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赤い糸は、カルマ昇華のための媚薬だった

天河りえ氏の本を読む

 今、天河りえ『地球大転換時代の生き方とNE運命解析学』(文芸社、2021)を読み進めています。
 
 この本では、今が、「夜の時代」から「昼の時代」への大転換期であり、これから地球・人類・社会・個人にどんな変化が及ぶのかを、宇宙人生理論に基づいて、述べています。
 
 小山内洋子氏は、同理論を天縄文理論と述べています。
 
 私はまだ小山内氏、天河氏の著書を読み始めたので、異同・差異を指摘できるほど、学んではおりません。
 
 ただ、私は自分のどの記事においても、自分が良いと感じたこと、必要とする人がいる情報と思ったものを紹介するようにしています。
 
 それが、学び途中でも紹介する理由です。
 
 とはいえ、学んでいる途中ですから、もっと読み進め、学び続けたら、考えは変わるかもしれません。
 
 ですから、この記事も、現時点で、私が理解したことと受け止め、検証は皆さん、それぞれでしていってください。

身近な縁の大半は、過去世における敵同士?!

 さて、大転換期のシフトはいろんな面で生じるのですが、今回は人間関係におけるシフトについて、「そうだったのか!!」と驚く共に、腑に落ちた箇所があったので、そこを紹介していきます。
 
 第1部新たな時代の宇宙法則「宇宙人生理論」 第1章 宇宙規模でのとてつもない大転換時代の幕開けの「人間関係にもシフトが起こる」より

・宇宙人生理論では、これまでの身近な縁というものは、夜の時代を輪廻転生している過去世において敵同士の関係が多かったと言っている

・これまでの夜の時代の地球の歴史は、争い、紛争、戦争がなくなったことが1秒たりともない。そんな地球で転生を繰り返している私達は、誰もが、家や土地やお金、大事なもの、ひいては命まで、奪った、奪われた、その恨みつらみを繰り返し抱いてきている。誰もがそういった魂の記録を持っている

・それが因縁因果のカルマ(魂の罪状)となっている。

 とても驚くと共に、「ああ、だから、親、兄弟、小中学校の同級生、最初の職場の先輩、疎遠になった友人たち、あの人この人と、あんなに過酷な関係になったのか」と腑に落ちました。

 この記事で書いた元友人のしたことも、かつて、過去世で私が、彼らに対して「困っている時に、さらに困らせることをした」ことを、鏡映しのように見せてくれたとも言えるのかもしれません。

 まあ、そうなのでしょう。

 そう思って、「自分のカルマをこの人を通じて刈り取らせていただいたのだ」と思い、ご夫婦の幸せを祈念しました。

 もう正直、お二人のしたことを手放したいと思っていたところだったのです。

 本の紹介を続けます。

カルマの浄化装置の仕組み

・宇宙法則として、それらのカルマの波動の浄化装置として、今世生まれる時には、どこかの過去世で一番、大事なものを奪ったカルマを抱えるもの同士を、一番身近な結婚相手や、嫁姑、時には親子、兄弟姉妹、会社の上司部下、友人、知人、ご近所住民などの、因縁因果の縁として出逢わせ、そこでカルマの浄化昇華を図るという仕組みになっていた。

 過酷な家族関係、人間関係の人の背景は、多分、こういうことだったのかもしれません。

カルマとは?

・カルマとは、無自覚の反応により起こる、自分も人も良くしない、感情、思考、行動、時に出来事として出現する。

・今世こそは、このカルマが浄化昇華されるために、まずは人間関係の中で、自分が作ってしまったカルマの自覚を促すために、いろんな感情・思考・行動という形でカルマが吹き出る

・その時に、感情的なものだけに巻かれ、相手のせいにしたり攻撃をしたりすると、また同じカルマの種を蒔いてしまい、更に刈り取る必要のあるカルマのボリュームが大きくなる。

カルマが吹き出た時の対処法

・カルマが吹き出た時は、自分のカルマをこの人を通じて今刈り取らせていただいているのだと、心のどこかで思える理性を宿し、今度こそは互いの因縁が昇華され、この相手がしあわせでありますようにと祈るようにすると、その因縁は終わっていく。

 これは、2次元レベルの即結論・即行動の人には無理です。

 瞑想をし、自分の感情に向き合って、自分の思考・感情を俯瞰できる訓練を積んでいなければ、できません。

 参考になる記事を貼っておきます。


赤い糸は、カルマ昇華のための媚薬

 さらに、ロマンティックに語られがちな「赤い糸」についても、こんなことが述べられています。

・これまでの結婚相手の8割は、過去世において、敵同士と言われる。特に、恋愛で好き…という感情は、敵同士だった時の感覚を一時消去させ、縁として結びつける接着剤のような働きをする。

・大恋愛というのは、昔は「赤い糸」で結ばれたとロマンティックな言われ方をするが、実は赤い糸というのは、敵同士だった魂のカルマを解除するために、今世「否応なしに引き合わせ、カルマを昇華させるための媚薬」で引き寄せられた関係でもあった

 正直、これを読んで、恐ろしいと感じました。

 恋愛の「好き」という感情は良いことのように語られ、私もそう考えておりますが、まさかそれが、過去世の因縁因果を解消させるために、かつて敵同士だった者をくっつける接着剤の働きをしていたとは。

 もちろん、全ての関係においてそういう働きだったわけではないでしょうが。

 もし大恋愛の末、結ばれたにもかかわらず、夫婦関係が最悪になったとしたら、それこそ、二人が出会った目的だったのかもしれません。

 後述しますが、因縁因果の縁が消滅すると、魂の方向性を同じくする者同士の縁というものに出会います。

 それも、過去世のカルマ・罪状を全て浄化昇華してからのことです。

地球は牢獄星であり、住人は囚人

 そもそも、罪状とは何ぞや、と思う人もいるでしょう。

 この本によれば、地球は監獄星・牢獄星であり、地球に生まれたということは、大なり小なり罪状があるから生まれたのです。

 その罪状とは、具体的には、「進化を阻み、自分も人も良くしない感情、思考、傾向、時に出来事のこと」と説明されています。

・1000以上あると言われている様々な観念…比較観念、優越感念、善悪観念、強迫観念、エゴ、プライド、自己否定、自己憐憫、被害者意識、憎悪、葛藤、執着、怠慢、恨み、つらみ、妬み、限りない欲望、盲信、無明の愚かさ、驕り、貪り、嘘、騙し、自己顕示欲、猜疑心、非難、攻撃、奴隷状態etc.

これを見れば、地球上に罪状がない人などいません。心に手を当てれば、誰でも何かしら出てくると思います

天河りえ『地球大転換時代の生き方とNE運命解析学』文芸社、2021

という著者の言葉に、誰もが首肯するでしょう(サイコパスだけ、その現実を直視できないかもしれませんが)。

 「俺は枠珍を打たなかったが、あいつらは打った。バカだ」と思ったことはありませんか?

 「俯瞰して見れば、情報の真偽はわかるのに、見える情報にとらわれている人はまだまだです」と思ったことはありませんか?

 「あの人がこうしてくれなかった、ああしてくれなかった」という被害者意識に陥らなかった人は?

 自分の望みを実現するために、嘘を吐いたことは?

 消費者が望んでいないものまで買わせようという手管に、広告・情報商材は満ち満ちています。

 自己否定は、まだまだ多くの人がしがちです。

 正直、私自身、全ての罪状から無縁になったとは、とても言えません。

 皆さんも同様でしょう。

 そういう意味では、我々はみんな同じなのです。

 知識がどれだけあろうが、肩書があろうがなかろうが、地位が高かろうが低かろうが、正確な情報をどれだけ知っていようが、この牢獄星における奴隷・囚人として、この大転換期に生まれた点においては、同じなのです。

 そう考えてくると、TV・新聞・ネットのガセネタは元より、真実のニュースを追いかけるのが相当アホらしく思えてきます。

 もはや2020年米国大統領選挙の不正について追っかけている時ではないと思います。

 外に目を向けさせるという点では、内容の真偽はどうあれ、ニュースについて語っている人たちは、支配者が利することしかしていない。

 つまり、我々を奴隷・囚人に留まらせることしかしていないのです。

 それも彼らの役割なのかもしれませんが。

 多分、元々は支配者が争いばかりの世界を作ったので、彼らの奴隷になったというのが先だと思いますが、そこに、自分たちでしたことの罪状が重なっているということです。

 地球は、アカシックレコードでは「ソロス」、「悲しみの星」と記録されているのですが、まさしくそうだなと思いました。

どこかで相手に与えた痛みと同じ痛みを経験して今、その因果を浄化昇華させてもらっているのか…と理性で少しでも思うことができると、感情は、すぐに消えなくともまた、蒔いた種を刈り取ることなく、更にカルマの種を巻き散らかすことにはならず、これで因縁因果は終了します。

天河、同書

因縁因果の縁が消去されると?

因縁因果の縁が昇華されると、その後に、敵同士の縁ではなく、魂の方向性を同じくしている魂同士の縁というものに出逢っていきます。その縁で、新たな昼の時代は、楽しく自由に生きていくということになるのです。

天河、同書

 とはいえ、「ワクワクすればいい」とか「何もしなくていい」では、決してこの境地には行けないことは、明言されています。

 結社やナンチャラ連合の誰彼のtweetを追っかけているだけでも行けません。

何もしなくていいという人は、何も出来ないと自白してるようなものなのです。

断言出来るのは、行動しなければ何も変わらないということだけです。

これが現実なんです。

現実は、とてもシンプルなのだから。

蒔いた種が実るだけ。

やった事が返って来るだけ。

自因自果の法則通りですね。

あなたに分かるのは、あなたが学んできたことだけのはずです。

あなたに出来るのも、あなたがして来たことだけのはずです。

体験したことしか身に付かないからです。

これはスピ屋だろうと教祖だろうと、その他誰であろうとも同じことなんです。

『ワクワク』や『ご機嫌さん』や『身魂磨き』では、何も実らないし、何も返って来ないし、何も身に付きません。

もう誰の信者にもならずに、自分軸で生きることです。

スピ屋が語る内容の正体

 天河氏の本は、昨年2021年に出ました。

 昨年は、まだ、地球の隠された歴史について学んでいる途中でしたし、地球が監獄星だということ、我々が奴隷ということも知り始めたばかりでした。

 だから、今読むと、却って理解が進むと感じています。

 多分、今がタイミングだったのでしょう。

 この記事が、必要とする人に届きますように。

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