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ひたすら三原山の一日【伊豆大島旅行記3】

 この記事を書いている間にも書くべき記事は溜まっていくので、大島旅行記をどんどん進めていこうと思う。前回の記事でようやく三原山への一歩を踏み出した私たちだが、実は荷物をホテルに預ける関係で、普通のルートよりも40分長めに歩くことになった。

 どういうことかというと、これは路線バスの本数の少なさによる。これは誰かの参考になるかもしれないのでちゃんと書いておくが、伊豆大島のバスの本数は決して多くはない。(他にも少ない自治体はいくらでもあるし、大島より少ない自治体もいくらでもあるが今はそこが論点ではない)特にこの三原山の登山口までいくルートは1日午前中の3本しかない。夏季でなければ2本だ。しかも1便は早朝に到着するさるびあ丸でないと間に合わない時間であり、ジェットフォイルの1便で来た我々が乗れるバスは1本しかない。しかし私たちは旅行の大荷物を背負っている。そのまま登山するのはいかがなものかというわけである。
 しかし我々が宿泊予定の大島温泉ホテルは三原山の中腹にある。三原山山頂口に行くバスの途中にこのホテルのバス停があるのだ。ここで降りて荷物を預け、そのまま三原山を上るのが最も無駄がない。ちなみにホテルの送迎は午後便からの対応なのでホテルに急いできてもらって路線バスを追い抜いてもらうという選択肢はない。
 ホテルで降りることで山頂口のバス停まで楽をすることはできないが、この区間を歩いた場合の時間は40分とのことで、友人に相談したところ、歩こうよと言ってくれた。友人は私よりも登山経験の多い人なのでそこに抵抗がないのは有難かった。

 というわけで、私たちは通常より少々長い三原山登山に挑んだ。三原山の登山ルートは詳しくは下記のサイトをご覧いただきたいが、今回は読まなくてもわかるように画像も引用しておく。

画像元:伊豆大島ナビhttps://oshima-navi.com/geopark/mihara_trek.html

 私たちは今回「三原山温泉」から「START」とある「三原山頂口」まで歩いて(ここが40分)、そこから三原神社のあたり、山頂まで歩き、下りは温泉ホテルルートという、裏砂漠をホテルに向かって一直線に歩いていくルートにした。山頂口まで同じ道を下って帰りはバスに乗る、という選択肢もあったのだがせっかく温泉ホテルに泊まっているのだから下りは違う道にしてみたのだ。しかしこれを後に経験者に話すと頑張ったね、といわれる。結構歩くルートだったりするのだ。

 この時点でそもそも山頂口に到達してないことを思い出してほしい。私たちは車が走れる整備された道を旅の最初の楽しいテンションで歩き始めた。途中、馬を見ることもできた。

山頂口到達前 景色のいいところが何か所かあった

 そうこうするうちに山頂口に到着した。ここでは昼食を頂く予定である。時間的に丁度いい。「名代 歌乃茶屋」というお土産を売っていたり、食事ができる場所であり、スーツ氏も動画で紹介している。2つ前の記事でも貼っておいたこの動画の10:30~11:30のところで紹介している。つまり聖地巡礼というわけだ。

 友人も明日葉天ぷらに興味を示してくれていたため、ここで食事をとることに異論はなかった。そもそもここ以外で食事しようと思ったら持参するしかないのだが。

 明日葉そばまで付いてきてお腹いっぱい、体力も回復したというものである。いよいよここからが正規の登山ルートである。天気は相変わらず良い。

三原山登山ルート
火山であることがよくわかる
三原神社

 三原神社は噴火の際火山がここをよけて通ったとのことで、流石に縁起がいいと思ったので参拝しておいた。

 疲れていたのか、思いのほか写真とtweetが少ないようだ(笑)

無事に山頂付近へ
火口

 本当は火口の周りを歩く「お鉢廻」というルートがあるのだが、時間的に厳しいため、この写真を撮っている火口を観られる展望台まで行って、お鉢廻は断念した。

下りは裏砂漠ルート(温泉ホテルルート)

 この写真を見ると快適そうに見えるかもしれないが、実は結構石や岩が多く、ある程度下るまでは急なところもあり、全然なめちゃいけないルートだった。登山は下りの方が大変なものだが、本当に足に負荷がかかるルートだった。このルートを行くのであればトレッキングシューズを用意してもいいだろう。私たちは履きなれたスニーカーだったがちょっとしんどかった。

 しかもこのルート、わかっちゃいたが結構長い。景色は良かったが、時間は予想より大幅にかかった。お鉢廻をしていたら大惨事だっただろう。

こういう道になってからも結構歩いた

 とにかくヘトヘトに疲れてホテルにチェックインした。

 もちろん温泉は楽しんだが、エレベーターがないため、疲れた足腰に館内の移動が響いたことを覚えている(笑)

 余程疲れたのか、初日の夕食の写真はこれしか撮っていなかったようだ。金目鯛尽くしの初日は煮つけであった。あと明日葉の白和えがとても美味しかった。

 記事も2,000字を超えてしまったし、ちょうど初日が終わったので、次の記事は2日目から始めようと思う。

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