って一つの課題を考えるということ。これは、容易ではありません。しかも25カ国の方々が混じってのディスカッション。刺激的なトレーニングでした。”The Old normal"、そうです、ニューノーマルを語る前に、古い正常、古い標準、古い常識は何だったかを振り返ることが重要。旅は徒歩から始まり、馬、船、汽車、電車、自動車、飛行機・・人は多くのエネルギーを使って旅するようになりました。本当にこれで良いのだろうか、一度立ち止まって考えなければならないと気づかされました。K.K.

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 最後にグループトーク。残念なことにグループトークになるとぐっと人数が減ります。みなさん積極的にご参加くださいね。インプットだけでなく、アウトプットも必要です。

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 今回も前回と同じく、全国からのご参加です。6割が宿泊施設、観光産業関連のかた4割が旅人さんです。さすがSDGsに関心の高い方がお集まりになっています。

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今回のセミナーにお申込みになったのか理由をお聞かせください。

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 第3回は「ツアーガイドとまちづくり(仮)」として、札幌国際大学観光学部観光ビジネス学科准教授の藤崎 達也先生をお招きします。

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