リスフラン関節の触診③
前回、前々回とリスフラン関節の触診を整理していきました。
リスフラン関節が動きの中でどのような役割を果たしているのか?を把握すると、動作分析から、評価に繋げることが可能になりますね。
さらに、触診ができることで、リスフラン関節の可動性の評価も可能となりました。
本日はリスフラン関節の中でも、第2中足骨関節の触診について整理していきましょう。
1 触れることの臨床意義
前回も触れましたが、リスフラン関節は第1中足骨関節と第2中足骨関節の可動性が違う関節でした。第1中足骨関節は主に前足部と後足部のバランスを整えるように動いていましたね。第2中足骨関節は、他の骨によって囲まれているため、リスフラン関節の中でも最も可動性が小さくい関節でした。
(引用:visible body 2021)
2 リスフラン関節の特徴
上記で整理した通り、第1中足骨関節と第2中足骨関節の触り分けがポイントとなりそうです。
そこで、それぞれの位置関係を確認してみましょう。
(引用:visible body 2021)
リスフラン関節を真上から観察すると、第2中足骨関節は最も足関節側に位置しています。この位置関係を理解しているだけでも、触り分けが可能となってきます。
3 実際の触診方法
実際の触診でも、第2中足骨関節と他の関節の位置関係を確認しながら触診していきましょう。
① 第2中足骨を背側から確認し、末梢から近位にたどる
② ぽこっと落ち込んだん箇所が第2中足足根関節
③ 中側楔状骨と第2中足骨を把持し、関節を動かし確認
4 まとめ
いかがだったでしょう?
今回も解剖学の大切さがよく分かりましたね。解剖学を見つめ直すと、その関節の特徴がわかりやすくなりますね!
ぜひ、今回の内容を整理しながら実践していきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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