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過去の自分を救えるのは、医師でも研究者でもなく、Ubieで働く自分かもしれない

みなさんこんにちは。
Ubie DiscoveryでデータアナリストをやっているJagaです。
ジョインして約1ヶ月が経ったため、いわゆる入社エントリを書くことにしました。転職活動中の意思決定や、入社直後の感想を中心にお話していきます。

想定読者は下記の通りです。よければお付き合いください。

- 転職を検討している方
- データアナリストのキャリアに関心がある方
- Ubie入社直後の率直な感想が聞きたい方

簡単な自己紹介

改めまして、Jagaです。音楽とゲームが好きなインドアオタクです。
キャリアとしてはUbieが2社目であり、今回が人生初の転職でした。
新卒入社したゲーム会社には4年ほど在籍し、分析チームのリーダーとして行動ログデータの分析やマーケティングリサーチ、人事領域のデータ活用推進を主に行っていました。

転職活動を開始した理由

今回転職を考えた理由は大きく以下の2つです。

① : 所謂Comfort zoneに突入してしまっている感覚が強くなってきた。
② : 分析官の枠組みを超えたロールで働くチャンスを求めていた。

自分は分析チームの管理職経験者としては少数派であろう文系のバックグラウンドであり、数学などデータサイエンス領域に強みがあるわけではありません。そのため分析1本で戦っていくつもりは元々なく、所謂スキルの掛け算を常々意識していました。
「掛け算先として何を選ぶのか」については様々な選択肢がありますが、自分の嗜好やこれまでの経験から事業開発(BizDev)路線を選択するのがベターだろうという仮説を昨年あたりから持っており、①を機にチャレンジしてみようという意思決定に至りました。

Ubieに応募したきっかけ

「リファラルの会社」のイメージを持っている方が多そうなUbieですが、自分は珍しく採用サイト応募勢です。
Ubieについては、当時流行っていたClubhouseでメンバーと話したことで存在を認知しました。その翌月に転職活動を始めたタイミングでアナリスト募集ツイートが流れてきたため、ノリと勢いでエントリーした次第です。

Ubieへの入社を決めた理由

公開されているカルチャーガイドnoteに目を通し、以下の3つの観点で魅力を感じたのが決め手となりました。

- 経験したいキャリアに合った環境
- 素の自分をありのままに出せそうなカルチャー
- 熱意を持って取り組める事業内容

初の転職活動で不安もありましたが、情報が大量に公開されているおかげで意思決定がしやすかったです。

1.経験したいキャリアにあった環境

全員事業経営者
- 各事業は、「患者 / 医療マッチング最適化」という1つのプロダクトのMVPである
- 独立単体で容易に上場可能なマーケットポテンシャルを持っている各事業を、Ubieに蓄積されたアセットでレバレッジをかけて同時多発的に開発する必要がある
- どうすればオセロの角が取れるのか、あなた自身が考えて検証し、実現しなければならない
(Ubie Discovery カルチャーガイドより)

事業開発路線でのキャリアを検討していた自分にとって、「全員事業経営者」のカルチャーが根付いている環境はデータアナリストから自然とスキルの掛け算が行いやすいものに見えました。
またUbieは全社優先度を考慮しつつも個人のwill/ canが尊重されるカルチャーであり、職種がカチッと固定されているわけではないところもデータアナリスト→事業開発というステップを踏みやすい環境だと感じました。

2.素の自分をありのままに出せそうなカルチャー

評価なし&会社成長連動報酬
- そもそもKPIで規定されない不確実性の中で正確な評価指標を定めることは困難で評価に汲々とすることは不毛
- 個人評価・等級をなくすことによって、個別最適やサイロ化を防ぎ、全社最適へのコミットを促進
- 金銭的報酬は全社の進捗と連動 (SOの付与・昇給)
(Ubie Discovery カルチャーガイドより)

様々な要素でカルチャーフィットを感じていましたが、特に「全社最適思考」と「役割で繋がるフラットな組織」の2点が魅力的に映りました。
自分は全体最適を考えて動くタイプであり、評価制度に起因する前職の個別最適文化に違和感を覚えていた & 生来的に相手の役職等を気にせず率直に物を言う性格のため居心地が良さそうだと感じたことが大きな理由です。
口先だけはなく、「評価制度ナシ」と「役職ナシ」という仕組みでカルチャーを明示している点はかなり説得力がありました。

【参考記事】

3.熱意を持って取り組める事業内容
ここまではキャリア観点の話が中心でしたが、なんだかんだ気持ちの部分も大事かなと思っています。「興味のある事業の方が成果が出しやすい」みたいな理由もなくはないですが、どちらかというとエモの観点でUbieの事業が自分に刺さりました。

というのも、実はちょうど12年前のこの時期に潰瘍性大腸炎によって2ヶ月ほど痛みや絶食と戦う入院生活を送っており、最終的に大腸を全摘出することでなんとか生きながらえた経験があります。
当時はこの原因について医師の診断ミスのせいだと考えていましたが、今は「医療の質は医師のみに依存するものではなく、医師と患者の双方向コミュニケーションが重要である」という視点が欠落していたのが一番の原因だと考えています。「医師は患者の発言や様子を元にして診察・診断という名の仮説検証を行っているのであり、なんでも良い感じに対応してくれる超人ではない」という認識が、当時の未熟な自分には不足していたのです。

このような経験から、医師や医薬品が解決できる領域の前段にアプローチする重要性はひしひしと感じており、Ubieの事業はまさにその課題を解決するもので大変魅力的に映りました。
「医師とのコミュニケーションに失敗した高校2年生の未熟な自分も、Ubieのプロダクトが普及した世界ではきっと健康に過ごせている」そんな未来を自分の手で作ってやるぞと決断し、現在に至ります。

入社してみて実際どうだったか

外部発信されている情報には誇張されているところが多少あるのかなと思っていましたが、現状驚くほど齟齬がありません。
特に社内政治が一切不要評価を気にせず率直に意見を戦わせられる環境は、控えめに言って最高です。余計な悩みから開放され、事業の成長に自然と意識が向いている状態の素晴らしさを日々感じています。
また、別メンバーの入社エントリでも触れられていますが、「よさそう」というワードが口癖になるぐらい自然と飛び交っている雰囲気も温かみがあって素敵だなと感じています。

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一方で、入社後のキャッチアップコストはなかなか高い印象です。社内の情報は基本的にすべて公開されている & オンボーディング機構が一定整っているため、情報を入手する機会には恵まれています。しかし同時多発的な各事業のスピードがとにかく早く、断片的な情報を上手くつなぎ合わせて最新の事業文脈を理解するハードルは相当高く見えています。
このあたりについては、今後ジョインするメンバー向けに新人目線を交えつつ整備していく所存です。

現在やっていること & 今後やっていきたいこと

現在は「データ利活用による意思決定の精度・速度最大化」をテーマにして、全社的なデータ基盤整備や医療機関カスタマーサクセス領域の分析を行っています。具体的には、ToB向けプロダクト開発チームが日々用いるダッシュボード整備や、チャーン防止を目的とした各医療機関ごとのプロダクト利用状況分析が主なトピックです。まだ深いところまでは到達できていないのですが、n=1の顧客に真摯に向き合う現在の分析業務には、数十万人規模のユーザー行動を分析していた前職とは異なる面白みを感じています。

長期的にはtoC向け事業の分析などにも手を広げつつ、転職活動の目的通りデータ分析を武器にした事業開発担当のような動き方をしていきたいです。会社と自分の双方に大きなメリットがある動きを続けられると最高ですね。

【参考記事】
業務内容については自分から話せることが現状少ないため、もう少し具体的な内容が知りたい方は弊社メンバーによる以下記事をご覧ください。

さいごに

今回は転職活動中の意思決定や、入社直後の感想を中心にお話させていただきました。この記事がどなたかの意思決定の一助となれば幸いです。

そしてUbie Discoveryはデータアナリストに限らずまだまだメンバー募集中です!少しでも興味を持った方は、TwitterのDM等でお気軽にご連絡ください。(「リファラルじゃない人も全然いるんだぜ!」ということは大事なことなので2回お伝えしておきます。)


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