カナダで無職がお金をもらって学生になる
タイトルの通り、この度なんとまた再びカレッジの学生に戻ることとなりました。 本当はもう二度と学校なんて行きたくないのに…
ここ最近ずっとツイッターでもゴチャゴチャゴチャゴチャぼやいてたんですが、偶然発見した地元の私立カレッジに、政府からの金銭的サポートを得て入学する運びとなりました。と、書くとイージーモードに見えるんですが、学校選びから始まって、申請やらいろいろとてもめんどくさかった…&当初の目論見通りにはいかなかった… ということで、あんまり需要ないとは思いますが、今日までの歩みを簡単にまとめてみたいと思います。
1,どうして再びカレッジに行くのか
まず、すでに公立カレッジを卒業しているにも関わらず、なんでまたカレッジに行くことにしたのかと申しますと、ひとえにわたくしのスキルのなさゆえでございます。
下記のブログにつづったように、運良く永住権は取れたものの、カナダで生き延びていけるようなスキルが何もない…
後悔しても仕方ないんですが、最初の公立カレッジで、もっと自分に向いた仕事につながるプログラムを選ぶべきだった…(この時はただ海外に住んでみたいということしか考えていなかったので一番簡単そうなプログラムを選んだ… 大金払ったのに、アホである)
というわけで、40代も半ばになって仕方なくまたカレッジに戻り、勉強をせざるを得ない状況になったのでございます…
といっても、今からまた公立カレッジで勉強する根性も時間もないと判断し、今回はよりフレキシブルに効率よく学べる私立カレッジに致しました。
私が取る予定の Accounting プログラムは、34週間(個々のペースで短縮も可能)で diploma が取れるというものです。
通常、公立カレッジで diploma というと、2年コース(4ヶ月x4セメスター= 16か月)となるので、だいぶ早い。時間がない中年にはとてもありがたい。
まあ、実際に私が勉強についていけるのかどうかは全く不明ですが…
(そして私立なので、倒産のリスクがゼロではない… けど、まあ大丈夫でしょう!)
2, 国と州からおカネがもらえる⁉
で、上の note でも書いた通り、永住権ホルダーや市民権ホルダーは、フェデラル(国)や州政府から、金銭的なサポートを得られるという。
ただでさえ留学生よりも安い授業料で学べるのに加えて、うまく条件に合致すれば、
国からの金銭サポート(おカネくれる)
州からの金銭サポート(おカネくれる)
国からの学生ローン
州からの学生ローン
この4つ(+優秀なら各種奨学金も?)が得られるらしい。
詳しい情報はこのへん
https://www.canada.ca/en/services/benefits/education/student-aid.html
これは… もしかしてうまくいけば、タダで勉強できる… いや、あわよくば、国と州政府からの補助金でプラスになっちゃったりなんかしちゃったりなんかして… と、黒い欲望が渦巻いてきたわけです。
3,当初のもくろみと現実
というわけで、永住権取った途端に国と州にタカる気満々のゴミ永住権ホルダーは、意気揚々と、各サポートについて調べ始めたわけです。
そして当初のこの時点では、学生ローンを借りる気はゼロでした。だって返さなきゃならないんだったら意味ないじゃん!
便利なことに、上記の4つについて別々に審査を申し込む必要はなく、各州のサイトから一発で申請ができます。
その結果。
国からのサポートは、プログラムが短すぎるという理由で不可… ガックリ。そして州からのサポートは、条件を満たしているはずなのに、かなり理不尽な理由で却下になりかけるも、見事に認可されました!
州や個々の状況によってもしかしたらサポート内容は変わってくるかもしれませんが、私の場合は、学費の7割を州が出してくれるという結果に!
わーい!と喜びつつも、残りの3割&生活費がツライ…
そんな中で、申請担当者や州組織のスタッフから、「学生ローンを借りたら?」と勧められる。
えー… と思いながら調べていたところ、なんと国と州どっちの学生ローンも無利子であることが分かる(例外あり)。
特に、申請を手伝ってくれた州組織のスタッフから「卒業して貯金がすっからかんで焦るより、ローン借りながら勉強して、あとから返した方が良くない?」と言われ、そうか… と考えが少しずつ変わる。
しかも無利子。ここでまた黒い考えが浮かぶ。
この高金利の世の中、学生ローンを高利率の貯蓄口座にでも入れておけば… フフフ… と、誠にセコイもくろみのもと、学生ローンを貸してくれい、と再び申請。無事、残りの3割+生活費をローンで借りることで話が決まる。
生まれて初めての借金…
しかも返済金額、方法については未だによくわかっていない…(オワテル)
4, 果たしてついていけるのか、そして借金は返せるのか⁉
そんな紆余曲折を経て(?)、なんとか金銭的サポートを得られることにはなったのですが、永住権と同じで、これはゴールではなくスタートにすぎないわけです。
特に興味があったわけでもなく、生きていくために選んだ accounting というプログラムで、果たして勉強についていけるのか、無事に卒業できるのか… そして何よりも仕事が見つかるのか⁉
(一応そのへんのことも加味して、ローカルの学校を選んだのですが…)
ヘタに国や州からのサポートをゲットしてしまったため、「やっぱ無理!やーめた」といかないのが今回…(もちろんやめられないということはないでしょうけども…)
そして学生ローンを返済せねばならないというプレッシャーが、すでに重く背中にのしかかる…
今までずっとナメくさった姿勢で生きてきたわたくしが、初めての正念場を迎えているといっても過言ではございません…(大袈裟か)
来週の月曜日からさっそくプログラム開始ですので、また追って感想やその後の惨状について書けたらと思います。アデュー!