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ボールは、ずっと見ているのですか?"質問"

テニス歴の長いお客様から
レッスン中にご質問を頂きました
(先日伺った代理レッスンでの出来事)

このお客様は、熱心な方でして
他にも3つ4つ疑問を尋ねてきました
(よほどテニスがお好きな方なんだな)

私の回答は
「ボール、相手をチラ見しながら視点を
 切り替えてみると良いかと思います」

相手がいる対人スポーツですから
些細な動きまで観察しながら
キャンバスに絵を描くみたいに🖼
一点集中よりも
周辺視野も確保しつつプレーなさると
よろしいのではないでしょうか

お客様は、「おぉ そうなんですか」
少し驚いていたような返事でした

場面ごとに解説してみます

#打球する際

ボールの軌跡やスピードを見極めるには
立ち位置が重要になります

遠くにいる打ってきた相手よりも
前衛のポジション取りや表情を
チラ見しながら予想を立てます

《予想を立てるとは》

ポーチに出てくるかもしれないので
比較的安全な軌道とスピン具合を
予めイメージしておいて

(下書きのように弧を描いておく)

相手の前衛の技量を押し測ります

#打球した後

基本的にボールの行方は追いません
全く見ない訳ではなく
最優先事項は、相手の出方を伺うことです

ボールへの向かい方
顔の向きor胸の向き
ラケットの始動のタイミング
2人のポジショニング等

ボールを凝視せずとも
相手を観察していれば、ボールの動きも
読み取ることは容易いです

初級者から初中級者の皆さんの中には
むずかしい注文かもしれませんね
(バスケやバレーや野球経験者でしたら
少しはご理解できるかと思います)
深視力や空間認知を使っております

初中級までは、足の動く量と範囲が
圧倒的に中級以上と異なります

"せわしなく動いてるようにも見えて
実は、タイミングを測るように
フットワークのバリエーションを
行っております"

観客の視線は、ボールに
選手は、一歩目が始まっています

「足がうごかないのよね」
ボールを打球する為だけと思う方が
意外と多いのです
打球前と打球後にどれだけ意味のある
足運びをなさるかどうかが
キーになります
「疲れるから…面倒くさい…」
あとは、ご自身で選んでください
何十年やっても初中級レベルのままか
目標の○級レベルを目指すのか

最終的に体力が必要なんです😉


心の体力(忍耐力)も育てていきましょう

無駄に体力を使うフルパワーショット
よりも
打球前、打球後の必要な動きが可能な
エネルギーを残しておく

余裕をのあるテニスにシフトチェンジ
なさるかどうかで、勝者と敗者に分かれてきます

先手のタイミングを測る


テニスコーチを長年やっていると
試合結果とプレースタイルの関係性が
よく見えてきます

エンジョイテニスの方も
競技テニスの方も
足は、大切ですよ♪
使ったら労わってあげて下さいね
アフターケアは回復を早める大切な時間

周辺視野の広いプレー

漫画スラムダンクから引用

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