アプローチの引き出しを増やしたい療法士へ
1年目の療法士の多くが
”アプローチの引き出しが少ない・・・”
と悩むのではないでしょうか?
私も立ち上がりができない→キッキング
という一連の流れしか考えられませんでした。
では、この流れを個別性のあるアプローチににするためには
どの様な工夫が必要なのでしょうか?
本日はそれを整理していきましょう。
1 プログラムを立案する際に必要な要素
運動療法は大雑把にすると何を目的にしているのか?
一言にすると
”失われた機能の再獲得”または”代用動作の獲得”
です。
もっとざっくり話すと、
”動作の際の関節が持っている本来の動きを促す”ということです。
2 個別性のあるアプローチをするためには?
では、この”関節の本来の動きを促す”という作業には何が必要になっているのでしょうか?
実はこれをしっかりと把握することが
個別性のあるアプローチへの近道です。
それは、仮説→検証です。
個別性のあるアプローチのためには
その人の問題点をしっかり把握する必要があります。
そのためには
評価にて仮説を立て、検証のためにアプローチをする。
これにより、その人の関節の動きを阻害している因子の
問題点の抽出が可能となってきます。
3 何を学ぶべきか?
では、仮説→検証のために何を学ぶべきなのか?
運動療法の目的は
”関節が持っている本来の動きを促す”とまとめてみました。
この関節が持っている本来の動きを知らないと、
何を評価すればいいのか?何にアプローチすればいいのか?
となります。
そのために、学んでもらいたのが、
・生理学
・解剖学
・運動学
です。
この3つを学ぶことで、
関節が動作の中で安定して動くための条件がわかってきます。
評価にてこの条件を1つ1つみていくことで、
その人の動作を阻害している因子の仮説を立てることが可能となります。
さらに、アプローチもどこに対して実施するのか?も明確になります。
4 まとめ
いかがだったでしょうか?
個別性のあるアプローチのためには、
仮説→検証の流れが大切です。
そのためには、まずは関節が本来どの様に動いているのか?を知ることにより、
評価にも、アプローチにも活きてきます。
ぜひ、臨床で意識してみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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