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ところで、寺子屋はどうなった?

はじめに、「寺子屋」のような場所を作りたいなあ〜とお話ししましたが、現状についてお話しします。

「プログラミング」や「電子工作」などの「教室・塾」、私の住んでいる地域ではどうなのか?まずは市場調査をしました。

ネットで調べてみますと、独自のカリキュラムで「プログラミング教室」を開いている方、「フランチャイズの形式」で開いている教室、従来ある学習塾に「追加⁈」の様な形で始まった塾と10数箇所ありました。コロナ化もあって、実際どのくらい実施されているのか分からないまま、その中で独自のカリキュラムで「教室」を開いていらっしゃる方に連絡が取れ、「教室」の様子を見学させて頂くことができました。

会場は最近リニューアルした「コワーキングスペース」を使って週に二日行われています。(曜日によって通われている生徒さんが違う様です。)

その日は小学5年生の生徒さんが2人。ゆったりとした綺麗な会場で、パソコンを開き、まずは宿題の確認「なぜこうなったのか?」生徒に説明を求め、考えを発表させてから、解説をされます。あ、ここの先生はコンピュータの専門家。そちらのお仕事をされながら、この街と別の街で教室を持っていらっしゃいます。

そんでもって、しっかりと丁寧に順序立ててプログラミングについて教えていらっしゃる様子。その日のテーマになる課題を与えられ、指導。途中に、その日の理解の確認・力試しも兼ねて小テスト。授業の終わりにはその日の宿題を出されます。次に来るのが一週間後なので、少しでもパソコンに触って考えてもらえるように宿題を出されるとのこと。先生と生徒はslackを使ってやり取りをされていました。

「やるからにはしっかりとしたプログラミングの技術を身につけてもらいたい」という先生のお考えもあって、ホント丁寧できめ細かい指導がされています。また生徒さんの「プログラムが大好き!技術を身につけて自分の考えをプログラムで形にしたい!」という気持ちが伝わってきます。

2人とも通い始めて1年くらいだそうですが、「変数」の役割をよく理解していて、また条件にあった繰り返しをその都度適切に使っています。「凄い!!」Scratchを使っての「ゲーム作り」をベースにしたプログラミング教室ですが、この調子で続けていけば、テキストベースのプログラミングへの移行もスムーズにいくのかな〜と感じました。(実際にそのようにされるかは分かりませんが…)

途中、今日のサプライズ(?)「micro:bit」を取り出され、これを「コントローラとして使おう!」とプログラムを「チャチャ」と書き換え、ゲーム大会になってました!自分で作ったゲームということもあって、生徒の方が上手い!(やはりコントローラが加わるとゲームは盛り上がります。

「いいなあ〜コントローラ〜」って生徒は言っていましたが、「親御さんと交渉して自分で手に入れるように!」とのお言葉。興味の湧く装置を手に入れればプログラムの技術はますますアップ⁉︎

「月謝をいただいてやるからには、責任を持ってそれだけの価値のあるしっかりとした授業をしたい!」

先生のおっしゃったこの言葉は「心にぐー」っときました。

今まで、私は教員として授業をしてきました。「一生懸命の準備をして今の私ができる最高の素晴らしい授業をする」「教科書に書いてあることをなぞっただけのそれなりの授業をする」どうだったかな⁈ 

「面白い、もっとやってみたい!」「今日の内容はバッチリ!理解できた。」なんて言ってもらえるように、毎回生徒のことを考えて準備できてたかなあ〜そうありたいと思ってやってきたつもりではあるのですが…

今回は「あるプログラミング教室」を見学させていただいて、感じたことを書きました。

さて、次回は近所の「CoderDojo」「メンター」として参加させてもらった話を紹介します。



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