ギバーとテイカー
こんにちは。2日たったカレーはコクが出て美味しいですが、冷凍したカレーはあまり美味しくないと感じたじゃこです。
さて、
この世の中は「GIVE & TAKE」で成り立っています。
何かを与えたら何かが返ってくる。何か受け取ったら何か返さないといけない。
といったもの、それが「GIVE & TAKE」です。
返報性の原理という概念もあるように、人は何か良いことを受け取ると”その人に返さないといけない”という心理が働きます。その心理が上記の「GIVE & TAKE」のような考えを成り立たせていると思っています。
そして、この関係が成り立っているということは、当然、「与える人」「受け取る人」が存在します。
この「与える人」をギバー、「受け取る人」をテイカー、そして「その関係のバランスを取る人」ということでマッチャーという人たちがいます。
信頼している人や親密な人にはギバーになったり、そうでもない仕事だけの関係などはテイカー、マッチャーになったり、ある程度関係性によってその型は違います。
ただ、ギバーといっても「ひたすら他者に与えるだけ」ではありません。テイカーにしても「人からとろうとするだけ」ではありません。これでは折り合いがつかず「GIVE & TAKE」」になりません。いずれにしても人はギブしたりテイクしながら生活や仕事をしています。
ですが先に述べたギバーとテイカーとマッチャーでは、実はこの「GIVE & TAKE」」という関係にいたる筋道が異なります。
簡単に説明すると、
ギバーは、見返りなど関係なしに、まず先に人に与えます。その結果として、はからずも「どこからお返しをもらえる」という人達のこと。
自分のことではなく真っ先に相手のことを考え、相手に先に与えます。
自分に返ってくる場合もあるし返ってこない場合もあります。返ってくる場合でも、すぐ返ってくるというよりは時間を置いて返ってくることがほとんどです。
テイカーは、目的はあくまでも「TAKE」。自分中心に考え、後に自分の利益が得られると思われる場合に対して相手に「GIVE」する。
自分が相手にしたことをきちんと脳内に記録し、自分にとって利益が返ってきて欲しいと考える人が多いです。
自分にとって利益がないと裏切られたと感じ、執拗に責めるか二度と関わらないような人。
マッチャーは、バランスを取る人で、人間関係の損得はお互いに五分五分であるべきと考えている人です。「これだけしてもらったから、自分もこれだけお返ししよう」と釣り合うように考えます。
マッチャーは損得関係がはっきりして、相手に何もされなかったら自分もしない。自分が何かしたらそれなりに相手もして欲しいと思っています。
自分本意な点はテイカーと似ていると言ってもいいかもしれません。
違うのは、自分の利益を考えますが、相手に与えるのも望むのも自分の利益と同等のものということです。
そして、この3種の人の中で、人の信頼を得られ成功する人間というのはギバーと言われています。
多くの人は、「他者に利益を渡す=自分の利益がなくなる」と考えます。だから、他者のために何かしてあげたいと思ってもなかなか行動できないです。
しかし、この自己利益と他者利益は両極にあるものではありません。したがって相反するものではないです。
他者に利益をもたらすためには、自己犠牲を考える必要はないんです。
成功するギバーは、「自己犠牲」ではなく、「他者志向性」をもっているそうです。
自分がそうしたいと思うように、「自分にとって意義のあることをする」「自分が楽しめることをする」という条件を満たせば、ギバーは他人だけではなく、自分にも「与える」ことがでます。
情けは人の為ならず
という言葉も聞いたことがあるでしょう。
これと似たようなものです。
まずは相手のことを想って何か与えてみる。
何を与えればいいか分からない人がいれば、相手が困っているところを助ける。助けを求めてきたら自分の手を止めてきちんと対応する。それだけでいいと思います。
自分の利益を考える「自分志向」を抜け出し、相手のことを想う「他者志向」を意識してみましょう。
そうすれば、後々自分のことも助けられたり、何かしたらの形で返ってくると思います。
ではでは!
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