見出し画像

MBA振り返り<5>レポートについて


三行まとめ

・グロービスではWord10-20ページくらいのレポートを出す
・レポートを書く事により、論理的思考能力や伝え方が鍛えられた
・他人のレポートに対して、フィードバックする事は勉強になった

グロービスのレポート

グロービスの授業では、4回目の授業にレポートの提出が求められる。このレポートでは、1回目~3回目での学びを活かし、レポートを書く必要がある。レポートのテーマは様々だが、基本的にはケーススタディを読み込んだ上で、経営戦略を分析し、自分なりの仮説をぶつけていくような形式である。

レポートでコミュニケーション能力が上がった

グロービスでは、基本的にはWordで10枚~20枚くらいの分量のレポートを求められる。私は大学時代はレポートを書くことが有ったが、社会人以降はスライド作成の機会が多かった為、「言葉を紡ぐ」ことになれていなかった。

また、私が社会人時代に作成するスライドは、「プレゼンが前提」のスライドが多かった為、多少問題が有っても、口頭で補足する事ができた。しかしながら、レポートはそうは行かない。講師に送付した後に、曖昧な点を私が口頭で補足するような動きは出来ず、「行って来い!」的な一方通行のコミュニケーションである。その為、今になって思えば、レポートを書くという行為は、ロジカルシンキングや人を説得する訓練になっていたと思う。なぜなら、レポートを書く事により、自分なりのロジックを考え、読み手をいかに説得するか、考える訓練となったからだ。これはMBAに通って良かったポイントの一つだ。

人のレポートを講評する事で、コミュニケーション能力が上がった

レポートは一定期間後に点数をつけて返されるが、個々にフィードバックする事はされない。全体の講評という形で、採点ポイントなどが明示されるだけである。もちろん、その講評は非常に価値があるものだが、自分の文章の読みやすさや可否については不明瞭な部分も有る為、私はレポートが返される度に、クラスメイトとレポートの相互フィードバックを行った。

これは、お互いがレポートを読み、その良かった点や悪かった点をフィードバックするという事である。これは非常に良かった。まず、自分のレポートについては、自分で読んでも気が付かない点に気がつく事が出来た。また、他人のレポートを読み、良かった点や悪かった点をフィードバックする事も非常に勉強になった。

なぜなら、良かった点悪かった点を言語化する訓練になったからだ。「なんとなく良かったです!」でも良いのだが、「10行目のXXという表現が分かりにくかった」「Xページ目のロジックが不明瞭だった」などの具体的な話をしなければ、相手に伝わらない。これらの作業は、ロジカルシンキングや、コミュニケーションの訓練として非常に役に立ったと思う。

書く事を止めない!

グロービスの生活は終わってしまったが、有り難い事にnoteという新たな場を手に入れた。noteも基本的には一方通行のコミュニケーションの為、「どうやったら相手に伝わるか?」「どういうロジックならば相手は納得するか?」という事を考える訓練となりうる。今後も、noteで書き続けたいと思う。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?