見出し画像

精索静脈瘤の手術について_③手術当日

皆さまご機嫌よう。もーやんです。
旦那さまの手術編も長く続きましたが、いよいよ当日。

本日は、準備と全身麻酔での精索静脈瘤の手術終了までの様子を詳しくレポートいたします。
ながーーくなりましたが、「長くても良い!詳しく知りたい!」という方のために、あえて思うままに書いてゆきますね。

○家族への説明

子どもができないなぁ、と思って検査に通っていることは、まだ家族に話していませんでした。

だけれど、今回は手術。万が一を考えると、旦那様のご両親には事前に知らせねばなりません。事後報告はぜったい寂しいと思うもの。。。

というわけで、手術日が決まった段階で義両親に旦那さまから報告。
ちょうど実家に帰れる日があったので、顔を見て話せる良い機会だね、と彼だけ帰省していきました。

精液検査が芳しくなかったこと、クリニックでもらった精索静脈瘤についての資料、全身麻酔での手術について、すべて話してきたそうです。
「あなた達2人で決めたことなら、応援する」とママが言ってくれて、パパも「帰りは車で送るよ」と。素敵なご両親♡

そして、このときママから「当日はすぐ帰るより、どこか泊まった方が安心じゃない?」との提案があり、クリニックの近くで宿泊して翌朝パパが迎えに来てくれることになったのです。「わーい、らくちーん♪」と、ホイホイご厚意に甘えることにいたしました。えへ。

○当日までに準備したこと

・ホテル
東京日帰り手術クリニックは有楽町駅の近くですが、ほぼ銀座。ホテルはいくつかありましたが、可愛くてお得な「ホテルモントレラ・スール銀座」を予約。また後日レポートいたします~。

・体調管理
手術までの1か月は風邪もひけませんし、ワクチンも禁止。
休日のお出かけも楽しみましたが無理はせず、よく寝てもらえるように気を付けました。
また、前日はお酒禁止。夕食後は、夜9時から絶食です。水は当日の朝6時までOK。2人とも朝食のパンとカフェオレを日々楽しみにしているので、つらい~(゚∀゚)

このほかは、荷造り以外に特に準備等ありませんでした。

○当日の流れ

・朝
いよいよ、当日。朝8時半にクリニック到着のため、早起きをしてドタバタと準備していたので、ドキドキする暇もありませんでした。笑

東京日帰り手術クリニックは、有楽町駅から徒歩3分くらいで、沖縄のアンテナショップがあるビルの中。シーサーがお出迎えしてくれたら、裏手に回るとエレベーターへの入り口があります。

・受付
手術室が3つあるクリニックですが、受付はこじんまり。待合ブースも5人くらいが上限な広さです。

1.手指消毒&検温
2.同意書、問診票の記入
3.体重測定

→このとき、手術着に着替えます。ここで初めてお世話になる看護師さん達とお話するため、問診票に記入した失神歴などについて聞かれたとのこと。

ちなみに、用意された服は先生の手術着と同じタイプ。戻ってきた彼を見てビックリ面白かったです。白衣を着たらそのままお医者さん( *´艸`)

4.診察
→呼ばれて、付き添いの私も一緒に面談。執刀医の木村先生&麻酔科の先生と挨拶&手術の確認をします。旦那さんは木村先生と会うのは3回目。わたくしは当日が初めてでした。

確認中、先生から「あれ?帝京大からの紹介でしたっけ?というか、なんで全身麻酔ですることになったんでしたっけ?」と言われてポカン。
慌てて2人で説明しながら、「えっ、これから手術なのに大丈夫かしら」と一瞬不安になっちゃう私。せんせー!笑

でも、木村先生も色々なクリニックを飛び回りすぎて、1人1人の患者さんなんて覚えていられません。経緯なんて、説明すれば一瞬で理解してもらえます。
ひとたびメスを持てば、旦那さんの身体の状況はすぐに把握できる先生。なので些末なことを気にするよりも、積み上げた経験と実績で、手術さえ安全に成功させていただければ良いのです!と思い直し、わたくし笑顔でスルーいたしました。

その後は、付き添いの人用の同意書も記入。術後の注意点が載った書類と、抗生物質、痛み止めのロキソニンを手渡されました。術後は、元のクリニックに戻って経過観察をする旨説明を受けて、待合室に戻ります。

5.手術
→旦那さんとは、待合室でお別れ。「じゃ、またね」と見送るまで慌ただしくてあっという間でした。

彼の方は、ズボンを脱いで手術台に上がり、麻酔の点滴を打たれた後はすぐに意識がなくなったとのこと。「チクッとしますよー」と言われて腕に点滴が刺さったあとは、甘い匂いがする…と感じて抵抗する間もなくガクッ、という感じだったそうです。

一方。残された私は、ロッカーがないので旦那さんの荷物も全部預かっていました。ワタワタとまとめてから、ソファに座ってホッと一息。
彼の絶食に付き合って腹ペコだったので、一旦出かけることに。受付の方に一声かけて、連絡先をメモしてから行きます。

どんなお店があるか分からなかったので、すぐ戻れるよう向かいの朝マックに決定。フィレオフィッシュとハッシュドポテトを久しぶりに食べて、なつかしー♪と、ご満悦でした。

この時点で9時半くらい。手術は約1時間なので、ちょっと休憩ですね。
心配してるだろうと思い、彼のママへ「今手術はじまったよ」とLINE。普段はお話できる機会がないので、実況するのが楽しかったです。
向かいの席でアイロンしてお化粧してるツワモノが居るとか、全然関係ないことも送ってました。笑

クリニックに戻ったあとは、持参した本をじっくり読んでおりました。10時40分を過ぎても動きがなかったときは、心配になってドキドキ。ママにもLINEをしてると、11時前にやっと呼ばれました。

6.回復室
手術後は、この回復室で2時間程お休み。水を飲んで、自分で着替えて、お手洗いに行くことを確認できたら、帰宅となります。この後も、全身麻酔の影響があるため食事は6時間後の17時まで禁止です。

・対面
看護師さんに「終わりましたよー」と呼ばれると、手術室の奥にある回復室スペースに案内されました。カーテンで仕切られたベッドが3台並んでいて、一番奥のベッドに旦那さんが運ばれたところでした。

手術帽を被った彼は、不織布マスクの上に酸素マスクが付けられ、腕は点滴やコードでいっぱい。THE・病人の様子を見て、「うわぁ、大事だ・・・」と神妙な気持ちになりました(;´・ω・)

・術後すぐは安静に
先生達や看護師さんも来て「無事に終わりました」とお声がけいただいていたとき。「あ、さっきぶりー!終わったの?麻酔すごいよー、麻酔すごいよー」と大音量で彼の声が( ゚Д゚)!呂律が回ってなくて、酔っ払いみたい。

みんな慌てて駆け寄って、「あれ?なんか色々ついてるな(´▽`)」と酸素マスクをペタペタ触る旦那さんに「しばらく安静にしていてください。話すと覚醒してしまうので、ちょっと黙ってましょうね」とお叱りモード。笑

怒られたことは分かったのか、彼は静かに。20分くらい寝てたのですが、起きちゃうみたいで、ちょいちょい「ご飯食べた?」と話しかけてきます。でも、彼の様子は明らかに普通じゃないので、寝ててよー!!と思いながら全部無視してました。笑

・30分経過後
30分くらいすると、看護師さんから「水飲んでみますか?」とご提案。早朝から飲まず食わずなので、ベッドの背を起こしてゆっくり挑戦。冷たい水をお湯でぬるくして、飲みたいと思った分だけいただきます。
このあとは、自由にウォーターサーバーから飲んで良いそうです。

「喉の奥に甘いのが引っかかる感じで、なんか変」と彼が呟くと、「麻酔ですね。数日でなくなると思います。もし良ければ飴なめますか?ちょっとマシになると思いますよ」と看護師さん。
傷の痛み以外にも、意外な影響があるんですね~。
旦那さんは「飴はいいです」とお水を多めに飲んでました。

・お着替え
その5分後くらいには「着替えられそうならどうぞ~」と看護師さん。タオルケットの下は何も履いてないそうで、彼も「着てみようかな」と起き上がります。そうして看護師さんがカーテンを閉めて出て行かれたとき。

「あ、ない」と旦那様。彼がタオルケットをペロッとめくると、大きなガーゼが当てられた周囲の毛が剃られていたそう。どうやら、麻酔後に剃毛された様子。2mmくらい残っていて、ゾリゾリという感じ。
自分で剃るよう指示されたという体験記をたくさん読んでましたが、寝た後にしてくれるなんて素晴らしいですね!

・傷の様子
手術は、お臍の左下・足の付け根より真ん中くらいを横一文字に2cmくらい切開して行います。
手術後は、傷跡に大きな薄い絆創膏が貼られ、上から8cm角くらいの大きなガーゼも止めてありました。ガーゼの周囲を大きく囲うようにザックリ剃毛されています。手術後はガーゼの下のテープにちょっと血が滲んでいて、それを見ただけで旦那さんは気分が悪くなるようでした。。。

・お手洗いに自分で行けたら、ひとまずOK
1時間くらいすると、先生と看護師さんが様子を見にきました。自分で歩いてお手洗いに行けたら、後は休んで帰宅OKとのこと。
旦那さんはすぐに行ってみたいとのことで、看護師さん付き添いで出発。先生も「じゃあ、これで」と戻ってゆかれました。
結果は良好で、旦那さんも「さっきよりフラフラしなくなってきた」と元気に。

・回復時間
回復室ではスマホも自由。私は読書をしたり、ママに彼の写真を送ったり。彼もじっとしているのに飽きたのか、しばらくするとスマホ片手に過ごしておりました。

こまめに様子を見に来てくださる看護師さんは、かなりフランクで楽しくお喋りできました。点滴が終わったら、あとは帰ってもチェックインまで休んでもOKとのこと。

私は先に会計を済ませて、どうしようかな~と考えていました。

他に手術の方はいないようで、回復室はわたくし達だけ。冷房は換気も兼ねているのか強めです。ブランケット持参すればよかったとブルブル震えていたら、どうやら旦那さんも寒いみたい。

2人で相談し「よし、出ようか」と出発することに。ホテルのチェックインまであと2時間。「近くのパン屋さん美味しいですよー」と看護師さんに見送られつつ、なんとかなるだろうとクリニックを後にしたのです。

。。。今考えると、2時半くらいまで彼だけ寝かせてもらうのが最善だったのですが、ひま&寒くて出てしまったのでした(*´ω`*)

それでは、本日はこの辺で。ひゃ~4千字超えてしまいました。
次回は、手術後の様子とその後の経過についてレポートいたしますね!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
精索静脈瘤の手術レポート
1.
旦那さんに病気が見つかる
2.
精索静脈瘤の手術について_①病院探し編
3.
精索静脈瘤の手術について_②手術までの検査とお金
4.精索静脈瘤の手術について_③手術当日
5.精索静脈瘤の手術について_④術後


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?