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お仕事は楽しい?苦しい? 子どもに伝えたいことシリーズ6

 11月に育児休業から復帰して3週間になりました。1年ぶりのお仕事で子どもとの時間は確実に減りました。平日は、子どもがまだ寝ている朝早くに出勤し、夕方に帰ってきて一緒に夕飯を食べるようになったので、起きている子どもとは3時間程度しか会えなくなりました。
 子どもが大きくなった時も、同じような日常を過ごしていると思うのですが、その時に子どもから「どうしてお仕事に毎日行くの?お仕事って楽しいの?」と聞かれるかもしれません。今回のnoteは、子どもからのお仕事に関する質問が来た時の、自分の考えをまとめました。

目次
・誰かの役に立つ嬉しさ、自分の得意ができる楽しさ
・役立ちに直接結びつかない面倒くささ、苦手をやらないといけない辛さ
・いかに「嬉しい・楽しい」を増やすか考えている

○誰かの役に立つ嬉しさ、自分の得意ができる楽しさ
 まず、お仕事とは主に「誰かの役に立つことをしてお金をもらう行為」です。誰かの役に立つと、感謝の言葉をもらえてお金ももらうことができます。自分が存在している意味を肯定的に捉えることができますし、いろんな楽しいことに使えるお金も手に入ります。また、お仕事をやる際には、相手との約束事を守るという責任があります。この責任を果たすことで人から信頼されていき、自分自身も信頼することができます。
 また、お仕事は色々な種類の業務から成り立っていて、自分の得意な業務をやることもできます。私の場合は、データ分析やプログラミングが得意で楽しい業務です。やっている過程も楽しく、分析結果やプログラムが上手くいった時も楽しいです。
 誰かの役に立つ嬉しさと、自分の得意ができる楽しさがあるお仕事はとても良いものだと思います。

○役立ちに直接結びつかない面倒くささ、苦手をやらないといけない辛さ
 しかし、お仕事は嬉しさと楽しさのみだけではないのが現実です。
 先に述べたとおり、お仕事は色々な種類の業務から成り立っていて、その中には誰かの役立ちに直接には結びつかないものもあります。例えば、契約書の作成や支払いの進捗管理などです。私にとっては、特段楽しいという感情の沸かない業務であり、やったことで誰かから感謝されるものとは言い辛いものです。そのうえで、様々なルールに則った正確性が求められるものであり、面倒くさいという気持ちになる業務です。
 他にも、自分にとって苦手な業務でもお仕事である以上、やらなければならないことがあります。私は、自分と相手で互いの要求を主張し妥協点を探るような交渉ごとを苦手にしています。しかし、交渉ごとをしなければお仕事が進まないことも多く、お仕事を完了させる責任もありますからやらなければなりません。苦手でもやらなければならないという、辛い気持ちになることもお仕事ではあります。

○いかに「嬉しい・楽しい」を増やすか考えている
 子どもが、「辛いのにお仕事をやるの?」と聞いてきたら、「できるだけ嬉しい・楽しいを増やせるようにしているよ。」と答えたいと思います。
 お仕事のやり方として、会社でたくさんの人たちと一緒にやる、というのが一番多いかと思います。自分一人でやる場合は苦手な業務も自分でやるしかありませんが、会社なら仲間がいますから自分にとって苦手な業務を得意とする人もいます。そうした人に苦手な業務をお願いする一方で、他の人が苦手としているけど、自分は得意な業務があれば積極的に手伝います。私の場合は、相手がデータ分析やプログラミングの業務をしていたら、相手から頼まれる前に手伝わせて欲しいと言って、自分が嬉しい・楽しいと思える業務を増やしています。
 子どもには、「自分の得意な業務が多くなるよう、積極的に手伝いなさい。そして、苦手な業務をやってくれる人にたくさん感謝しなさい。そうすれば、お仕事の『嬉しい・楽しい』が増えていくよ。」とも話したいと思います。

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